素人web担当がサーバを移転した話

エコリフォームのwebスタッフ柴田です。
今日はwebスタッフらしい話をしたいと思います。実は、ホームページのサーバを移転したんです!

いやー、もう本当に苦難の道程でした。いや、サーバの移転自体は楽だったんですけど、これまで15年ほどにわたって積み上げてきたホームページの中身が秘伝のタレのようになっていましてね…。この情報が、同じような古いサイトを移転する羽目になったみなさんのお役に立てれば幸いです。

サーバ移転を決意する

私がホームページを担当するようになってから、コンテンツの整理を進めてきましたが、それでもドメインが7つ、レンタルサーバが6つ、稼働しているサイトが5つある状態でした。

メインサイトはサブドメインが3つ、主要コンテンツはMovabletypeで作られた静的ページ、一部はWordpressのブログになっていました。

私はホームページの制作こそ長く続けているものの、サーバ管理の経験はほとんどない素人のweb担当なので、「サーバ移転したいなー」と思っていろいろ調べては、「どう考えても面倒そうだなー」と途方に暮れていたのです。

昔はサーバーってこういうタンクみたいなイメージでしたよねー??

そんな面倒くさがりの私が、なぜサーバ移転を決意したのか? それは、メインサイトの表示不具合があったからです。突然メインサイトに文字化けが発生して見られない状態になり、外部の方の手を借りて、なんとか無事に復旧できました。

原因はhtaccessの記述ミスだったので自業自得ではあるんですが、レンタルサーバS社の対応があまりにも冷たかったので、「よし、きれいな身体(コンテンツ)で、新しい環境に旅立とう!」と決意したのです。

移転先はエックスサーバー

移転先として選んだのはエックスサーバーです。エックスサーバー、今すごい人気ですよねー。1月の時点で、4割近いシェアを誇っているそうです。

画像:マニュオン「レンタルサーバー等の人気シェアランキング」より

ちょうど「0円でサーバー移転代行キャンペーン」をやっていたので、自分でやってみてうまくいかなかったらお願いしようと思っていました。保険ですね。

だったら最初からまるっとサーバー移転代行してもらえばいいじゃん?と思うかもしれませんが、今回のサーバ移転と合わせて、Movabletypeを捨てるという第2の目的があったんです。

Movabletypeを捨てる

もともとメインサイトはMovabletypeで作られていました。MTは、ページが静的コンテンツとして生成されるところが素晴らしいのですが、今回、捨てる決意をしました。

その理由は以下の通り。

  • バージョンが古くてサポートが切れている
  • 現行バージョンを導入するには費用がけっこうかかる
  • コンテンツがカスタマイズされすぎていて移行に手間がかかる
  • 現在のスタッフはMTなしでページ作成が可能

つまり、MTの良さを全然活かしきれていない状態だったので、この際、思い切ってオサラバすることにしたのです。

いざ、サーバ移転!

2月初旬、早速エックスサーバーのアカウントを作成して、レンタルサーバも申し込んじゃいました。

エックスサーバーには、非常にわかりやすいサーバー移転マニュアルがあって、いたく感動しました!エックスサーバーに対する信頼度が爆上がりです。

エックスサーバー「サーバー移転手順」より

移転するドメインをエックスサーバーに設定して、公開はしないまま、コンテンツをアップロード。テスト用のURLを発行して確認してから公開、という流れです。

作業中、ちょこちょこと小さな問題があったりもしたけど、かゆいところに手が届くマニュアルのお陰で、私のような素人web担当でもサーバ移転できました!

サーバ移転時の設定

サーバを移転するにあたって、いろいろ設定しなきゃいけないことが多いですが、エックスサーバーではほとんどサーバーパネルからできます。私が設定したのは主にこんな感じ。

  • サブドメイン →簡単にできた。ドメイン公開前に確認するには設定が必要だけど、マニュアル通りにやればOK。
  • 問い合わせフォームの移行 →まあまあ簡単にできた。REMOTE_HOSTがUndefinedになるので取得しないことにした。
  • SSLの設定 →簡単にできた。ドメイン公開前はちょっと面倒だけど、これもマニュアルに書いてありました。
  • html上でphpが動くようにする →htaccessでさくっと設定。htaccessもサーバーパネルから変更できます。
  • wordpress移行 →専用ツールで本当に簡単にできて感動~。最初エラーがでていたけど、元のサイトのhtaccessを削除したらいけた。
  • テストサイトのアクセス制限 →これもサーバーパネルで簡単。

今回は大きな問題もなく無事に移転できたので、サポートに助けを頼まずに済みました。エックスサーバーを使っている方によると、サポートもすごく親切・丁寧らしいです。何かうまくいかない時でも、しっかりしたサポートがついてると心強いですね!

サーバ移転しての感想

サーバを移転してみての感想は、「もっと早くやっとけば良かった」。これに尽きます。

昔はレンタルサーバの環境が整っていなくて、詳しい人じゃないと設定が難しかったりしたんですが、いつまでも昔のイメージでいた私が悪かった!という気持ちになりました。

エックスサーバーはマルチドメインの設定ができるので、たくさんあったレンタルサーバを1つにまとめることができました。メインサイト以外は小さなサイトなので、全然問題ありません。ついでにドメインもエックスサーバーにまとめて、費用がだいぶ節約できたのも良かったです。

あと、サーバ移転後にSearch Consoleを見たら、「ウェブに関する主な指標」が改善されて、良好なURLばっかりになっていました!おそらくアクセスが速くなったせいだと思います。今まで読み込みが速くなるようにこまごまと努力してたのに、真の解決策はサーバ移転だったんですね。

Movabletypeを捨てたことは…

サーバ移行に合わせてMovabletypeを捨てたので、本当にスッキリしたし、自由度が増したのも良かったです。しかしもちろんMTにもいいところはいっぱいあるわけで、そもそも動的コンテンツを生成するシステムだったら、MTを完全に無くすのは難しかったと思います。

ただ、今回慌ててMTを捨て去ることになったので、後から「捨てる前にカテゴリーを整理しておけば良かった」「いらないページを先に削除しておけば良かった」なんてことがありました。

特にリフォーム事例のページは、1ページに複数カテゴリが設置してあったので、後から修正するのにけっこう手間がかかります。MTがあるうちに見直しておけば良かったな~と思いましたが後の祭りです。

何ページも手作業で修正するのは手間だし、間違えるリスクもありますよね。

ま、これを機会に、動的に出力するように作り直そうと思っているので、これも怪我の功名といいますか、結果オーライですね。

みんな、どんどんサーバ移転していこう!

いつの間にか、レンタルサーバの世界もどんどん使いやすくなっていて、気軽にサーバ移転するのも当たり前の世の中になっていたようです。

今回、実はメールサーバも移転したので、社内のPCのセットアップなどには手間がかかりましたが、すべてWordpressで運用しているサイトだったら、より簡単にサーバ移転できることがわかりました。

先人たちが苦労してサーバ移転してくれたからこそ、今の環境ができあがったんだと思います。私たちもどんどんサーバ移転して、未来により良い環境ができることを期待したいものです。

とは言え、現状が非常に快適なので、私としてはエックスサーバーさんに末永~くお世話になりたいと思ってます!

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