専有部分と共有部分

古いマンションでは、塗装された鉄製の玄関扉がよく見られます。 塗装がはげたりしていると、見た目がよくないですね。

リフォームでマンションの玄関扉を塗り替える場合、扉の内側か外側かで、事情が変わってきます。 マンションには、自由にリフォームできる「専有部分」と、勝手にリフォームすることができない「共有部分」があり、扉の内側は専有部分、外側は共有部分なのです。

傷みが見られたマンションの玄関扉を、きれいに塗装し直した事例です。（中央区・A様のリフォーム事例より）

玄関扉の内側＝専有部分

玄関扉の内側、お部屋がある側は専有部分とみなされるので、塗り替えが可能です。 玄関扉の塗装がはがれて汚れてきた場合や、室内のインテリアに合わないと感じる場合は、玄関扉の内側だけをお好きな色に塗り替えると良いでしょう。

玄関扉の塗装はDIYでも可能ですが、周囲を汚さないように養生するのには手間がかかるため、リフォームをする際にあわせて業者に依頼することをオススメします。 私たちも、窓枠や巾木の塗装とあわせて、玄関扉の塗装をご提案することが多いです。

玄関扉の外側＝共有部分

玄関扉の外側は共有部分にあたり、自由にリフォームすることはできません。 リフォームを希望する場合は、管理組合の許可が必要になる場合がほとんどです。

玄関扉の外側も塗装がはげていて汚れが激しいようであれば、マンションの管理組合にご相談ください。 「デザインが気に入らない」「色が好みでない」などの個人的な理由では、管理組合の許可を得るのは難しいでしょう。

玄関扉自体も勝手に交換することはできません。 詳しくは下記のQ&Aをご覧ください。

マンションの玄関ドアと玄関タイルのリフォームは可能ですか？

玄関のリフォームに合わせて、玄関扉の内側を塗装しました。（江戸川区・F様のリフォーム事例より）