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最終更新日:2019/09/03(2019/09/03公開)

たてもの園でタイムスリップ

世界の中でも最先端の都市といわれる東京ですが、実は昔懐かしい建物や展示物などに触れられるスポットが意外とあることをご存じでしょうか。
今回は江戸時代から昭和30年代くらいまでの建物などをじっくり見られて、タイムスリップ気分も味わえる「たてもの園」をご紹介します。

スタジオジブリファン必見!江戸時代から昭和初期までの建物が一堂に
江戸東京たてもの園東京都小金井市

公式サイト

東京都内にあった文化的価値の高い歴史的建造物を移築し、復元・保存・展示している江戸東京たてもの園。スタジオジブリが『千と千尋の神隠し』の制作にあたり、「大いに参考にした場所」として公式に発表していることでも知られています。

園内には江戸時代から昭和初期までの30棟の復元建造物が建ち並び、歩いているだけでタイムスリップ気分を楽しめます。

センターゾーン、東ゾーン、西ゾーンそれぞれのオススメスポットをご紹介します。

センターゾーンビジターセンターと歴史的建造物が6棟

●高橋是清邸

明治から昭和のはじめにかけて日本の政治を担っていた高橋是清の住まいの主要部分。1936年の2・26事件の現場になったことで有名な邸宅です。書斎や寝室として使用されていた2階部分も中に入って見学できます。

●伊達家の門

旧宇和島藩伊達家が大正時代、江戸に建てた屋敷の表門。けやき造りで、門柱の上に架けられた冠木(かぶき)には、宇和島藩伊達家の木彫りの家紋が施されています。

東ゾーン下町の風情を楽しめるお店の建物が14棟

●武居三省堂

明治初期創業の文具店。店内は当時の様子が再現され、筆や墨などが壁面や天井までびっしりと並んでいます。正面から向かって左側の壁面には桐の引き出しがズラリ。『千と千尋の神隠し』に出てくる釜爺が働いていたボイラー室にそっくり!ときっと驚くはずです。

●子宝湯

東京の銭湯を代表する建物。昔懐かしい富士山の壁画も見られます。神社仏閣を思わせる大型の唐破風(からふ)や玄関上の七福神の彫刻、脱衣所上の折上格天など、贅を尽くした造りが特徴。お湯の入っていない空の湯船に入って、入浴気分を味わうことができます。

西ゾーン様々な建築様式の住宅と茅葺きの民家が10棟

●前川國男邸

品川区上大崎にあった建築家・前川國男の自邸。第二次大戦中、建築資材の入手が難しい時期に竣工したそうです。吹き抜けの大きな居間があり、シンプルで暮らしやすそうな間取りになっています。

●デ・ラランデ邸

もとは平屋建ての洋館でしたが、1910年ごろドイツ人建築家ゲオルグ・デ・ラランデによって3階建てに増築されました。カフェスペース「武蔵野茶房」があり、邸内やテラスで、ハヤシライスやカレーライス、コーヒー、紅茶などをいただけます。

すべての建物が文化指定を受けている、古民家の博物館
日本民家園神奈川県川崎市

公式サイト

古民家を永く将来に残すことを目的に開園された古民家の野外博物館。東日本の代表的な民家をはじめ、水車小屋、船頭小屋、高倉、歌舞伎舞台など、そのすべてが国・県・市の文化財指定を受けています。

全部で25の建物がある中から、ぜひ見ておきたい10棟の住宅を選びました。各住宅の見どころポイントをご紹介します。

●原家住宅

明治時代に建てられた豪壮な民家。部屋によって壁土の色、天井の高さが異なり、間仕切りの板戸はケヤキの一枚板です。

●鈴木家住宅

江戸時代の終わりに福島にあった馬宿。土間には14頭の馬をつなぐことができたそうです。入り口は開き戸、正面は収納できる揚戸になっています。

●井岡家住宅

奈良の商家だった建物。囲炉裏がなく、かまどで生活していました。「突き止め」という古い手法が用いられている敷鴨居(しきがもい)の溝にも注目です。

●三澤家住宅

長野の薬屋、のち旅籠という建物。横木と石だけで押さえてある栗の板の屋根に、当時の看板がそのまま展示してあるのも見どころです。

●佐々木家住宅

長野の名主の大きな家。入り口にある便所は男性の小用で、土足のまま使えます。風呂場は来客の行水用で、浴槽はありませんでした。

●江向家住宅

富山県の五箇山地方の合掌造りの家。白川郷で知られる合掌造りは地方によって特徴があります。囲炉裏の上の火棚は、濡れたものの乾燥にも使われました。

●山田家住宅

こちらも五箇山地方の合掌造りの家ですが、外観などに白川郷の影響が見られるそうです。蓮如上人が泊まったという言い伝えもある古い建物です。

●野原家住宅

こちらも五箇山地方の家。他の2つの合掌造りと比べて見るのも面白いですね。室内に置かれた渡し籠は、人力のロープウエイとして使われたそうです。

●山下家住宅

川崎駅前で料亭として使われていた白川郷の合掌造りを再移築しました。階段は料亭時代に改造されたもの。2階では屋根裏の構造が間近に見られます。

●作田家住宅

千葉県九十九里にあった網元の家。松の曲材を巧みに組み合わせた屋根の梁や、2つある屋根の間に、大きな丸太を2つに割って造られた雨樋が見ものです。

江戸っ子たちの生き生きとした暮らしぶりを体感できる
深川江戸資料館東京都江東区

公式サイト

江戸時代の町並みや庶民の暮らしぶりを実物大で再現。1日の移り変わりが音響・照明などで情景演出されるほか、お店や長屋に実際に入って生活用具などに触れられる体験型の展示室もあります。

館内のボランティアガイドが当時の建物や暮らしぶりなどについて詳しく説明してくれるので、時代劇などをあまり見ない人でも江戸時代に楽しくタイムスリップできます。落語や新内流しなどのイベントも楽しめますよ。

大正から昭和にかけての下町の風情に癒やされる
下町風俗資料館台東区上野公園

公式サイト

古き良き時代の下町をテーマにした資料館。館内は大正時代の町並みが再現された1階と、下町の暮らしを体感できる展示がある2階に分かれています。

1階には日本初の公衆電話や駄菓子屋、井戸、稲荷などがあり、2階にはレトロな玩具コーナー、昭和30年代のカフェを再現したコーナー、日本最古の遊園地「はなやしき」で昔使っていた看板などが展示されています。中でも人気なのは、銭湯の番台。実際に上がることができるんです。

昔の人々の暮らしぶりが伝わってくる建物や展示物に触れると、なぜかしみじみと懐かしくなってきます。テーマパークのような派手さはありませんが、ご年配の方からお子さんまで、一緒に楽しめるのがたてもの園です。ちょっとタイムスリップ気分で出かけてみませんか。

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