
リノリウムの歴史は古く、150年も昔に、イギリスで開発された素材で、もともと戦艦の甲板に使われていました。現在、私たちが良く目にするのは、病院の廊下などです。
写真からもお分かり頂けるかと思いますが、一見すると、ツヤの無いビニール製のタイルのように見えますので、すこし意外なのですが、天然成分のみで作られる
自然素材です。
戦後、安価なビニール系の床材の登場で、あまり使われなくなっていましたが、近年、エコ素材として、再び
人気が高まっています。
◆ リノリウムの特徴
1. 自然素材の為、有害物質を発生しない。
2. 自然から生まれ、自然に還ることができる。
3. 発火点が高い為、燃えにくい。
4. 亜麻仁油の抗菌効果により、医療施設で多く用いられる。
近年では、マンションの洗面所に使用されるケースが増えているようです。
メンテナンスも楽でカラーバリエーションも豊富。
自然との共生を感じつつ、アートな空間も楽しめそうです。
◆リノリウムの成分

・亜麻仁油
(食用としても使われる亜麻という植物の種から取れる油)
・松ヤニ
・コルク粉、木粉
・顔料
・石灰岩 など。
これらを混ぜて乾燥させ、ジュートという、麻で出来た布に圧着した素材です。

特長は、材料である亜麻仁油が持つ高い
抗菌性です。院内感染で問題とされている黄色ブドウ球菌や、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌に対しても抗菌作用を発揮し、清潔さを保ちます。そして、耐薬品性も高いんです。それで、病院や学校の床の素材として、使われてきたんですね。
病院や学校など、多くの人が利用する施設で昔から使われてきたということですから、その
耐久性の高さは、もう間違いありませんよね。一般家庭では、洗面やトイレなどの床材としてしばしば使用されます。

天然の素材は全般にそうですが、リノリウムの場合にも静電気が起きないので
ホコリが溜まり難いのも良い点です。
アレルギーや喘息が心配なご家庭でも、安心してお使いいただけますね。
他には、へこみに対しての復元力があるため、キャスターつきのイスを使う部屋にも向いていますし、難燃性、防音性のあるのも、優れた点です。
◆気を付けたい点

自然素材ですので、多少注意したい点もあります。
亜麻仁油のちょっと癖のある臭いが独特で、だんだんに消えていきますが、気になる方もいらっしゃるかもしれません。また、紫外線により色の変化の生じることもあります。
本来は、水には強くない素材ですが、これは、上からワックスを掛けることで、その効果を補う事が出来ます、歩いたり水が掛かったりで、ワックスはだんだんにとれていってしまいますから、たまにメンテナンスを掛けていただく必要があります。その際、リノリウムはアルカリに弱いので、必ず、中性の専用ワックスを使用します。
温かみのあるカラーが揃ったリノリウム、是非ともお使い頂きたい、オススメの素材です!
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リノリウム施工例はこちらをご覧下さい。