4年前のちょうど今頃、こんな工事をさせて頂いておりました。
いつもは古いものを新しくする工事ばかりなのですが、新しいものをエイジング加工して味のある空間に仕上げるという工事です。
お施主様のご希望は、昭和レトロ!
昭和の路地裏のような廊下にしたいとのご希望でしたので、プレゼン時にスケッチを描いてご提案したところとても気に入って下さって、採用頂きました。
▼ご提案時のスケッチ
この完成スケッチに向けて工事開始です。
新しく作成した壁に、杉板を張りました。
▼大工さんが一枚一枚丁寧に張って作成中
新しい杉板で作成したので、綺麗ですね!
これに濃い茶色で着色をして、塗装で時間のたった塀を再現。
路地裏感が出てきましたね~
洗面室に入る扉には、波板のトタンの扉を造作しました。
新しく作成したトタンの扉はここの空間にはなじまないので、専門のエイジング加工専門の方を呼んで塗装してもらいました。ピカピカのトタンがアッという間に、長く風雨に晒られていたかのような風合いに!
床は、路地なので砂利がいいと仰っていたのですが、生活する上で裸足で歩くことが出来ず、お掃除も大変なので、木を飛び石のように配置して、その上にモルタルを流し込む事にしました。
お施主様のご提案により、お施主様のお知り合いの方にマンホールを3Dプリンターで作成してもらい、ご支給頂きました。
床に置くと、本当のマンホールのようです!
照明器具や、スイッチプレートも、エイジング加工を施し、回りの昭和の路地の世界観に合わせました。
エイジング加工をしたトタンの扉が空間のアクセントになっていますね。
床のマンホールも路地裏感を出しています。
▼廊下の一角に、お施主様のコレクションを飾るショーケースを作りました。
もともとは、ワークスペースとして使っていたマンションのお部屋が、扉を開けると昭和の路地裏になりました!
遊び心満点な、お施主様こだわりのリフォームです。
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