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最終更新日:2021/10/08(2012/09/02公開)

一生に一度は見ておきたい屋久杉

一生に一度は見ておきたい屋久杉

みなさん、屋久杉を実際にご覧になったことはありますか?
屋久島に自生する樹齢1000年以上の屋久杉。
この歴史的な大木を、一生に一度は見ておきたいものです。

とっても長生きな屋久杉

屋久杉は、屋久島に自生する杉です。 杉は日本の固有種で、本州北端の青森県から屋久島までに自生し、北海道にも植林されているそうです。

日本中に生えている杉の中で、屋久杉だけが特別と言われるのは、樹齢がとても長いからです。 一般的に杉の寿命は数百年ですが、屋久杉は樹齢が2000年を超えるものが少なくありません。 とっても長生きなのです。

●なぜ長生きなの?

屋久杉が長生きな理由の一つは、屋久島に大量に降る雨です。 年間降水量は、屋久島の平地で約4500mm、屋久杉が生えている山地では約7500mmにもなります。 東京の年間降水量が約1500mmですから、3倍~5倍もの雨が降るんですね。

※年間降水量のデータは、屋久杉自然館より。

また、屋久杉はマグマが冷えて固まった花崗岩に生えています。 花崗岩は栄養分が少ないため、屋久杉はゆっくりとしか成長できず、木目が詰まって堅くなります。 すると、防腐効果のある樹脂分が通常の杉の6倍ほどに増え、何千年もの間生き続けることができるのです。

屋久杉界の有名木

屋久杉の中でも、特に樹齢が長く大きな木には名前がつけられています。 一番よく知られている2つの有名木をご紹介します。

●縄文杉

縄文杉は周囲が16m、高さが30mという巨木で、1966年に発見されました。 樹齢は2000年から7000年まで様々な説がありますが、屋久杉の中で最も樹齢が長いものの一つです。

以前は縄文杉の近くまで立ち入ることができましたが、現在は展望デッキから眺めるようになっています。 縄文杉までは、往復10時間ほどの登山が必要だそうです。

●ウィルソン株

ウィルソン株は、生きている屋久杉ではなく切り株です。 樹齢は推定2000~3000年。周囲が13.8mで、内部は広い空洞になっています。

300年ほど前、大坂城築城のために切られたと言われていますが、枝の多い先端部分は放置され、今でも残っています。 ウィルソン株が伐採されたことで、周囲に陽が届き、若い木々が育っているそうです。

屋久杉伐採の歴史

屋久杉は古来から伐採利用されてきたと思われますが、残っている一番古い記録は1560年頃のこと。 鹿児島神宮の改築に使われたそうです。

屋久杉は、江戸時代には造船や建築の材料として使われ、多くは屋根材に加工されていたと言います。

明治に入ると屋久島の90%が国有地とされたため、島民は屋久杉を自由に伐採することができなくなり、経済的に困窮したことから、屋久島を保護地区と伐採地区に分離することが決まりました。

太平洋戦争後には屋久杉の大規模な伐採も行われていましたが、1970年頃になると自然保護の観点から屋久杉の伐採は下火となり、2001年に天然屋久杉の伐採は終了となりました。

●現代の屋久杉利用

天然の屋久杉伐採は終了しましたが、現代でも屋久杉は利用されています。

前述のように、屋久杉は江戸時代に多く屋根材として加工されていましたが、加工しにくい残りの部分は、林の中に放置されていました。 屋久杉は大変堅く、腐りにくいため、何百年もそのまま残っているのだそうです。これを「土埋木(どまいぼく)」と呼びます。

現代では、この土埋木や切り株、倒木を資材として、屋久杉の工芸品などが作られています。

●屋久杉の工芸品

屋久杉で作られた工芸品は、屋久島のお土産として人気があります。オンラインショップでも購入できますよ。

中でも大きな屋久杉の一枚板を使ったテーブルや衝立は魅力的ですが、お値段の方もなかなかのもの。 お箸やコースター、お盆などのキッチン雑貨は手の届きやすい価格で、屋久杉の良さを毎日のように感じられます。

エコリフォームのキッチンにも屋久杉のコースターがあり、来客時に使っています。 ぬくもりのある色合いで、スタッフもお気に入りの逸品です。

屋久杉は屋久島の特殊な条件の下で長生きしている特別な杉なんですね。

本当に一生に一度は、実際に屋久島へ出かけて、屋久杉を見てみたいものです。 まずは体力をつけなくてはいけませんね!

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