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最終更新日:2018/01/26

耐震補強を行えば、倒壊を防止することができるのでしょうか。木造の家です。(中央区・T様)

中央区にある木造住宅に住んでいます。
2011年3月の東日本大震災以来、我が家がいつまで持つのかと心配です。
耐震補強を行えば、必ず倒壊を防止することができるのでしょうか。

A.まずは耐震診断を行いましょう。
ご相談ありがとうございます。
地震が多い昨今ですし、今後は東京でも直下型の地震が起こる可能性がある、と言われておりますので、ご心配なお気持ち、お察しいたします。

どのくらいの大きさの地震がいつ、どこで起こるかは分かりませんので、 建物が必ず持つか?というのは、お返事のできない問題になってしまいます。

ただ、地震によって「命の危険が伴うほどの家の倒壊」を防止したいのでしたら やはり、正しい診断による耐震補強を必ず行ってください。

現在の建築基準法では、

●震度5の地震に家が耐えられる程度
●震度7の地震では、家の状態はそのまま住めなかったとしても、倒壊して命を落とすことは無い程度


という基準で、耐震設計が行われています。
その基準を目指して、耐震補強も行われています。

2011年3月の震災では、東京の場合は震源地が遠かったので、震度自体は5強であっても、家屋の倒壊はほとんど見られませんでしたが、直下型になると、同じ震度であっても建物に与えるダメージは大きくなることが予想されます。

1995年に発生した阪神淡路大震災は、直下型の地震であり、家屋の倒壊が多く見られました。
また、地震に伴い、火災、津波といった二次災害が起きる可能性もあります。

耐震補強では、もし住宅が破損してしまうことがあったとしても、倒壊したことで下敷きになってしまう、逃げ遅れてしまう、というような、恐ろしい事態を避けることができるようにしておくことが大切なのです。

なお、耐震補強をなさる際には、かならず耐震診断が必要となります。

お住まいが倒壊してしまうのでは...という心配がおありの場合は、まず工事よりも先に、できれば専門家に診断をご依頼され、表からだけではなく、中の構造部分もチェックなさることをお勧めいたします。
(家の一部を壊してしまうことになってしまいますが)

私は建物の診断は、人間で言うとお医者さんに似ていると考えています。
特に耐震や構造の診断は、身体で言えば、命に関わる大きな病気の心配がある状態と言えるでしょう。

まず、お医者さんに、問診で身体の心配なところを伝えますが、 それだけで病気の進行状況や治療方針の判断を下すお医者さんはいないと思います。

患者さんから話を聞いたうえで、レントゲンなどの検査を行い、 どこがどんな風に悪いのかを調べた上で、投薬や手術など治療の方針を決めていきます。
建物も同じです。倒壊を防止するためにきちんと計画を立てようとすれば、 やはり家の状態をまず調べて、それから耐震の補強を考える必要があります。
ある程度の時間や、費用も掛かります。

出た結果によって、どこまで工事をされるかは、お客様のご判断となりますが、 やはりまずは、診断を行うことをおすすめしたいと思います。

耐震補強の事例はこちら


カテゴリー:耐震診断・耐震補強

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