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最終更新日:2017/11/27

耐震には瓦屋根はよくないのですか?(文京区・I様)

文京区にある築50年ほどの家に住んでいます。昔ながらの瓦屋根の日本家屋です。

そろそろリフォームをと考えているのですが、屋根を葺き替えすると、耐震には良いという話を聞きました。
昔からの自宅の印象が気に入っているので、できれば瓦屋根のままがいいなあと思っています。 耐震には瓦屋根はよくないのでしょうか?

(文京区・I様)

A. 瓦は、丈夫、長持ちという点では、屋根材としてとても優れた素材です。
いいえ、瓦の屋根が必ずしもいけないという訳ではありません。

丈夫、長持ちという点では、屋根材としてとても優れた素材です。
優れた素材だからこそ、長い間、建物に使われ続けてきた訳です。

そして、雨風をしのぐだけではなく、夏、暑い日ざしや、屋根に降り積もった雪の冷たさを遮断して室内に伝えないという優れた遮熱性をもっているのです。

実際に、何百年も前に建築された、国宝や重文のような建物で、当然、屋根は瓦でも未だ健在、というような建物も日本には多く存在します。
もちろんメンテナンスは、ちゃんとしなくてはダメですよ。

しかし、瓦は他の素材に比べて重量がありますので、支える骨組み(構造体)である梁や柱は、それなりの材を使う必要があります。

施工をするにあたっての手間もかかり、簡易化が進む現代の住宅ではどうも敬遠されてきてしまっているようです。

それから、瓦が葺ける屋根の形がある程度限られてしまうことも今の建築に使われ難い点かもしれません。

比較的、予算をかけずに、簡易に耐震化を図るという面では屋根の軽量化が推進されているという訳です。

工事も外の工事となって室内には影響がないので、住まいながらの工事を行うのに問題が無いため、耐震性を高めるのには言い方は悪いですが、手っ取り早い、ということになります。

また、昔は、平屋の住宅や、上があっても2階建てまで、というお宅が圧倒的に多かったのですが、近年、特に都内では3階建てのお住まいが大変増えてきております。
そうなると、余計に、建物のてっぺんが重くなってしまう瓦は敬遠されているという実情もあります。

3階建ての戸建ての住宅はどうしても縦に細長い形状になりがちなので、上が重いと、揺れやすくなってしまうのですね。

しかし、上記のように瓦も、悪い素材どころか、優秀な素材であることには変わりありません。

質の良い瓦をしっかりとした施工で葺くことで、瓦は長年にわたり家を守ってくれる素晴しい素材なんですよ。

都心ではあまり目にしなくなった瓦屋根ですが、地方に行って瓦葺の家々を目にすると、美しいなと感じます。

カテゴリー:外部・屋根・外壁

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