壁紙選びで迷ったら…。コツと注意点をご紹介!

エコリフォームコーディネーターの阿部です。

今回はお部屋の壁紙のお話です。

エコリフォームではスケルトンリフォームをさせて頂く事も多いので、お客様に決めて頂く事が新築並みに多いんです。はじめは設備のショールームに行ったりと、楽しんで決めて下さっているのですが、最後の方になると決めていくのも段々と億劫に。

今まで散々決めてきて、予算との兼ね合いの中で判断を迫られ疲れてきているときに決めなければいけないのが壁紙です。沢山のサンプルを見ては途方に暮れるという方も多いのではないでしょうか。

ただ、クロスのサンプル帖って見てると楽しいんですよ~♪色々な柄や色、テクスチャーがあるので見ているだけでワクワク!綺麗な文房具や雑貨を見ているようで、好きな色や柄を選びたくなりますよね。

でも小さなサンプルを見てワクワクする感覚と、大きな面に貼って長い間その中で暮らす感覚は全く異なります。

5センチ角くらいの小さなサンプルでは、全体に貼った時のイメージが付きにくく、実際に貼ってみたら柄が煩くて全然落ち着かない!という事にもなりかねません。

でもみんなシンプルなクロスだとなんだか物足りない。。。。

壁紙選びに困った時に参考にして頂きたい点と注意点をまとめました。

選ぶ際の注意点

壁紙を選ぶ時、沢山のサンプルをテーブルなどに並べて選んでいませんか?

私たちがお客様に壁紙をご提案する際、壁に貼るクロスを選ぶ時は、何種類かの候補のサンプルを壁に貼って選んで頂きます。

壁に貼るクロスを選ぶ時は、垂直に、天井に貼るクロスを選ぶ時は、天井と同じ角度にして色やテクスチャーを見てみて下さい。

机の上に並べて選んでいる時と、違う見え方をします。

特に表面に凹凸のある壁紙は、垂直に張ると照明で影ができて、思っていた以上に煩いイメージになってしまうことがあるので注意が必要です。

柄ものを組みあわせるのは本当に難しい

壁紙のショールームにお客様だけで行かれて、こんなクロスにしたいの!と持ってきてくれたサンプルが柄物だらけだった時のお話です。

ショールームに行くと、カラフルで素敵な柄のクロスが沢山!洋服を選ぶように好きなものを沢山サンプルとしてもらってきてくれました。では実際に、このクロスどこに貼りますか?とお聞きしたところ、とりあえず気に入ったものをもらってきたけれど具体的には決まっていないのだそう。

一部屋一部屋、どう過ごされたいかお話を伺って決めていくと、結局もらってきたサンプルのクロスは殆ど使いませんでした。

柄もののクロスを壁に、そして天井も個性的なテクスチャーのものを!というと、なかなか落ち着いた雰囲気にすることは難しいのです。

好きな色や模様と、お部屋に貼るクロスは別物です!

色が人に与える影響

色が与える人への影響というものがあります。

模様替えをする前は、正常だったのに、壁紙を貼り替えたら血圧が高くなってしまった女性がいました。その女性の寝室は、赤いものだらけ!壁紙も赤!

赤という色は、元気が出たりやる気がわいてくるというアクティブな効果を与えてくれる色ですが、気分を高揚させてくれる為、常に興奮状態になってしまいます。その為、血圧が上がってしまったのですね~

真っ赤なお部屋は極端な例ですが、ビビットな色の壁紙を貼る時はアクセントとして一部の壁だけに貼るなど面積が大きくならないよう注意して下さい。

また、真夏に壁紙を選ぶと寒色系になりがちで、真冬に選ぶと暖色系になります。色が与える影響によるもので、暑い時期には、なかなかオレンジやピンクといった温かみのある色は選びにくい為です。

1年を通して過ごす空間です。そのことを注意しながら選んでみて下さい。

プロが自分の家だったらどんなクロスを選ぶ?

私なら迷わず白のシンプルなクロスを選びます。

何故かって??

それは、飽きないからです!

私はインテリアが好きなので、壁は主役ではなく、家具や小物、植物で雰囲気を作りたいと思いっています。

部屋の中には、様々な色が入ってくるので、極力色をコントーロールすることでインテリアの統一感や雰囲気が作られます。なので、壁紙は1拓!白です。

その時の気分で選んでも数年や数十年経てば、趣味や趣向が変わってくるので、極力シンプルな方が長く楽しめると思いますよ。

そして、白を選ぶもう一つの理由としてはその時の気分によってお部屋を自由に模様替えが出来るからです。

壁紙を白にすることで、いつでも模様替えができます。

和風にしたり、洋風にしたり、アンティーク調にしたり、カフェ風にしたり、色々変えられます。季節によって、ソファーに置くクッションや、カーテンを変えるだけで、夏らしくも冬らしくも一瞬で変わります。

壁紙のサンプル帖を見ていると、カラフルで可愛い柄や、素敵な風合いの壁紙が沢山あり、シンプルな壁紙を選ぶと、手元に残るサンプルがとても味気ないものに感じますが、あくまでも壁は空間の主役ではなく、目立たない存在と考えシンプルなものを選んでみて下さい!

後々どんな風にも変えられる自由度の高い、お気に入りの空間にすることができますよ。

子供部屋はどうする?

子供部屋はお子さんが選んだ壁紙を貼ってあげたいですよね。

沢山ある中から、お子さんが気に入って選んだ壁紙です。お部屋にも愛着を持ってくれることでしょう。

その時も注意をしなければならないのは、大柄やビビットな色合いのものを全面に貼らない事です。

先ほど色が与える影響というお話をしました。ビビットで濃い色の方が、与える影響が大きくなるので注意が必要です。

あと、お子さんの好みは年々変化します。

壁紙を選んだ時はまだ小さかったけれど、その部屋で成長し、そして大人になります。その時は、その色やその柄が好きで選んだとしても数年後、好みは変わります。

どうしてもという場合は、数年後に壁紙を貼り替える覚悟を持って貼ってくださいね!

どうしても柄物やカラフルな壁紙にしたいときは?

シンプルなものがいいのはわかったけれど、やっぱりサンプルを見ていると可愛い柄や素敵な模様の壁紙を選びたい!

そんな時は、

トイレの一面に貼ってみてはいかがですか?

トイレは、短時間しかいない場所。そして小さい空間なので柄物が来てもそれほど煩くなりません。そして失敗したときに痛手が小さく済む。

その為、柄物やちょっと濃いめのクロスを選びたい方にはトイレに貼ることをお勧めしています。

トイレにアクセントとして張った事例

▼ブルーグレーのシックなお花のI様邸トイレ

個性的ですが、クールでカッコいい空間になりました。

▼この色合いと柄をとても気に入ったN様邸トイレ

トイレの壁と斜めになっている天井に続けて張りました。グレーと淡い黄色の組み合わせが可愛らしい空間です。

▼ビビットなブルーが大好きなY様邸トイレ

トイレの1面だけアクセントとしてはりました。木のカウンター付紙巻器との相性も◎です!

▼遊び心満点なA様邸トイレ

一見シンプルな色合いのボタニカル模様の壁紙ですが・・・

よ~く見てみると、色々なところにムーミンのキャラクターたちが隠れています。

トイレに入るのが楽しくなりますね。

まとめ

いかがでしたか?

お家の中で、長時間過ごすリビングや寝室は、壁紙以外にも沢山の色が入り込みます。

その色を絞る事で洗練された素敵なインテリアになるので、壁紙選びに迷った時は、極力シンプルで飽きのこない色合いや柄を選ぶ事をお勧めします。

どうしても個性的な壁紙にしたい場合は、長時間過ごすことのない、トイレや洗面室などに1面だけ貼ると失敗も少ないですし、空間事に違う雰囲気も楽しめて良いですよ!

壁紙選びに迷った時に少しでも参考にして頂けると幸いです。

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