◆ 木を切らない=地球環境保護?
対策案として、二酸化炭素の発生量規制はもちろん、もう一つの柱が森林保護です。
その森林保護に関して、たくさんの意見がありますが、「人口造林」については
原生林や熱帯雨林保護の問題とは区別して考えるべきだという事を前提にし、
木材を使うことにも重要性があるという意見もあります。
「樹木は大気中からCO2を吸収し、太陽エネルギーの力で樹幹内に主成分のセルロース、
リグニンの炭素化合物として固定したものである。したがって、伐採された後も
固定化されたままで、木造住宅や家具のような形で都市に移動してストックされている。
木材や木質材料は樹木の様に肥大生成することはないが、保管している状態、すなわち
炭素ストック状態にある。一方、伐採された地に '伐ったら植える' という森林管理の
基本、つまり正しい林業が行われていれば、新たな樹木としてCO2の固定が再開される
ことになる。
木材や木質材料は最終的に焼却または腐朽などでCO2として戻ることになるが、
伐採から焼却までの時間が長ければ(耐用年数が長い、あるいは解体材料を
保存された状態で再資源として利用する)、森林の樹木に成長する時間を与えることに
なり、木材を焼却する量が成長量を上回らないならば、大気中のCO2は木材の利用に
よって減少の方向に向かうことになる。」
簡単に言えば自分の国で伐れた木を、無駄なく上手に利用し、出来あがった家や
家具などは大切に少しでも長く使う、そして木を頂戴した山には、また木を植え
育てるという事ではないでしょうか。
話は簡単ですが現実は大変です。国内林業の衰退、外国産材と国産材との価格差
など、問題はたくさんあります。
◆ 自分自身の問題としてとらえる
山村だけに解決を求めるべき問題ではなく都市生活者の私達自身の問題として
とらえなければなりません。
私達の住む日本の国土の70%強が森林なのです。木材だけでなく、たくさんの森林
の恵みを受けてきました。
その恵みを次世代の人々も受けられるよう、私達一人一人が真剣に考え、
実行に移さなければ地球の砂漠化・温暖化を食いとめることは出来ないのでは
ないでしょうか。