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2009年~2010年 お客様インタビュー・戸建て

2009年~2010年に行った、戸建て住宅にお住まいのお客様へのインタビューをまとめました。

築80年の古い家や二世帯住宅、日本舞踊の稽古場など、様々なお住まいをリフォームさせていただきました。 皆様の個性的なリフォームの様子をご覧ください。

お友達みたいにいろいろ相談できて、細かく対応してくれました

江東区・F様

F様のお宅は築26年の木造住宅。しっかりとした造りの建物でしたが、そろそろ家の老朽化が気になり、これからもずっと安心して長くお住まいになるため、思い切って大規模にスケルトンリフォームされました。

奥様が中心となって進められたリフォームを、女性スタッフが精一杯サポートさせていただきました。

インタビュアー:薄井 歩(2010年5月)

リフォームデータ

  • 築年数:26年
  • 建坪:13坪
  • 構造:木造2階建て住宅
  • 内容:1階スケルトンリフォーム・2階内装リフォーム

リフォーム事例はこちらから。

仲良しご夫婦が末永くのんびり暮らせる家に

リフォームのきっかけと、ご依頼の決め手は?

薄井歩:今回、リフォームをしようと思われたきっかけを教えてください。

F様:家の老朽化です。 お風呂のあたりは特に傷んでいましたし、地震のときの揺れも気になりました。うちは木造住宅ですから、心配でした。
でも、リフォーム直前に一番気になっていたのは、やはり母のことです。 母の足が悪くなってしまったので、介護がしやすいようにバリアフリーにしたかったんです。
自分たちがこれからこの家に長く暮らすためにも、リフォームをしようと思いました。

築26年のお住まいを、これからもずっと安心して暮らすためにリフォームされました。

薄井歩:エコリフォームに声をかけてくださったきっかけは何ですか?

F様:金額的にも大きなリフォームになるから、ちゃんとしたところに頼みたいと思っていたの。 それで姪っ子がインターネットで調べてくれたんです。
エコリフォームさんのホームページを見せてもらって、私もいいなと思いました。

薄井歩:奥様はインターネットをなさらないのに、姪御さんがお探しくださったんですね。ご縁ですね。
最終的にエコリフォームを選んでいただいた決め手は何だったのでしょうか?

F様:見積りをしっかり細かく出してくれたのが安心でした。
他の会社からも見積りを取っていたけれど、「一式いくら」といった簡単なものだったので不安でした。小さく「後で追加費用がかかる場合がある」と書いてあったのも不透明だと思いました。 でもエコリフォームさんの見積りは、そんなことはありませんでした。
あとは、社長さんに安心感がありました。第一印象ですね。柔らかくて、相談しやすい感じがしましたよ。

代表の塩谷を、第一印象で相談しやすそうと感じてくださったそうです。

薄井歩:奥様と塩谷、私で、ファミリーレストランでリフォームの決起集会(笑)をしたこともありましたね。懐かしいです。
私たちの、リフォーム工事中の対応はいかがでしたか?

F様:お友達みたいにいろいろお願いしてしまったのに対して、細かく対応してくれて、安心でした。 ワガママ言ってごめんなさいね。

薄井歩:いえいえ、いつも、お打ち合わせが楽しかったですよ。

何度も現場でお打ち合わせいただきました。ありがとうございます。

F様:これが他の男性の営業さんとかだったら、言いたいことが言えなかったと思うんです。
エコリフォームのみなさんは親しみやすくて、塩谷さんともよく雑談しちゃったりして、自分の意見も入れていただきました。

リフォームを終えて、住み心地はいかがですか?

薄井歩:リフォームを終えて、住み心地はいかがですか?

F様:限られたスペースの中で、広く使えるようになりました。 リフォーム前は、1階の収納が無くて、物があふれていましたから。
リビングも、前とは打って変わって明るくなりましたね。

薄井歩:前は、お部屋の一番明るいところがキッチンの戸棚で遮られていたんですよね。 キッチンの位置を移したので、生活スペースが明るくなったのだと思います。

キッチンを移動して、広く明るくなったリビングです。

F様:玄関側の格子も明るくて、開放感があります。透明な引き戸、いいですね。 引き戸は空間を有効に使えていいですね。

薄井歩:引き戸は和風のイメージがある方も多いと思うんですけれど、そうでもないんです。
場所を取らないのもあって、おすすめなんですよ。

F様:元の玄関ドアは外に開いちゃってたから、お客さんが来た時ジャマな思いをさせていたのよ。
今は引き戸なので玄関のスペースを広く取れて、車椅子もおけるから良いですね。

薄井歩:ご主人様は、リフォーム後のお住まいを気に入ってくださっていますか?

F様:うちの人は、最初はリフォームに反対だったけど、今はやってよかったと喜んでいます。
家に帰ると、「いいなあ」って言って、窓をあちこち開けるんです。風通しが良くなったから、涼しいみたい。
掘りごたつもお気に入りで、自分で板をプラスしたんですよ。

ご主人様も喜んでくださっているとのこと。ありがとうございます。

薄井歩:リフォーム前後で、特に大変だったのは、どんなことですか?

F様:リフォーム開始前の、仮住まいへの引越しや片付けなどなど。使わない物の処分が大変でした。

薄井歩:本当にご苦労さまでした。その頃はちょっとお疲れなのが、側で見ていて感じられました。
リフォーム中は仮住まいの必要があったのも大変でしたね。

F様:そうなのよね。仮住まいの部屋探しも、うちには犬がいるし、部屋数の条件もあったのでなかなか決まらなくて。
エコリフォームさんで探していただいた仮住まいが良かったですよ。周りの方にも親切にしていただきました。

リフォームをお考えの方へメッセージ。

薄井歩:最後に、これからおうちのリフォームをお考えの方に、メッセージをお願いします。

F様:納得いくリフォームにするためには、業者とよく話しあったほうが良いと思います。 金額が大きくなりますからね。
こちらが納得いく話し合いをするのは、業者さんの方は大変だろうけど。

薄井歩:私たちとしては、言わないで心残りになるよりは、何でも言っていただきたいです。

F様:そうね。心残りがあると、リフォームが気持ちよく進まないものね。
リフォームして、家がキレイになったら、気持ちが明るくなりますよ!

薄井歩:今後とも、どうぞ末永くお付き合いください。ありがとうございました。

ありがとうございました!

リフォーム事例はこちらから。

仲良しご夫婦が末永くのんびり暮らせる家に

 

2回に分けた計画的な中古住宅リフォーム。DIYで家造りを楽しむ

練馬区・M様

練馬区の閑静な住宅街にある中古住宅をご購入されたM様は、大規模リフォームを計画的に進め、理想のお住まいを手に入れられました。

M様はDIYをご趣味にされていて、リフォーム後もずっと、理想の家造りを楽しまれているそうです。

インタビュアー:薄井 歩(2010年4月)

リフォームデータ

  • 築年数:30年
  • 構造:木造2階建て住宅
  • 内容:スケルトンリフォーム

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築30年の家を耐震補強したリフォーム事例

中古住宅のリフォームをお考えになった理由は?

薄井歩:M様はどのような理由で、新築住宅ではなく、中古住宅を買ってリフォームしようとお考えになったのですか?

M様:新築だと時間がかかるので、できるだけ早くしたかったということと、この辺りには新築がなかなか無かったんです。
あとは、思い通りにできるという理由で、中古の住宅リフォームを前提で考えていました。

薄井歩:こちらの建物を購入しようとお決めになった理由は何ですか?

M様:場所も希望通りだったし、休日の昼間などは静かなのが良かったです。
家の形もデコボコしていなくて四角いので、リフォームのイメージをしやすかったんです。 一応、床下にも入らせてもらったりしましたよ。

M様邸は駅に近く、四角い形なのが理想的だったそうです。

エコリフォームを選んだ決め手は?

薄井歩:リフォームをされるにあたり、エコリフォームを選んでいただいたのは、何が決め手になったのでしょうか?

M様:自然素材を使っていて、かつ、いろいろ要望を聞いてくれそうな業者さんを、雑誌やインターネットで探していたんです。

薄井歩:お問い合わせをいただいて、塩谷とコーディネーターが現地調査に伺いましたが、どのような印象でしたか?

M様:ホームページを見て、希望のリフォームをやってくれそうだと思っていたんです。
実際、いろいろお話していただいて、あまり「ぜひ契約してください」という営業的なところがなく、気軽に話せたのが良かったです。

薄井歩:他の業者さんの相見積もりは取っていらっしゃいましたか?

M様:相見積もりは取りませんでした。エコリフォームさんで良いなと思ったので。
それに、あまりあちこちの会社さんを呼んでも、プランもそれぞれ違うので、なかなか比べにくいと思うんですよね。

知的なM様は、物件購入もリフォーム業者の選定も計画的に進められたようです。

リフォーム工事中についてお聞かせください。

薄井歩:リフォーム工事中、楽しかったことはどんなことでしたか?

M様:家を造り上げてしまうと見えなくなる、中の様子がよく見れたのは、良かったなと思います。
リフォームがだんだん形になっていくのは、楽しかったです。

薄井歩:不安だったことはありましたか?

M様:不安は無かったですね。
ここを変えたいな、と思った時には、塩谷さんにすぐ来ていただいて相談できましたし。

薄井歩:リフォーム前からリフォーム後を通して、私たちの対応はいかがでしたか?

M様:こちらの要望をいろいろ聞いていただいたので、満足しています。

エコリフォームでは、工事中の状況をお客様に確認していただいています。M様も中の様子が見られたのが良かったとのこと。

住み心地はいかがですか?

薄井歩:リフォームされたお住まいに実際お暮らしになってみて、住み心地はいかがですか?

M様:快適です。

薄井歩:セルロースファイバーなどを入れて、断熱もしっかりさせていただいきました。
夏や冬の暮らし心地はいかがですか?

M様:今年の夏は、クーラーもまったく入れずに過ごせました。窓を開ければ全然OKです。
冬も結構あったかいですね。

薄井歩:それは良かったです。
特に気に入っていらっしゃるところはどこですか?

M様:お風呂です。
こだわっているところを反映してもらって、綺麗にしてもらったので、気に入ってます。

シャワーバーにこだわったお風呂は、M様お気に入りだそうです。

工事を2回に分けた理由は?

薄井歩:M様は1期工事、2期工事という形で、工事を2回に分割されましたが、それはなぜですか?

M様:資金の関係で、当初から2回に分けてやろうと思ってました。
ですから、業者選びとしては、それを受けてくれるところ、というのも条件でした。

薄井歩:最初からきっちり計画を立てて、2回目のことも考えてリフォームされたので、1回目と2回目で無駄になったところは無いと思います。
リフォームは一度にやってしまおうという方も多いのですが、複数回に分けるのも有効ですね。
M様としては、2回に分けてリフォームするのは、おすすめですか?

M様:うちは特殊なのでね(笑)。
でも、1回住んでから気が付くところもあるので、それはいいところですね。 最初は2回目にリフォームしようと思っていたところが、実際に住んでみると「やっぱりいらないかな?」と思えたり。
2回目は住みながらのリフォームになったので、イメージもしやすかったです。

1期工事は1階、2期工事は2階と外構をリフォームしました。

ご自身でのDIYも楽しんでいらっしゃいますか?

薄井歩:今回のリフォームは、ご自身でDIYされる箇所を残してのお引渡しとなりました。
M様はDIYもプロ顔負けですが、自分好みの家造りを楽しんでいらっしゃいますか?

M様:お金をもらって人のためにやるわけじゃないから気楽だし、時間もかけられるので、楽しくやっています。
実家が大工ですし、自分で作るのが好きなんです。

薄井歩:ご自分でやりたいという箇所をたくさん残されましたが、エコリフォームには、そういう相談をしやすかったですか?

M様:はい。1度目で1階のリフォームをした時は、塗装を自分でやる、2度目の2階の時は、塗装とコルクの床貼りを自分でやる、ということでお願いしました。
「コルクタイル、自分でもできますかね?」と塩谷さんに聞いたら、「できるんじゃないでしょうか」と言ってくれたので。 何だか、中途半端なところで止めてもらったような気がします(笑)。

薄井歩:ご自身で施工されたコルクタイル、素晴らしい出来です。プロ顔負けですね。
塩谷も「M様は、下手なリフォーム屋では敵わないかもしれない」と言っていました。

この立派なウッドデッキも、2階のコルクタイルの床張りも、M様のDIYです。まさにスーパーDIYですね。

これからリフォームをお考えの方へ。

薄井歩:これから中古住宅を購入してリフォームをしようとお考えの方へ、メッセージをお願いします。

M様:リフォームだと、とりあえず建物があるのでイメージしやすいです。 新築だと図面だけなので、なかなかわからないんですよね。「感じ」っていうのが。
ここをこう、というのが感覚でわかるので、その辺ではリフォームの方がいいかなと思いますね。

薄井歩:貴重な体験談、ありがとうございました。

ありがとうございました!

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築30年の家を耐震補強したリフォーム事例

 

日本舞踊の稽古場をリフォーム。希望以上になりました

墨田区・K様

日本舞踊のお師匠をされているというお客様から、稽古場としても使われている築46年のご実家をリフォームするご依頼をいただきました。

昔ながらの日本家屋の雰囲気を大切に残しながらのリフォームとなり、お引渡しから半年ほど後に、リフォームの思い出などを詳しくお伺いしました。

インタビュアー:塩谷 理枝・千葉 容子(2010年3月)

リフォームデータ

  • 築年数:46年
  • 広さ:約60平米
  • 構造:木造2階建て住宅
  • 内容:1階耐震・内容リフォーム・2階内装リフォーム

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思い出の詰まった日本家屋を耐震リフォーム

お問い合わせをいただいた理由は?

K様は、読売新聞に掲載された、塩谷住宅建築の新築住宅に関する記事をご覧になってご連絡くださいました。 「国産材の家 癒し効果」と題された記事で、国産材を使った木造住宅について書かれています。

記事はこちらでご覧いただけます(塩谷住宅建築ホームページ)。

塩谷理枝:K様は新聞記事をご覧になってお問い合わせいただきましたが、その理由をお聞かせください。

K様:国産材を大事にしているという記事だったので、そこに惹かれました。
大手さんだと自分の思いがなかなか職人さんに伝わらないんですよね。 営業さんに言って、現場監督に、職人さんにと、何人もまたいで伝わるから。 だから、大手さんではなく信頼できる工務店に頼みたいと思って探していたんです。
その時にちょうど記事を見て、本物の材料を使っているし、家を大切にしていきたいという感覚のある方にお願いしたいと思っていたので、お電話しました。

K様はご両親の思い出が詰まった家を、日本舞踊のお稽古場としてお使いでした。 元の日本家屋の雰囲気を大切にしながら、耐震補強を含めた大がかりなリフォームを行いました。

塩谷理枝:大手のリフォーム会社さんも検討されていたんでしょうか?

K様:大手さんにも一度見てもらったことがあるんですが、「このくらいの家だと、うちは出来ませんね」と言われてしまって。
それに、壊して全部新しくしましょう、といった考えだったので、私の想いが伝わらないなと感じました。

塩谷理枝:確かに、手の施しようのない建物ですと、新築をご提案することもあるかもしれませんが、私たちはリフォームをご提案させていただきました。
K様も建物の面影をそのまま残すリフォームをご希望でしたが、その理由は何ですか?

経年による傷みはありましたが、古い日本家屋特有の雰囲気は本当に素晴らしいものでした。

K様:母が大切にしていた建物だということと、自分が育った家ということもあります。
それに、経年した木の味わいはなかなか出せないので、残せるものは残したいと思ったんです。

塩谷理枝:ご両親と大工さんがこだわって作られたおうちですものね。
経年していても、良い素材がたくさん使われていました。

経年した木材には独特の味わいがあります。使えるものはなるべく再利用して、建物の雰囲気を残しました。

伊勢神宮の御用材、木曽檜をお任せいただきました。

塩谷理枝:エコリフォームにリフォームをご依頼いただいた理由をお聞かせください。 リフォームは形のないものですから、ご不安があったのではないですか?

K様:直接工事をされる塩谷さんともお話をしていましたので、あまり不安はなかったです。信頼していましたからね。
ただコミュニケーションを良くとっているだけでは、ダメだと思うんです。カチッとした仕事をしてくれるかどうかも重要です。
エコリフォームさんは、お見積りやプランもカチッとしたものを出してくださったので、安心して決めました。

塩谷理枝:リフォームの際、お母様が大切に保管されていた立派な木材をお任せいただきましたが、ご不安はありませんでしたか?

K様:それも、信頼ですね。
特に不安はありませんでした。

塩谷理枝:大切な材ですし、何かあったら取り返しが付かないということで、大工も緊張していました。
今の時代では揃えるのが難しい、大変貴重な材ですよね。いい状態で保存してくださったんですね。

これまで大切に保管されていたという伊勢神宮の御用材、木曽檜を、お稽古場の床板として使わせていただきました。

K様:リフォームしてから、日本建築の番組に興味が出て見るようになりました。
この前、『火天の城』という宮大工の映画を見に行ったんです。そこで、大黒柱は何が良いのか悩んで探してきたのが、木曽檜だったんです。
それを見て、「うちのと一緒!」と思って、嬉しくなりました。

塩谷理枝:貴重な材でしたので、塩谷も興奮していましたよ。 なかなかお目にかかることのない材なので、本当に貴重な経験をさせていただいたと思います。

K様:母が持っていた木曽檜のことをお話したら、すぐに保管先の埼玉まで見に行ってくださいましたよね。
そうやってすぐ行動してくださったことも、嬉しく思いました。

木曽檜を施工する時はベテラン大工も緊張!元の床板も、収納の棚板として再利用しました。

解体後、追加工事が発生しましたが・・・。

塩谷理枝:解体したところ、柱が予想以上に老朽化していたので、追加工事が発生してしまいました。 費用も追加になりましたが、ご不安に思われませんでしたか?

K様:やっぱり信用していたから、不安に思うことはなかったですね。 柱の状態とかを全部、「こうなってしまっています」と見せてくださって、明らかにしてくださったので、不安はありませんでした。
でも実際に、ぶら下がっている状態の柱を見たときは、ショックでしたね。その場で泣きそうになりました(笑)。
リフォーム前から、お風呂やキッチンまわりはポタポタ水がたれていた記憶があるので、気になっていたんです。 なので、「問題ないですよ」と言われたら、かえって心配になっていたかもしれません。
でも、今の状況を包み隠さず見せてくれて、こうしましょうと説明してくれたので、安心しました。

塩谷理枝:大切な材ですし、何かあったら取り返しが付かないということで、大工も緊張していました。
今の時代では揃えるのが難しい、大変貴重な材ですよね。いい状態で保存してくださったんですね。

柱が老朽化していた原因は、シロアリでした。

K様:現場を見ている塩谷さんが説明してくださったことで、安心感がありました。 営業さんから説明されてもそれが伝わらないし、シロアリにやられた柱を見てショックを受けている塩谷さんの、表情を見られたというのもよかった。
シロアリを見つけても、黙って閉じてしまうことも出来ると思うので、全てをしっかり見せてくれたというのは安心でした。 本当のことを知りたいですからね。
予想以上に劣化しているというのは、よくあることなんですか?

塩谷理枝:築年数が長いお宅を何軒もリフォームしているので、塩谷もある程度は予想しているんです。経験もありますから。
ただ築50年とかになると、まれに解体したら予想以上だった、ということがあります。 でも、塩谷は築年数が経った家ほど燃えるみたいです。

K様:そういう方にリフォームをお願いしたかったんです。
玄関の飾り窓も、当初の計画では、耐震性を考えると壁にした方がよかったんですよね。
でも残したくて塩谷さんに相談したら、「そうですよね。素敵ですものね。残せるように考えます」と仰ってくださって。わがままを言いました。

塩谷理枝:本当に素敵な飾り窓ですものね。残せてよかったです。

K様がぜひ残したいと言われた玄関の飾り窓。耐震性を上げながら、素敵な意匠は残しました。

リフォームを終えて、いかがですか?

塩谷理枝:家の面影を残したままのリフォームをご希望でしたが、思っていた通りになりましたか?

K様:希望通りです。というより、希望以上になりましたね。本当に気持ちがいいです。
この家にいると、本当に贅沢だなと感じることがあるんです。自然なものに囲まれていますからね。
窓枠も人工のものではなくて、天然の木ですから。隠れ家みたいで気に入ってます。

塩谷理枝:こんなに素敵な、昔ながらの味わいのあるお家を手がけることができて、私たちもとてもやりがいのある仕事でした。

2階和室も昔ながらの雰囲気を活かして、内装をきれいにリフォームしました。

千葉容子:リフォームをしている中で、楽しかったことは何ですか?

K様:リフォーム中、ずっと楽しかったですよ。
鍵が開かないとご連絡いただいて開けに行ったり、それも含めて、いろいろと楽しかったです。

千葉容子:鍵の開け方がわからなくて、わざわざ来ていただいたこともありましたね。その時は申し訳ありませんでした。

K様:いえいえ、それも何だか楽しかったなって思います。
皆さんそうじゃないですか?リフォームで家がだんだん綺麗になっていくのを見るのは、楽しいですよ。

千葉容子:いろいろお決めになったり、現場に何度も足を運んだりするのは大変だったと思いますが、そう言っていただけると嬉しいです。

お忙しい中、何度もお打ち合わせにご足労いただきました。ありがとうございます。

塩谷理枝:リフォーム中の対応はいかがでしたか?

K様:エコリフォームのみなさんは、私の気持ちをわかってくださった。だから楽しかったのかもしれません。
みなさん女性というのも、とても話しやすかったです。 話しすぎちゃったくらい(笑)。
現場では塩谷さんが説明してくれるのが、安心感がありました。大工さんの本音を知りたいんですよ。
奥様(塩谷理枝)が、優しく対応してくださったのもよかったです。

塩谷理枝:そう言っていただけてよかったです。この度は嬉しいご縁をいただきまして、ありがとうございました。

素敵なご縁をありがとうございました!

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思い出の詰まった日本家屋を耐震リフォーム

 

この家だったらこうできるよ、という提案で二世帯住宅に

品川区・T様

築30年になる奥様のご実家をリフォームして、二世帯住宅にされたT様です。 1階部分の耐震リフォーム、エクステリアのリフォームと2度に渡って工事をご依頼いただきました。

工事中の思い出や自然素材を使った家の住み心地など、様なお話をたっぷり伺いました。

インタビュアー:薄井 歩(2009年12月)

リフォームデータ

  • 築年数:35年
  • 構造:木造2階建て住宅
  • 1期内容:1階スケルトンリフォーム
  • 2期内容:エクステリアリフォーム

リフォームのきっかけは?

薄井歩:今回は大規模なリフォームとなりましたが、リフォームされようと思われたきっかけは何ですか?

奥様:ここは私の実家なんですが、一番のきっかけは、私たち家族が私の両親と同居することになったからです。
この家はすでに築35年近く経っていますし、二世帯が住める間取りじゃなかったですから。

奥様のご実家を、1階部分にT様ご家族、2階にご両親がお住まいになる二世帯住宅にリフォームされました。

薄井歩:雑誌とかインターネットで、かなり時間をかけて業者を探していただいた中で、何社かに相談されて、エコリフォームにもお声がけいただいたということでしたが、どのようにリフォーム業者を絞っていかれたんですか?

奥様:3社くらい見積りを取ったんですよね。1社は大手さんで、2社目はデザイン的にオシャレなところでした。
あと1つ、工務店系のところにも見積り取ってみたいねーという話になって。
うちは木造で隣と隣接していたので、そういう木造リフォームをやったことがあるところを探しました。それがエコリフォームさんだったんです。

薄井歩:エコリフォームのホームページのリフォーム事例を見てくださったのですね。

奥様:そうそう、うちみたいな木造の物件が載っていたので。
あとは、施主支給をやっていたのがいいなと思いました。結局、うちでは施主支給しなかったんですけど。
施主支給ってハッキリ言って会社には儲けが無いじゃないですか。それでもやってくれるというのが、良心的な会社だなと思いました。

似たような木造住宅のリフォームを手がけていたので、お声がけいただいたそうです。

エコリフォームを選ばれた決め手は?

薄井歩:最終的にエコリフォームを選んでいただいた決め手は何ですか?

奥様:見積りも早く出していただいて、いろんなことを考えて提案していただきました。
他社は、「この予算だったらコレとコレとコレ」って出してきたけど、エコリフォームさんは「この家だったらこうできるよ」という提案をしてくださったのが嬉しかったです。
工事前にいろいろお話をして、お任せしようと思えました。

薄井歩:T様は特にお風呂にこだわりがあったんですよね。

奥様:そうです。主人が特にお風呂にこだわっていたんです。
「こういうお風呂にしたい」と3社全部に相談しましたが、ユニットバスじゃないお風呂を提案してくれたのはエコリフォームさんだけだったんですよね。
しかも、予算がユニットバスと同じか、ちょっと欠けるくらいだったんですよ。

ユニットバスではなく、青森ヒバの板を張ったオリジナルのお風呂をご提案しました。

薄井歩:浴槽やヒバなどの流通ルートを検討した結果、ご希望に添うことができて、本当に良かったです。

奥様:うちは予算的にもユニットバスだと思っていたから、ご主人の塩谷さんがうちのお風呂を見て「できますよ」と言ってくれた時は、半信半疑でした。
でも、実際に在来のお風呂を提案してくれて、もうそれで「ここに決めちゃおう!」という感じでした。

雑誌でも紹介されました

T様邸のお風呂は、雑誌『リフォーム倶楽部』で、「木を多用した浴室」として紹介されました。

在来工法のお風呂を採用したリフォーム事例は、「細部までこだわることができる、在来工法のお風呂リフォーム」にまとめて掲載しています。 あわせてご覧ください。

工事中の対応と、DIY塗装について。

薄井歩:リフォーム工事中の対応はいかがでしたか?

奥様:工事中に何かあったら、ご主人の塩谷さんが窓口で、丁寧に対応していただいたので良かったです。
リフォーム全体を通して、ご主人が大工さんであり、設計の部分もわかっていて、決定権もあるので、すごく話が早かったです。助かりました。

薄井歩:そうですね。うちは営業さんを通さずに、直接、現場監督の塩谷に話がいくから、早いんです。
塩谷は、大工として15年の経験を積んでから建築士になっています。大工の経験と建築士の観点から木造住宅を熟知しているエキスパートなんです。

奥様:エコリフォームさんは、見積り、提案、施工が、全部上手く回っていて、窓口が一つなので、とても助かりました。
「話をするのがいきなり塩谷さんだから、目に見えない安心がある」と主人も言っていました。

現場でのお打ち合わせの様子。奥様はリフォーム工事の過程が見られたのも楽しかったようです。

薄井歩:キッチンのカウンターは、ご家族で仕上げ塗装をされましたが、他の家具とも合う色でとっても素敵ですね。
DIYでの塗装は、どうでしたか?

奥様:楽しかったです。自分でやらせてもらえるのっていいですね。
ちょっとでも手伝わせていただくと、その時は職人さんがいるから教えてもらえるじゃないですか。 一度もそういうのをやらなかったら、後で自分ひとりでは難しいし、次にやる時の練習になったからすごく良かったです。

薄井歩:お住まいになってからも、ご家族で塗装されているのですね。さすがです。

奥様:はい。子どもたちも、工事中、最初に塗った時のことを覚えていますよ。「私たちも手伝ったよね」って。

無垢材で造ったキッチンカウンターを、ご家族でDIY塗装されました。

T様はリフォーム工事を2期に分けられました。

T様邸は2期工事として、外壁やカーポート、自転車置き場などのエクステリアをリフォームしました。 2度目のリフォーム工事について、お話をお伺いしました。

薄井歩:2期目のリフォームには、ご満足されていますか?

奥様:そうですね、良かったと思います。
まず中を綺麗にすると、とりあえず中に住めるじゃないですか。 それでこっちに移って、またお金を貯めて、2回目のリフォームができたのはいい流れでした。
将来的に外の工事をしたいと伝えたら、塩谷さんもやりやすいようにしておいてくれたんですよ。足場を組まなくていいように、とか、段取りを考えていてくださったので、「じゃあ、やろうよ」という話になったんです。
中を綺麗にしたら外も綺麗にしたくなる心理ってありますよね(笑)。

薄井歩:大規模なリフォーム工事には、やはり大きな費用がかかります。 ご予算とやりたいことが見合わないと、あちこちを少しずつ直して、全体的にはあまり変わり映えがしないこともありますね。
そんな時は、T様のように1期工事、2期工事と分けてリフォームするのもいい方法です。 あらかじめリフォーム業者とよく相談して、きちんと計画を立てることをオススメします。

2期目のリフォーム事例はこちらから。

築35年の木造住宅。魅せる外観にリフォーム!

おうちの満足度と住み心地はいかがですか?

薄井歩:完成したおうちの満足度はいかがですか?

奥様:リフォームに関しては100点です!

薄井歩:特にどこが気に入っていますか?

奥様:私はキッチン。主人はやっぱりお風呂です。
私たちにアイデアが無くて、エコリフォームさんに提案してもらったウッドデッキも良かった。
前は荷物置き場だった場所だったんですよ。 窓が無くて、すっごく暗かったんです。昼間でも電気がないと物が探せないくらい。

薄井歩:今は明るくなりましたよね。間取り変更をして良かったですね。

奥様:そうですね。明るいし、窓を開けていても、見えるのは木の柵なので、何か違うんですよね。
春はお花なんか置いたりして、子どもたちもウッドデッキでおやつなんか食べたりして、ピクニック気分ですね。

奥様お気に入りのキッチンと、ご主人様が気に入っているというお風呂です。

薄井歩:今回のリフォームでは、無垢の床やコルクタイル、シナの建具など、天然の素材をお使いになりました。
こうした天然素材をお使いになりたいと思ったのは、どうしてですか?

奥様:天然素材は、いいなぁと思っていたんです。
よくあるマンションとかのペカッとした床よりは、温かみのある天然木の床がいいなと思ってました。

薄井歩:実際にお使いになってみて、ご感想はいかがですか?

奥様:だんだん色合いが変わってきていい感じになってきました。
天然素材ってお手入れが大変と聞いていたのですが、そうでもないですし、使って良かったなと思います。

自然の素材をたくさん使ったお住まいです。建具や収納もすべて天然木を使っています。

薄井歩:無垢は経年でどんどん味わい深い色合いになりますから、それも楽しみの1つですよね。
普段はどんなお手入れをしているのですか?

奥様:普通に掃除しているくらいです。
天然素材ですごいなと思ったのは、お風呂。
お風呂の提案でエコリフォームさんに決めた、って感じだったんですけど、お風呂に木を使っていて、いつかカビちゃうのでは・・と思っていたんです。でも、今もまだ綺麗。全然傷んでないです。
工事中、塩谷さんが「ヒバは油が多い」と説明してくれたことがあって、その時は意味があまりよくわかっていなかったんですけど、今は実感しています。天然素材の力はすごいですね。

薄井歩:木の材質によって、お手入れが違うというのはありますね。それに、奥様が毎日綺麗にされているというのもあると思いますよ。

青森ヒバを使ったお風呂。カビの心配をされていましたが、全然傷んでいないそうです。

みなさんにオススメしたいものは?

薄井歩:リフォーム後のお住まいにお暮らしになって、みなさんにオススメしたいものはありますか?

奥様:ホスクリーンですね。
ダイニングに付けてもらったのが便利。ひっかけるところがなくて困っていたので、本当に良かったです。
これ、上に梁が入っているとこじゃないとダメなんですよね。 ちょうど梁が入っていて付けてもらいました。
重いものをかけても頑丈だから安心です。8キロまで大丈夫なんですよね。

薄井歩:下地がしっかりしていない所にホスクリーンをつけると、重いものを下げた時に耐え切れず、落っこちてしまいます。
洗濯物は特に重いですからね。水を含みますから。

奥様:お客様が来ないときとか、出かけるときとか、洗濯物をここにひっかけちゃいます。お風呂場に干しても乾かないから。 全然乾きが違います。冬にエアコンが入っていると、外に干すより乾きが早いんですよ。
働いていて、昼間、家を空ける人にもオススメかもしれないですね。

実際にホスクリーンを使う時は、こんな風に洗濯物をひっかけているそうです。

薄井歩:ほかにオススメのものはありますか?

奥様:あと、ダウンライト。
夜、子どもは早く寝てしまうけど、大人は起きている時間。
子どもは隣の和室で寝るのに、引き戸をピッチリしめると嫌がるので、少し開けておくんですが、リビングも暗くないと寝ないんですよ。何か楽しいことがあるように思うのかしら。
そういう時は、ダイニングのダウンライトを暗くしておくと、寝てくれます。

薄井歩:調光機能を付けて、明るさを調整できるようにしたダウンライトが、T様にはピッタリだったんですね。
実際に使っている方から聞かないとわからないポイントですね。

こちらがリビングのダウンライト。明るさを調節できるのが便利です。

これからリフォームをお考えの方へ。

薄井歩:これからおうちのリフォームをお考えの方へ、アドバイスがありましたらお願いします。

奥様:誰でも、自分たちの予算があるので、予算内でできることを考えた方がいいと思います。
予算内でできることを一つの枠にして、3社くらいで見積もりを取る。 3社くらいの見積もりを取ると、対応とか金額の違いがわかるので、最初の手間はかけた方がいいと思います。
それぞれ、特徴がある3社がいいと思います。 私たちは、1つ目は大手、2つ目はデザイン重視、3つ目はうちの家と同じような系統をリフォームしている工務店系で、それがエコリフォームさんでした。 そうすると、自分たちに一番合うところがわかるかもしれないです。
そして、やっぱり最終的な決め手は、信頼感ですね。

薄井歩:中にはとにかくたくさん見積りを取る方もいらっしゃいますが、結局、混乱してしまうんですよね。
T様のように、事前に時間をかけて検討して、そこで選んだ3社から見積もりを取るというのは、とても賢い方法だと思います。

奥様:あとは、自分たちが本当にやりたいところを決めて、家族間でお互いの相違がないようにまとめるのが大事だと思います。 ご主人、奥さん、お父さん、お母さん。それぞれの希望を集めて、ここは譲れないというところを決めないと、混乱します。
打ち合わせの時、こちら側も必ず同じ人が対応できるとは限らないですよね。例えば主人と私だったり、私と母だったり。 対応する人によって、こちらの言うことが変わってしまったら、リフォーム会社さんも混乱してしまいます。
だから、家族単位の優先順位を決めて、要望を伝えるようにするといいですね。

薄井歩:ご家族の間で意見の食い違いがあって、リフォーム計画が難航することもありますね。 T様の実体験をもとにしたアドバイスは、かなり響きました。
最後に、T様にとって、家とはどんなものですか?

これからリフォームをお考えの方へ、実体験をもとにしたアドバイスをいただきました。

奥様:家って、気を抜くところだと思っています。みんなが帰ってくるところだから。
スタイリッシュだったり、モデルルームみたいなところよりは、結局はみんながのんびりできるところ、っていうのが一番かなって思います。

薄井歩:これからも、のんびりできるお住まいのお手伝いをさせていただければ嬉しく思います。 本日はありがとうございました。

ありがとうございました!

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築35年の木造住宅を耐震リフォーム。自然素材にこだわりの浴室も

 

よく考えて計画を立て、築43年の自宅が新築以上に

墨田区・M様

M様は築40年を超えるご自宅を、1階、2階とも大規模にスケルトンリフォームされました。

リフォーム後の家にお住まいになって1年半ほど経ち、工事中の思い出や今の住み心地をお話いただきました。

インタビュアー:塩谷 理枝(2009年10月)

リフォームデータ

  • 築年数:41年
  • 構造:木造2階建て住宅
  • 内容:フルスケルトンリフォーム

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建物の寿命を延ばす、築40年の住宅リフォーム

リフォームのきっかけは?

塩谷理枝:M様は新築と同じくらい大規模なリフォームをされましたが、リフォームのきっかけは何だったのですか?

お母様:家が古くなっていたせいもあって、何となく住み心地も悪いし、もう築43年だから、いい加減なんとかしないとって。隙間風もひどかったし。

M様:特に今、というわけではなかったのですが、隣が1年前にリフォームしていたから、うちもそろそろ...というのはありましたね。

M様邸は昔ながらの大工さんが建てたしっかりした家でしたが、築40年を超え、経年による傷みが見られるようになっていました。

塩谷理枝:新築するという手もあったかと思いますが、新築は考えていましたか?

お母様:考えていなかったですね。
うちは新築すると、家を引っ込めないといけないからね。狭くなってしまうんです。

M様:3階建てにできればいいけど、広さ的にそれも無理。新築しても、2階にロフトをつけるくらいしかできなかったでしょうね。
それでリフォームにしたっていうのもありますね。

新築で建て替える場合、セットバックが必要な立地だったことが、リフォームを選ばれた理由だそうです。

エコリフォームを選んでいただいた決め手は?

塩谷理枝:リフォームをお決めになって、エコリフォームにお声がけいただいたのはなぜですか?

M様:ホームページの事例がすごかったからですね。 こっちが想像していた、やりたいものがたくさん載っていましたから。
下町の家で、リフォームの規模もうちと同じくらいの規模のものが多くて、これはいいかも、と思いました。 それに、マニアックな工事の記事まで載っていたのが、自分としては良かったです。

塩谷理枝:何社かのリフォーム会社さんにリフォームのご相談をなさったそうですが、その中でエコリフォームにご依頼いただいた理由をお聞かせください。

M様:塩谷さんの親切な対応ですね。
それから、やっぱりホームページを見て、ブログも見て、建築士であるご主人の塩谷さんの考えに納得できるところが多かったんです。
一応、大手のリフォーム会社さんにも見積りをお願いしていたんですが、「やっぱり大手は融通が利かないんじゃないの?」っていう思いがありました。

決め手は塩谷の対応、という嬉しいお言葉をいただきました。

着工前に不安な点はありませんでしたか?

塩谷理枝:M様は、「リフォームするならここ」というご要望がハッキリされていて、計画もスムーズに進んだ印象ですが、工事の着工前に不安な点はありませんでしたか?

M様:着工する前に、だいぶ打ち合わせをやりましたからね。大丈夫でした。不安なんて無かったですよ。
それより、実際に解体してみると意外な問題が出てきて、工事が長くなってしまうっていうこともあるのかな、とは思っていました。

塩谷理枝:M様のお宅は、そういうことが無かったですね。お風呂の下は少し傷んでいましたが、他は大丈夫でしたよ。
工事前に家を外から見て、ある程度予測していました。建てた時が良かったんですね。大工さんが建てた家だったのですよね?

お母様:ええ、うちは大工さんが建てたんです。
昔ながらの職人さんで、笑うのが損みたいな人で。その人が1人で造ったんです。 有名な棟梁さんのお弟子さんだから、腕が良かったのね。

解体された状態です。築年数を考えると、とてもいい状態でした。

思い通りのリフォームになりましたか?

塩谷理枝:思い通りのリフォームができたな、と思いますか?

お母様:はい。住まい勝手が良くなって、風通しも良くなったし、満足です。
昔はお婆ちゃんもいたから、4.5畳の小さい部屋があったりしたの。今の間取りは、使い勝手が良くなったわね。
ブロック塀も無くしてもらって良かった。明るくなりました。

リフォーム完成の様子です。間取りが変わって、使い勝手がよくなったそうです。

M様:新築以上に綺麗になったと思います。
リフォームして1年半経ちますが、僕は外壁の塗装に感動しました。 周りの家もみんなリフォームしてるんですけど、1年くらい経つと、外壁の継ぎ目が汚くなってしまってるんですよ。でも、うちは今も綺麗なんです。
そのことを塩谷さんに言ったら、「一手間かけるか、かけないかの違いですよ」と言われましたね。

塩谷理枝:塩谷は「リフォームは面白い。あるものを活かして再生するから」と言っています。
大工さんの中にはリフォームが得意でない人もいますが、うちは塩谷がいるからこういう大きなリフォームができると思います。腕のいい大工はとっても貴重なんです。

お母様:後々のことを考えると、いい加減な大工さんを使うと損するわね。ちゃんとした人じゃないとね。
安く早くがいいってわけにはいかないのよ。

セラミクリーンで仕上げた外壁は、長い間美しさを保っているそうです。

塩谷理枝:2階のレイアウトも随分変わりましたね。
M様はご自身でも図面を見ながら検討してくださったので、その成果の現れだと思います。

M様:はい、2階も気に入っています。
自分自身でも、あれこれ考えてみるのは大事ですね。住んでる人にしかわからないこともありますからね。

水まわりを2階に移動して、間取りも大きく変わりました。

リフォームで楽しかったことは?

塩谷理枝:リフォームをする中で、楽しいと感じたことがありましたらお聞かせください。

M様:物を造るのって楽しいじゃないですか。プラモデルの大きいのを作ってるみたいでしたよ。
間取りを考えているときとか、本当に楽しかったです。ああでもない、こうでもないって、随分話しましたね。 自分で間取りを書くのも楽しんでました。いろいろ細かくて、鬱陶しくなかったですか?

塩谷理枝:細かいと言うよりも、的確なご意見をくださったから、すごく良かったですよ。M様の想いを感じ取ることもできました。

M様と一緒に時間をかけて作り上げた間取りです。

実際に住んでみて、いかがですか?

塩谷理枝:M様邸は自然素材を使ったリフォームとなりましたが、実際にお住まいになってみて、いかがでしょうか?

M様:すごくいいですよ。無垢の木の階段なんか、すごく気に入っています。
他に見積りを出してくれた大手さんの部材は、こういう自然のものじゃなかったです。無垢にしてもらって良かったです。

塩谷理枝:自然素材はお手入れの手間もそれほどかからないんですよ。M様邸もこまめに掃除してくださっているから、とっても状態が綺麗ですね。

M様と一緒に時間をかけて作り上げた間取りです。

塩谷理枝:何度かメンテナンスにお伺いしていますが、工事後のご対応はいかがですか?

お母様:良好です!

M様:大手の業者さんに頼んでいたら、後から細かい相談が出来なかったような気がします。 アフターサービスは万全ですと言ってはいても、なんとなく頼みづらいですね。

塩谷理枝:これからも、何でもおっしゃっていただけると嬉しいです。

これからリフォームをお考えの方へ。

塩谷理枝:これから家のリフォームをお考えの方へ、メッセージをお願いします。

M様:前もってよく考えておいたほうが良いですよ。業者さんに丸投げしたのでは、本当に満足するものは作れないと思うから。頼む方もよくリフォームのことを知らないと。
家はやっぱり、一番長くいるところですから。考えるのは一瞬ですけど、住むのは一生ですからね。よく考えて、計画を立てるのが大事ですね。

塩谷理枝:そうですね。実際に住む方も一緒に考えてもらえると、よりご満足いただけるお住まいになるかもしれません。

M様:メールにして文章にしておくのも良いと思いますよ。
後で言った言わないでもめたりするの嫌ですからね。

塩谷理枝:M様はいつもきちっとメールをくださるので、担当の薄井がメールを受け取るたびに、「ありがとうございます」ってお礼を言っていました(笑)。

リフォーム工事中には、現場でのお打ち合わせにも度々足を運んでいただきました。

太陽光発電システムの設置工事を承りました。

リフォームから2年後、リピート工事として、太陽光発電システムの設置工事をご依頼いただき、助成金の手続きから設置工事までをサポートしました。

塩谷理枝:太陽光発電システムの業者選びはどのようにされたんですか?

M様:業者選びには悩みました。電気代を前払いする投資みたいなものですから、どっちかというと、費用で選んだ方がいいのかなと思いました。
でもやはり、屋根に重いものを載せるので、信頼できるところに頼みたかったんです。 今はあちこちで太陽光発電をやってますけど、塩谷さんに頼むのが筋だと思いました。

塩谷理枝:家のことはエコリフォームに相談しよう、と言っていただけるのが目標なので、とても嬉しいです。
太陽光発電システムをお考えの方へアドバイスなどはありますか?

M様:リフォームの時、あらかじめ将来の計画に入れておけばよかったなと思います。
これからリフォームする人は、電気系統に拡張性を持たせておいた方がいいと思いますよ。

塩谷理枝:M様邸の太陽光発電、早速大活躍してくれているようで何よりです。ありがとうございました。

太陽光発電について詳しくはこちらから。

省エネ住宅設備

ありがとうございました!

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建物の寿命を延ばす、築40年の住宅リフォーム

 

築80年の家が快適に。あの時リフォームして良かった

台東区・N様

N様ご夫妻はご自宅で長年自営業を営んで来られましたが、リタイア後の生活のためにリフォームすることに。 築80年という築年数のかなり長い建物のため、大規模なフルスケルトンリフォームとなりました。

リフォームから5年後、現在の住み心地についてお話を伺いました。

インタビュアー:塩谷 理枝塩谷 敏雄(2009年9月)

リフォームデータ

  • 築年数:80年
  • 建坪:13坪
  • 構造:木造2階建て住宅
  • 内容:フルスケルトンリフォーム

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築80年の住宅を再生するリフォーム

リフォームのきっかけは?

塩谷理枝:今日は、5年前のリフォームについてお聞かせください。
リフォームをしようと思われたきっかけは何だったのですか?

奥様:お父さんが仕事を引退することになったので、今がいいかなと思ったのと、やっぱり何より老朽化していたからよ。
2階は雨漏りしてたし、とにかくボロボロで。土台もダメだったんじゃないですか?

塩谷敏雄:土台は老朽化していて、もうほとんど無くなっちゃってましたね。土台も柱も全部新しく取り替えましたから。
築80年ということなので、最初から「もう無いんじゃないかな。あってもスカスカかな」と思ってました。

奥様:傷んでいましたね。昭和2年の家だもの。
関東大震災のすぐ後に建ったんですって。この辺りは空襲でも焼けなかったのよ。

N様はご主人のお仕事場として使われていた1階のリフォームをご希望でしたが、築80年になる建物自体の老朽化が進んでいたため、全面スケルトンリフォームすることになりました。

リフォームプランと業者選び。

塩谷理枝:リフォームでどんな家にされたいとお望みでしたか?

奥様:まず雨漏りね!
あと、段差があったのが嫌でした。踏み台に乗らなきゃいけなかったりして、不便でしたね。
それから、寒さ!断熱材なんて無いし、地べたに直に座ってるみたいでした。 冬なんかは、壁に背中をつけていると、氷を背負ってるみたいだったのよ。 お風呂も古くて寒くてね。

塩谷理枝:昔の家は断熱が不十分なので、冬の寒さに悩んでいる方が多いんです。床下から冷気が上がってきちゃうんですよね。

とても寒かったというリフォーム前の様子。大きな段差があったのも不便だったそうです。

塩谷敏雄:新築で建て直すことは考えませんでしたか?

奥様:考えましたよ。でも税金が上がってしまうと聞いて、うちはお父さんが仕事を辞める時だったので、困るなと思いました。
でもリフォームなら、税金面もそのまんまでいけるって聞いたから、「じゃあリフォームしましょう」と。

塩谷敏雄:新築をしたらセットバックが必要で、面積も狭くなってしまいますが、リフォームなら変わらないですしね。

スケルトンリフォームで、まるで新築のように仕上がったN様邸です。

塩谷理枝:エコリフォームのことは、お嬢さんが探してくださったそうですね。
相見積もりが2社あったと聞きますが、私たちに決めてくださったのはなぜですか?

奥様:塩谷さんのところは、私たちに合った計画を持ってきてくれたのが良かったんです。
3社あって、1社は間取りをまったく変えないで、中の模様替えをするだけだったし、もう1社はスマートでモダンすぎちゃって合わなかった。年配の人間が住む家としては違和感あるなって。

ご提案時に作成したイメージパースの一部。自分たちに合っていると感じてくださったそうです。

リフォーム後の暮らしをお聞かせください。

塩谷理枝:リフォームを終えてしばらく経ちますが、今の住み心地はどうでしょう。 「思い返してみると、こうすれば良かった」と思うことはありますか?

奥様:無いですよ。とっても良いです。
あんなに寒かったのに、今は寒くなくなりました。座布団とカーペットを敷けば大丈夫。
夏もね、クーラーなしでいられます。夜になると肌寒いくらい。
リフォームして、本当に良くなりました。今は快適に暮らしています。

塩谷敏雄:土壁だった壁を全部解体して、新しい壁に断熱材を入れたので、それが効いてますね。良かったです。

塩谷理枝:リフォーム前は、お風呂も寒かったというお話でしたね。 お風呂のスペースは広めに取りましたが、良くなりましたか?

ご主人様:いいですよ。うちのお風呂は広くて、快適。
あの時リフォームしておいて良かった、と思います。

寒くて小さかった昔ながらのお風呂も、広々としたユニットバスになりました。

塩谷敏雄:N様邸は築年からかなり経っているので、今回のリフォームでは耐震補強も大がかりにやりました。 地震の時はどうですか?

奥様:あまり揺れないです。
地震があっても、ゆらゆら揺れるという感じは無いですよ。 「あれ、地震かな?」っていうくらいよ。気が付かないこともあるし。
お蔭で不安になることは無いですね。

いったん骨組みだけのスケルトン状態にして、的確な耐震補強を施しました。

お気に入りのお部屋と間取り。

塩谷理枝:奥様は、趣味で手芸作品を作られているということで、1階に奥様の趣味のお部屋を造りました。
あのお部屋はどうですか?活用されていらっしゃいますか?

奥様:私のお城よ。風が良く入って涼しいし、気持ちいい部屋です。 こういう部屋を造りたくて家を直したっていうのもあるから、それがすごく嬉しくもあります。
お父さんは「オレの部屋が無い」って言って怒っちゃうの(笑)。

塩谷理枝:以前は仕事場になっていて、車が入っていたスペースですもんね。

奥様:今はすっかり私の部屋になりましたね。

奥様は趣味のお部屋をフル活用。造り付けの机も使いやすいそうで、ここから素敵な作品が生まれています。

塩谷理枝:2階は大きく間取りを変え、和室を洋室にしましたが、いかがですか?

奥様:快適。2階を洋室にして、ベッドで寝られるようなって良かったわ。
2階も風が通るから気持ちいいですよ。窓を開けておけば、いい風が通って涼しいのよ。 無垢の床も冷たくないです。

塩谷理枝:2階には、新しくベランダを設けましたね。
お洗濯を干すのは楽になりましたか?

奥様:前は使い勝手が悪くて、屋根の上の方まで登って洗濯物を干さなくちゃならなくて。
大変だし危なかったけど、新しいベランダは使いやすくていいですね。

塩谷理枝:2階には、新しくベランダを設けましたね。
お洗濯を干すのは楽になりましたか?

ご主人様:トイレも1階2階に付けてもらって良かったですよ。
この間、神経痛になってしまって大変だったんですけれど、その時は2階にもトイレがあって本当に助かりました。

2階の和室は洋室に変身。ベランダも新しく造り付けました。

N様とは長いお付き合いです。

塩谷理枝:初めにリフォームされてから、私たちとはもう5年の付き合いになりますね。
何度かメンテナンスにもお邪魔しましたが、この5年の対応はどうでしたか?

奥様:とっても安心してますよ。いつでも、何かあったら連絡するわね。

塩谷敏雄:些細なことでも、気になることがあったらいつでも呼んでくださいね。ありがとうございました

ありがとうございました!

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築80年の住宅を再生するリフォーム

 

リフォームでも、ここまでできるんですね

文京区・F様

F様は築60年・7坪の長屋にお住まいです。 長屋ならではの細長いコンパクトな空間を最大限に活用できるよう、全面的にスケルトンリフォームしました。

お引越しが終わって落ち着かれた頃、現在の住み心地とリフォームの思い出についてお伺いしました。

インタビュアー:薄井 歩(2009年7月)

リフォームデータ

  • 築年数:60年
  • 建坪:7坪
  • 構造:木造3階建て住宅(長屋)
  • 内容:フルスケルトンリフォーム

リフォーム事例はこちらから。

築60年7坪の長屋住宅、再生ものがたり

今回のリフォームについてお聞かせください。

薄井歩:今回のリフォームの目的をお聞かせいただけますか?

F様:建物の強化をしたかったんです。やはり、築年数がたっておりますし。
今までも何度か、一部分一部分を手直ししつつ暮らしていたのですが、もう、それをやるんだったら一気に直してしまおうと思いました。

薄井歩:新築ができないということになって、リフォームに変更された時、正直な気持ちはいかがでしたか? 不安はありましたか?

F様:それはありましたね。 すでに解体された状態だったので、骨組みはそのままで、どこまで安全性を保てるのかという不安がありました。
それに、一部のことだと思うんですけど、悪徳リフォーム会社があるなんて話も聞いていて。
どのような判断でリフォーム会社を選べばいいのか、変なところに頼んだら大変なことになってしまうのでは、と思っていました。

F様邸は新築をする予定でしたが、事情があって工事がストップしてしまい、急遽リフォームをすることになったそうです。

薄井歩:新築よりもリフォームの方が、判断基準がわかりづらくて、業者の選定が難しいかもしれないですね。
リフォームの事例を見ても、自分の家も本当に同じようになるのか、わからないですものね。

F様:はい。それで、ホームページから、おそるおそる問い合わせをしました(笑)。

薄井歩:お問い合わせいただいて、何度かお打ち合わせの後にご契約となりましたが、私たちにリフォームをお任せいただいた理由は何ですか?

F様:問い合わせをして、最初に塩谷さんが来て現状を見てくださった時、ハッキリと「これは本当に大変ですね」とおっしゃっていて。
その上で、「これは何とかしないといけないですね」「やるからには責任を持ってやらせていただきます」と言ってくれたことですね。
他にも2、3社に相談はしていたんですけれど、どこも丸投げ状態で・・・。 塩谷さんは、一番、現状の重大さをわかってくださって、心強く感じました。

工事が途中で止まっていたため、初回訪問時はこのような状態でした。

リフォームを終えて、今の思いは?

薄井歩:お問い合わせをいただいてから竣工まで、約半年という長丁場となり、いろいろご苦労もあったかと思います。
実際にリフォームを終え、今思うことをお聞かせください。

F様:リフォームして良かったって思います。というより、エコリフォームさんで良かったと思います。
もし新築していたとしても、エコリフォームさんが良かったなって思います。今後、家を直す時もリピートしたいです。

細長い形と7坪という空間を活かすため、スタッフ一同で知恵を絞った間取りをご提案しました。

薄井歩:リフォームに対してのイメージは変わりましたか?

F様:変わりましたね。ここまでできるんだなーと思いますよ。
例えば、階段の位置を変えたり、壁を撤去して間取りを変えたり、補強したり。
リフォームなのに、新築みたいになりましたよね。

薄井歩:工事中も、ずっと経過を見ていただいたので、変わったのがよくおわかりだと思います。

F様:「ここまでできるんだ!」という感じです。
他の業者さんでは、間取りはある程度しか変えられないと言われて、「そうか、リフォームだとできないんだな」って思っていたんですよ。
キッチンを取り替えたり、和室を洋室にしたりするのが、リフォームのイメージでした。 それが、建て替えるのに近いところまでできたので、嬉しい驚きです。

間取りを大幅に変えたため、玄関の位置も変更に。F様も「リフォームでここまでできるんだ」と驚かれていました。

薄井歩:この度のリフォームでは、今の暮らしに合わせて、家の中がほとんどガラリと変わりましたものね。

F様:もちろん、構造的にここは外せない、というのはあると思うんですけど、ドアの位置を変えたり、勝手口も広げてくれたりして。
骨組みを変えなくても、こういうことができるんだなって思いました。

薄井歩:エコリフォームは新築の実績がある工務店を母体としているので、そこが強みですね。
お母様はいかがですか?

お母様:何しろ古いのでね。変えられるのかしら?と思っていたけれど、便利になりましたよ。
前は1階でお店をやっていましてね。雑然としていましたが、住みよくなってビックリですよ。
昔からうちを知っているお友達が来ると、みんな「すごいわね」ってビックリするんですよ。来る人来る人、みんなびっくりします。

薄井歩:そう言っていただいて、嬉しいです。細長い独特の形のお家なので、リフォームプランも頭を絞りました。

F様:本当に、この家は作品だと思いますよ。

1階はご高齢のお母様のスペースに。昼間は引き戸を開けて広く使い、夜は引き戸を閉めて、落ち着いた寝室になります。

リフォーム中の思い出をお聞かせください。

薄井歩:リフォームをしている中で、一番印象に残っていることは何ですか?

F様:たくさんありますけど、やっぱり、親身になって相談に乗ってくださったこと。
私たちはどうしても素人目線になってしまうので、できる、できないに関わらず、「こうしたらどうかしら?」という希望をどんどん言ってしまうんです。
そういうことを軽く受け流してしまうのではなく、ちゃんと受け止めて、いろいろな方向から見ていただいた上で、「こうだったらできる」という回答を的確にいただけたのが良かったですね。
リフォーム会社の都合の良いようにされてしまうこともある、という話も聞きますけど、エコリフォームさんは丁寧に対応してくださいました。

薄井歩:そんな風に満足していただきたいという思いでやっているので、嬉しいです。
工事終了後の対応については、どうですか?

F様:できて終わり、じゃないところが心強いです。
うちも、細かいところでいろいろ電話して相談してしまうのですが、その都度来ていただいてありがたいです。

リフォーム工事中には、現場で何度もお打ち合わせをしました。

薄井歩:リフォーム中に辛かったこと、不安だったことがありましたらお聞かせください。

F様:前の住まいは、こことは距離がありましたので、ちょくちょく見に来られなかったということですね。

1週間に1度は見に来ていただいていましたが、ご面倒ではなかったですか?

F様:全然。週1でいいのかな?というくらいの気持ちでした。
でも距離的に頻繁に来るのが難しかったので、いつも、メールや写真を送ってくれたのは嬉しかったです。

薄井歩:正直、F様もお忙しい中なのに、あれもこれもご検討くださいとメールをして、しつこいかなと思ったりしたんですが・・・。

F様:そんなことないです。
逆に、たくさんメールを送ってくれて、こちらの要望や質問について、その都度その都度、調べてくださったから、結果的にいい家ができたと思います。

薄井歩:では、リフォーム中に楽しかったことはありますか?

F様:打ち合わせって面倒くさいと思うこともあるかもしれないけど、私はそれが楽しかったと思います。
リフォームに参加してる、という感じでした。

薄井歩:一緒に造り上げていった感じですよね。

F様:そうです。それが楽しかったですね。
ショールームに連れ出してくれたのも良かったですよ。カタログだけ渡されて、それを見て考えてるだけだと、どうしても、まあ何でもいいやってなっちゃう。家の中のことに紛れて、面倒になっちゃうんです。
でも、ショールームにお誘いいただいて、実際に自分で色々見てみると、「あ、こういうのがいいな」と実感しながら決められるので、それも楽しかったですね。
私は、アクティブに連れ出していただく方が好きなんです。

キッチンやお風呂など、ショールームで実際に見ることでイメージが湧きますね。

自然素材について。

薄井歩:今回のリフォームで、1階と2階はコルクタイル、3階は無垢のパインのフローリングと、床に自然素材をお使いになりました。
最初に自然素材を提案されたときは、どのように感じましたか?

F様:自然素材ってよくわからなかったので、正直、はてな?と思いました。
でも、無垢の家が増えているというのは聞いていましたし、新築をした友人の家でも採用していたので、じゃあ試してみようかなって思ったんです。

薄井歩:実際に住まわれてみて、自然素材はいかがですか?

F様:大正解です。
前の家は自然素材を一切使っていなかったので、温度の違いを感じています。
特にコルクは、お客様が来ると皆さん「いいねー」って言います。気候が寒かった頃は、「暖かいねー」ってよく言われました。

薄井歩:コルクは、冬、暖かいのが特徴の一つですからね。
コルクは本当にオススメで、自分がリフォームする時もコルクがいい、と思っているくらいです。

F様:前の家は床暖房だったんで、また床暖房にしようと思ってたんです。
でも、エコリフォームさんがプランを持ってきてくれた時に、「コルクなら床暖房は必要ないですよ」って仰って。それでも、何となく半信半疑でした。
実際に使ってみると、本当に良い。真冬でも普通にストーブをたいておくだけで、充分OKでした。

1階と2階の床はコルクタイルを採用しました。コルクタイルは水に強いので、水まわりにも最適です。

薄井歩:3階に採用した無垢のフローリングはどうですか?

F様:とっても気持ちがいいですよ。
冬は、2階でストーブをたいておくと、3階は暖房いらずでしたね。
でも、小さい子供がいるので、すでにキズがすごいことに・・・。

薄井歩:無垢の木は、経年で変色し、味わいのある飴色になってきます。そうなると、キズは目立たなくなると思いますよ。

子供部屋の3階はパイン材の無垢フローリング。キズも徐々に味わいになっていくでしょう。

家の中でお気に入りの場所は?

薄井歩:リフォームしたおうちの中で、一番気に入っているのはどこですか?

F様:収納でしょうか。
なにしろ7坪なので狭いのは狭いんですけれど、その限られたスペースの中をどれだけ有効に使えるかということを考えて作った家ですので、必要な所に必要な収納があるんです。それが本当にいいなと思います。
前の家は、「あれを取りにいくには、あそこまで行かないと・・・」という不便さがあって、「ここに収納があればなー」と思うことがよくありました。 ですから今度の家は、面積こそ狭くなったけれど、快適さを比べると全然違いますね。
リフォーム前の細かい打ち合わせが反映されて、思った通りになっていて、快適で使いやすいです。

薄井歩:F様邸は、リビングダイニングの収納を多くしました。 LDKにあまり収納がない家も多いのですが、収納があるとすごく便利になるんですよ。

2階のリビングに、壁面いっぱいの収納を造り付けました。F様とよく相談して決めた、オリジナルの収納です。

お母様:私は、3階に天窓をつけたのが気持ちいですね。

F様:そうそう、「天窓つけてよかったね」と、昨日ちょうど話していたんですよ。

薄井歩:窓が少ない中、家の中を明るくするために天窓を付けました。喜んでいただけて良かったです。

階段の上にある天窓。窓が少なく暗かった室内が明るくなりました。

F様:あと、サンウェーブさんのキッチンも使いやすいですよ。 「パタパタくん(プッシュオープン式のドアポケット)」が素晴らしい。家の広さの都合で収納が狭い分、すごくいいです。
こういう細かいところって、ショールームに行かないとわからないので、やっぱりショールームに連れて行ってもらって良かったってことですね。
ショールーム見学は大事です(笑)。

サンウェーブ(現LIXIL)さんのキッチンを採用。収納が充実していて使いやすいと好評でした。

薄井歩:F様にとって、家とはどんなものですか?

F様:家族みんなが落ち着く場所であって欲しいですね。この家はそうなっていると思います。
引っ越した後のことなんですけど、下の子を連れてお友達の家に遊びに行ったんです。 子供が疲れてきちゃったみたいで、勝手に遊ぶおもちゃを片付けはじめて「ママ、おうち帰ろう」って言ってくれたんですよ。
それがすごく嬉しかったですね。前は、「帰りたくない」と言われることが多かったんです。
この家は住んでいて快適だし、そのことが子供たちに伝わったのかなって思いました。

薄井歩:F様がたくさん協力してくださったからこそ、よりいい家になったのだと思います。

リフォーム後の家は、家族みんなが落ち着く場所になっているそうです。

これからリフォームをお考えの方へ。

薄井歩:これからおうちのリフォームをお考えの方へ、メッセージをお願いします。

F様:打ち合わせって本当に大事です。
「こんなことまで聞いたらダメなのかな」と受身的な気持ちになっちゃうこともあると思うんですけど、疑問は何でもちゃんと聞いた方がいいと思います。 聞いた上で、どうするか決めればいいですしね。
そういった打ち合わせの積み重ねが、良い家を作っていくのだと思います。

薄井歩:そうした方が愛着もわきますしね。
家の中は毎日いつでも目に入るから、間違っても嫌な思い出を作ってはいけないと思います。 だから精一杯、気を使ってリフォームを進めなければ、といつも考えています。
ご契約をいただいて、工事して完成、で終わりではなくて、そこからの生活が大事なんですね。

ありがとうございました!

リフォーム事例はこちらから。

築60年7坪の長屋住宅、再生ものがたり

 

リビングがとっても明るく、暖かくなりました

江東区・O様

築30年のご自宅をリフォームされたO様ご夫妻。 役目を終えた子供部屋をダイニングとつなげて、ゆったり明るいリビングダイニングに。 キッチンとお風呂も新しく便利にリフォームしました。

住まいながらのリフォーム工事の思い出や、リフォーム後の住み心地についてお聞かせいただきました。

インタビュアー:塩谷 理枝(2009年7月)

リフォームデータ

  • 築年数:34年
  • 構造:混構造3階建て住宅
  • 内容:間取り変更、設備交換リフォーム

今回のリフォームの目的は?

塩谷理枝:まずは、今回のリフォームの目的をお聞かせください。

奥様:34年住んだ家なので、だいぶ古くなってきてしまいましてね。台所も汚れてきてしまったし。

塩谷理枝:一番明るい子供部屋をあまり使われていなかった、というのも、もったいなかったですね。

奥様:子供部屋が日当たりが一番良くて、この家の特等席でしたからね。

ご主人様:大きい理由はそれですね。
それから、娘の住んでいる新築のマンションが対面キッチンになっていて、いいなあと思っていたんだよね。

奥様:あんな風にしたいと思ってました。
でも「対面キッチンは難しいんじゃないか?」と言われて、諦めていたんですよ。思いがけず、叶ってよかったです。

お嬢様が独立して空いていた子供部屋を有効活用することが、リフォームの大きな目的だったそうです。

エコリフォームを選んだ決め手は?

塩谷理枝:エコリフォームを選んでいただいた決め手は何ですか?

奥様:娘がインターネットで調べてくれて、うちがやりたいリフォームに合うんじゃないかということで、エコリフォームさんを探してくれました。
娘から「とりあえず見積もりだけしてもらったら?」と言われてお会いしたのですが、とても印象が良かったので、そのまま決めてしまいました(笑)。

塩谷理枝:お嬢様には工事中もずっとご協力いただき、感謝いたします。
IHのクッキングスクールにも、お母様とご一緒にお越しいただきましたね。とても仲良しで、素敵なお母様と娘さんですよね。

IHのキッチンを採用するにあたって、奥様とお嬢様がIHクッキングスクールにご参加されました。

リフォーム工事の思い出は?

塩谷理枝:今回はお住まいになりながらのリフォーム工事だったので、キッチンやお風呂をお使いいただけない時期もあって、ご不便をおかけしました。

奥様:差し入れをいただいたり、IHコンロを貸していただいたりと、気を使っていただきました。
もちろん不便はありましたが、その中でいかに家事を最小限に抑えるかを、意外と楽しんでいました。
お風呂は娘の家で借りたりしていましたが、お風呂の工事を早く仕上げてくれたので、すぐに入れるようになって良かったです。

塩谷理枝:なるべく普段通りに暮らせるように心を配っていましたが、工事の音がうるさかったのではありませんか?

ご主人様:うちは家具の工場だったからね。
音が大きいのには慣れているから、大丈夫でしたよ。

お住まいになりながらのリフォームでしたが、O様ご夫妻のご協力で無事に工事を終えることができました。

ご主人様は熟練の家具職人さんです。

O様のご主人様は、ベテランの家具職人さんです。 O様のお宅には、食器棚やダイニングテーブルセットなど、ご主人様の工場で作った家具がたくさんありました。

ご主人様の作った家具について、奥様にお話を伺いました。

塩谷理枝:どの家具もしっかりしていて、存在感がありますね。

奥様:家に置くものは、余り物で作ったのよ(笑)。

塩谷理枝:食器棚もキッチンの形と広さにぴったり合っていました。オリジナルの立派な家具です。

奥様:既製品は見た目はいいけど、やっぱり手作りの方がいいですね。
うちの家具は絶対に狂わないと言われているんですよ。

塩谷理枝:職人技のオーダー家具は、個々の空間にピッタリ収まりますし、丁寧に作られているので長持ちもします。 近年は随分減ってしまいましたが、後世にも残していきたい技術ですね。

ご主人様手作りの可愛らしいダイニングテーブルセット。お子さんが小さな頃からずっとお使いだそうですが、まだまだしっかりしています。さすがですね。

長年お使いだったキッチンと、解体前の記念撮影をされた時の奥様です。とても大事に使われて、壊してしまうのがもったいないくらい良い状態でした。

O様ご夫妻は高度経済成長期の日本を支えてこられた年代です。 東京に出て来て商売を始められた頃のお話をたくさんお聞かせくださいました。 仕事に誇りを持ち、まじめに生きてこられたことが、お話をするたびに伝わってきます。

リフォーム後、一番気に入ったところは?

塩谷理枝:この度のリフォームで、子供部屋の壁を取り払って、リビングダイニングが広くなりましたが、実際にお使いいただいてどうですか?

ご主人様:はい、大満足ですよ。 キッチンが便利になって、パッパッといろいろなことができるし、子供部屋と1つにしたので、とても明るくなって良かったです。
年末には娘がお鍋を持ってきてくれて、一緒におせち料理を作りながら、娘家族と賑やかに過ごしました。

お正月には、ご親族が広くなったリビングダイニングに集まって、賑やかに過ごされたそうです。

塩谷理枝:以前は、皆様が8畳の和室でお食事なさるので、お台所から遠くて大変だったと伺いました。
今回お集まりになった時は、ゆったりお過ごしいただけましたか?

奥様:それはもう便利になりました。リビングで総勢16人でお食事しました。 前のように、部屋と部屋を行ったり来たりしなくてすみましたよ。
前は、こちらの和室に16人が座っていましてね。8畳なのでもう、いっぱいいっぱいで、トイレに行って帰ってくると座るところがなくなっていたりしました(笑)。
今年のお正月は広々で、良かったです。

塩谷理枝:キッチンは対面型に、コンロはIHに大きく変わりましたが、使い心地はいかがでしょうか?

奥様:とっても良いです。キッチンの形も、動きが小さくて済むのでいいですよ。
対面キッチンは希望していたことだったので、願いが叶って嬉しいです。キッチンからテレビも見られますしね(笑)。
今回のリフォームでも一番気に入ったのは、対面でIHになったキッチンです。主人もたまにお湯を沸かしたり、ラーメンを作ったりして、夫婦で活用しています。

ご家族に目を配りやすい対面式のキッチン。IHも早速、便利に使いこなしているそうですよ。

塩谷理枝:ご主人様が気に入ってらっしゃるのはどこですか?

ご主人様:風呂がいいね。
最初はやらない予定だったんだよね。思い切ってやっちゃって良かったよ。

塩谷理枝:汚れにくくてお手入れも楽な、ホーローのお風呂を採用されましたが、どうですか?

奥様:前はタイルで、ゴシゴシ洗うのが大変だったんですけど、新しいお風呂はお掃除が楽で、すごくいいですね。

リフォーム前のお風呂もとてもきれいにお使いでしたが、お掃除がしやすい新しいお風呂になりました。

リフォーム後の住み心地は?

塩谷理枝:リフォーム後の住み心地はいかがですか?

奥様:良いですよ。全体が明るくなったのが、一番嬉しいですね。
冬も暖かかったです。とにかく、一番日当たりのよい場所にリビングをもってきたので、主人は、冬は暖房をつけないで新聞を読んでいました。
今でも、日当たりのいい場所で、背中をホカホカさせながら新聞を読んでいますね(笑)。

塩谷理枝:そう仰ってくださって何より嬉しく思います。
この度は素敵なご縁をいただきまして、ありがとうございました。

ありがとうございました!

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築60年7坪の長屋住宅、再生ものがたり