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最終更新日:2019/10/29(2019/10/29公開)

進化する冷凍食品と冷凍技術

「献立が思いつかない!」「疲れてごはんを作る気がしない...」というときの救世主といえば、冷凍食品です。ひと昔前までは、手抜き感やイマイチおいしくないイメージがありましたが、もうそんな時代ではありません!
今回は進化する冷凍食品と冷凍技術、今人気のおしゃれな冷凍食品などをご紹介します。

始まりは大正時代!日本の冷凍技術の歴史

冷凍食品の歴史は意外と古く、大正2年に葛原商会(現在のニチレイ)が、魚の冷凍のため巨大な冷蔵庫を北海道に作ったのが始まり。その後、昭和6年に梅田の阪急百貨店で日本初の市販冷凍食品「イチゴシャーベー(冷凍いちご)」が販売されました。
昭和39年、東京オリンピックの選手村の食堂でさまざまな冷凍食品が利用され、これをきっかけに冷凍食品が急速に拡大したといわれています。

進化が止まらない!最新の冷凍技術 プロトン凍結

今までの冷凍は温度の低下のみによって食材を凍らせていましたが、「磁力」「電磁波」「冷風」の3つの力で凍らせるのが、注目の新技術「プロトン凍結」です。
従来の方法では、凍らせる際に氷が膨らんで細胞が破壊され、解凍するときに旨みが流れ出してしまいます。一方、プロトン凍結は氷が膨らまないため細胞が壊されず、解凍しても旨みが流れ出ないのです。この新技術によって、肉や魚などの生鮮食材だけでなく寿司やフレンチのフルコースなども冷凍できるようになりました。

気分がアガる!おしゃれな冷凍食品

「今日はいつもと違う、おしゃれでおいしいものが食べたい」というとき、カフェやレストランに行くのではなく、冷凍食品を買うという選択肢も。特に人気なのが、フランスの冷凍食品が手に入る代官山の「ピカール」。白を基調とした明るい店内にはお酒のおつまみやクロワッサン、タルト、キッシュ、グラタン、スイーツなど多種多様な冷凍食品が並んでいます。電子レンジ完備のイートインコーナーもあるので、その場でチンして味わえます。遠方の方はネットショップでも購入できます。

国内ブランドで人気なのは無印良品。世界の煮込み、日本の飲茶など、スーパーの冷凍食品コーナーではあまり見かけないもの、魚のお惣菜や素材を生かしたお惣菜など、晩ごはんの一品になりそうなものなど、メニューはいろいろ。人気のベスト3は、もち麦おにぎり、キムパ(韓国風のりまき)、サムゲタン(韓国風鶏のスープ煮込み)だそうです。

改めてチェック!冷凍方法の基本

食品が安い時にまとめ買いして冷凍保存することは多くの人が行っていると思いますが、正しく冷凍できているかと聞かれると、ちょっと自信がないかも...。ついつい自己流でやってしまいがちな食品冷凍の基本をちょっとおさらいしてみませんか。

● パン・ごはん

ごはんは温かいうちに湯気ごとラップに包んで平たくし、粗熱をとってから冷凍します。食パンは、1枚ずつラップに包んでから保存袋に入れましょう。

● お肉

トレーのままではなく、使いやすい量に小分けしてからラップに包みます。ひき肉は保存袋に入れて平らにし、菜箸などで折り目をつけておくと、欲しい分だけパキッと割って使えます。

● お魚

シャケは塩焼きにしてから冷凍しておくと、お弁当や夜食のお茶漬けなどに便利です。さんまは内臓と頭をとってぶつ切りにして平らに並べて冷凍。欲しい量だけ取り出して気軽に料理ができます。
切り身を醤油漬けや味噌漬けなどにしておくと、解凍して焼くだけで一品完成します。

● 卵、乳製品

卵は溶き卵にして容器に入れて冷凍。冷蔵庫で解凍してかき玉汁や卵焼きに使えます。炒り卵や薄焼き卵にして冷凍するのもオススメです。
チーズやバターは小分けしてから冷凍すると使いやすくなります。生クリームは泡立ててから冷凍すると、コーヒーに浮かべたりして楽しめます。

● 果物

  • いちご・・・ヘタをとって水気を拭いてから砂糖をまぶして保存袋に。そのまま食べたり、牛乳をかけてつぶしながら食べると美味。
  • キウイ・・・皮をむいて食べやすくカットし、重ならないようにバットに並べて冷凍。スムージーやフルーツポンチに。
  • バナナ・・・皮をむいてレモン汁をかけ、1本ずつラップして冷凍。凍ったままミキサーにかけてバナナシェイクにしたり、あらかじめ割り箸をさしておけばアイスキャンディーとしても楽しめます。
  • ぶどう・・・枝から外して皮がついたまま保存袋に入れて冷凍。凍ったまま食べられます。
  • りんご・・・すりおろしてレモン汁を混ぜ保存袋に入れ、薄く平らにして冷凍。凍ったまま、カレーの隠し味などに使えます。
  • レモン・・・果汁を絞って製氷皿に入れて冷凍。ドレッシングなどに活用できます。

● 野菜

  • かぼちゃ、じゃがいも、さつまいも・・・レンジでチンしてからマッシュし、保存袋に入れて冷凍。スープやコロッケなどがすぐに作れます。
  • 大根・・・すりおろしてから保存袋に入れたり、製氷皿に入れたりして冷凍。そばやうどん、焼き魚など、大根おろしが少しほしいときに便利です。
  • たまねぎ・・・みじん切りやくし形切りなど、使いやすく切って冷凍。冷凍たまねぎを使うと飴色たまねぎが短時間でできるという利点もあります。

● 手作り料理

  • カレー・・・冷凍するとにんじんやじゃがいもの食感が悪くなるので、つぶしてから保存袋に入れて冷凍。ごはんにかけてチーズをのせて焼けばカレードリアができます。
  • 餃子・・・加熱前の状態で片栗粉をまぶし、くっつかないようにバットに並べて冷凍。凍ったまま調理できます。

どの食材も賞味期限が迫ってからではなく、
「新鮮なうちに」「小分けして」「ラップや保存袋で乾燥を防止して」冷凍しましょう。

意外!おいしい!冷凍おすすめ食材

こんな食材も冷凍できるって知ってました?ぜひ一度試してみてくださいね。

● 冷凍卵

卵を殻のままプラスチック容器や保存袋に入れて冷凍するだけ。自然解凍(1時間くらい)すると白身はサラリ、黄身はもっちりクリーミーに。卵かけごはんにするとおいしいと人気です。
※生食するので必ず新鮮な卵を使ってください。
※卵が破裂しないように、容器や保存袋に入れて冷凍してください。

● 冷凍カステラ

カステラを食べやすく切って冷凍するだけ。凍っても固くならず、モチモチ度と甘さが増した新食感が楽しめます。

日本初の冷凍食品が販売されて約90年、今や毎日の食卓に欠かせない存在になりました。これからも、さらにおいしく便利に進化しそうな冷凍食品から目が離せないですね。

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