本当に便利!? マンションで回遊動線

エコリフォームのwebスタッフ柴田です。
私たちはマンションのスケルトンリフォームなんかも多く手がけているんですが、マンションのリフォーム事例を眺めていたら、「回遊動線のあるマンションって、いいな~」と感じました。

回遊動線、ご存知ですか?
簡単に言うと、ぐるぐる回れる間取りになってるってことです!

と、偉そうに書いてますが、私もこの仕事に就くまでは知りませんでした。

この青い点線が「回遊動線」。

回遊動線のメリットvsデメリット

考えて見れば、私の実家(木造2階建て)も、廊下と居間の両方からキッチンに入れるので、回遊動線のある家でした。そんな回遊動線生まれ、回遊動線育ちの私が感じる回遊動線のメリットとデメリットをご紹介します。

回遊動線のメリット

回遊動線のメリットとしては、何と言ってもお部屋の行き来がしやすいこと。これに尽きます。

お部屋の行き来がしやすければ、家事をするのも楽になるし、家族が出会い頭に衝突することもありません。荷物を運んでいるので通れない…なんて時も、別の入口から出入りできます。

もう一つメリットを挙げるなら、風通しが良くなることです。

2つある出入り口の両方を開ければ、すうっと風が通ります。熱がこもりがちなキッチンでも、風が通れば涼しく使えますね。

回遊動線なら鬼ごっこもできるよー(でもうるさいのでやめましょう)

回遊動線のデメリット

回遊動線のデメリットは、間取りによっては落ち着かないことです。

行き来がしやすいお部屋は、逆に言えば、家族が出たり入ったりする落ち着かないお部屋になります。例えば、独立キッチンでじっくりお料理に集中したい方は、キッチンが回遊動線に含まれていたら落ち着かないことでしょう。

もう一つのデメリットも逆のパターンで、すきま風が通って寒いことです。

マンションは断熱性が高いので、そこまで寒いことにはならないと思いますが、一戸建てでは冬場、けっこう寒さを感じました。

「寒っ!!」とならないように、断熱もしっかりと。

デメリットに気をつけて間取りを工夫し、断熱をしっかりすれば、回遊動線のメリットが存分に味わえるって寸法です。

マンションで回遊動線を採用した間取り

メリット・デメリット以前の問題として、あまり小さな家では、そもそも回遊動線が作れません。私たちエコリフォームが得意としている戸建ての狭小住宅では、なかなか実現が難しいのです。

そこで、マンションで回遊動線を採用した間取りのリフォーム事例をご紹介します。マンションは階段がない分、スペースに余裕があるので、回遊動線を作りやすいのです。

キッチン~クローゼットを8の字に回遊

本物の自然素材に囲まれた上質な住まい

まずはこちらのリフォーム事例「本物の自然素材に囲まれた上質な住まい」です。

床が全面コルクタイルになっていて、素足がとっても気持ちいいお住まいです。壁一面に設置した造り付けの家具も、天然木の良さが感じられて素敵なんですよ~。

リフォーム後の間取り

そして「回遊感」たっぷりの間取りがこちら!

8の字、と言うにはちょっと苦しい形ですが、右手のリビングからキッチンを通って、トイレに洗面、お風呂の水まわりスペースへ。そこから個室と隣り合うウォークインクローゼットをぐるぐる回って、またリビングへ。

朝の忙しい時間に、急いで身支度をするのにぴったりの回遊動線です。料理しながら洗濯機を動かして、乾燥までさせてクローゼットへ…なんてこともできちゃいますね。

実際に完成したお部屋の様子は、ホームページで詳しくご覧いただけます。回遊動線のイメージが広がりますよ。

3つのルートでリビングへ回遊

身体に負担の少ない家事ラク動線

次にご紹介するリフォーム事例は「身体に負担の少ない家事ラク動線」です。

ご主人の退職後に、夫婦2人で暮らすお部屋を…ということで、マンションの最上階のお部屋を購入してスケルトンリフォームされたそうです。うらやましいですね~。高齢になると家の中の移動もだんだんしんどくなってくるので、そんな負担が少なくなるようなお住まいをご提案しました。

リフォーム後の間取り

リフォーム完成後の間取りがこちらとなっておりまーす。1つ目の事例と同じように、キッチンと水まわりをまとめてぐるっと回れるようになっています。

さらに、リビングの隣りにあるウォークインクローゼットも通り抜けが可能。
クローゼットを通らず、廊下からまっすぐリビングへ入ることもできるので、なんと3方向からリビングに入れる回遊動線なんです。

家事も楽にできるので、ご高齢の方と回遊動線、なかなか相性が良いようです。こちらも詳しくはリフォーム事例でご確認ください。

昭和の路地!?の回遊

レトロな昭和の舞台に暮らす

最後にご紹介するのは、見ての通りの昭和の路地…ではなく、すごく個性的なリフォームをされた事例「レトロな昭和の舞台に暮らす」です。

マンションの玄関を開けると、昭和レトロな雰囲気の廊下になっていて、「タイムスリップしたか、異世界に転生したか…」と悩んでしまいそうですが、安心してください。隠し扉の先は、木のぬくもりたっぷりのお部屋になっております。

室内は木のぬくもりにあふれています。
リフォーム後の間取り

間取りに矢印を書き加えてみました。玄関を入って昭和レトロな廊下を進むと、右手に隠し扉が。扉を開けて左はリビング、右は大きめウォークインクローゼットになっています。

このウォークインクローゼット、玄関を入って右手の扉からも入れるようになっているので、これも立派な回遊動線です。

お客様がいらした時は、昭和レトロな空間を思う存分に堪能していただきつつ、ホストは準備のためにウォークインクローゼットを通ってリビングへ…。なんて使い方もできそうです。インテリアと回遊動線の合せ技!という感じですね。

室内も十分個性的なので、ぜひリフォーム事例をご覧ください。

結論:マンションの回遊動線、便利らしいよ!

回遊動線って、本当に便利なの?(疑いの眼差し)というタイトルをつけましたが、どうやら本当に便利らしいです!
リフォームで回遊動線を採用されたお客様は口々に「楽~♪」と喜ばれていました。

とは言え、ここでご紹介したリフォーム事例は、お客様のご要望をじっくり伺って、間取りを練りに練った結果、回遊動線を採用した事例です。とにかく回遊動線さえあれば幸せになれるよ☆と言ってるわけではないのでご注意ください。

マンションリフォームで回遊動線にしたいとお考えの方は、まず信頼できる業者さんとよく話し合われることが大切と思います。きっとあなたにぴったりの間取りをご提案してくれますよ。

↓回遊動線だけじゃないマンションリフォーム事例はこちらから

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