杉並区T様邸 ベランダを撤去しました

杉並区T様邸・2022年4月着工

エコリフォームの西澤です。
先日スタートした杉並区の戸建リフォーム現場にて、前回は室内の解体をして内部をチェックし、基礎や柱などに問題が無いことを確認しました。
今回は水漏れしていたベランダの状態を見るために、外壁をはがして中の傷み具合をチェックします。

▲外壁のモルタルをはがしたところ、中の下地はかなり腐食が進んでいました。
▲構造材もボロボロの状態です。

ベランダは水漏れしていた箇所を中心に下地や構造材の腐食がかなり進んでおり、金属製の手すりとモルタルだけでもっていたような状態でした。
このままにしておくのは危険なため、ベランダ部分は撤去することにしました。

▲撤去した部分に構造用合板を張って補強しました。
▲さらに地震に強い下地材「ラスカットパネル」を張ります。
▲下地材の上にモルタルを塗りました。

ベランダのダメージは予想以上でしたが、幸いにも建物内部の構造材には大きな影響はなく、撤去作業もスムーズに行うことができました。

T様は遠方にお住まいで現場を見に来ることができないため、工事中のご報告などはこのブログとは別のお客様専用ブログを使ってお伝えしています。
リフォーム中のプラン変更はなるべく詳細な写真を撮って現状や変更点などのご提案ができるようにしています。

事前の設計通りに進めば一番楽なのですが、リフォームは建物の状態によってプラン変更をせざるを得ない場合があるというのが難しいところですね。
T様は予定外の変更にもすぐにご検討・ご決断くださるので、現場は大変助かっております!

そして室内では、電気の職人さんが新しい電気配線を整えてくれました。
現状は建築当初の古い引き込み方式がそのまま使われていましたが、昔に比べて電化製品を多く使う今の生活では不便なので、現在主流になっている新しい方式に切り替えます。

▲今までは30アンペアまでしか使えず、回路も3つだけでした。
▲新しく配線する場所を確認しています。
▲電気工事と断熱材の施工を同時進行で行いました。
▲配線を終えた場所から壁・天井に断熱材を入れ込みました。
▲断熱材を入れた後はボードで閉じます。
▲屋根裏のスペースにも断熱材を入れ、ボードで仕上げました。

以前の屋根裏には断熱材がなく、直接外の風が入ってきてしまう通気口があったため、冬はかなり寒かったのではないかと思います。収納スペースとして使うにしても階下の室温に響いてくるので、ここもきちんと断熱し、通気口は換気扇に変更しました。

エコリフォームでは、建物の見た目だけでなく、設備や温熱環境などにも気を配り、安全で快適に暮らせるリフォームをご提案しています。
工事の様子のご紹介では、この目に見えない部分のこだわりを感じていただければ嬉しいです。

それでは、また。

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