今年もありがとうございました。

建築士の日常

2025年もいよいよ終わりが近づいてまいりました。皆さまにとって、この一年はいかがでしたでしょうか。

私自身はというと、現場に出る日々が続き、技術ブログの更新がまったくできないまま一年が過ぎてしまったことを、正直に反省しております。
にもかかわらず、日々の現場でお客様と向き合う中で、改めて「建物の役割」について深く考える機会が多かった年でもありました。


【地震列島・日本で求められる“建物の備え”】

今年も日本各地で地震が発生し、建物の耐震性・安全性について不安を抱かれるお客様からのご相談が後を絶ちませんでした。
特に「築年数の古い木造住宅」にお住まいの方からは、「どこまで補強すれば安心できるのか」「部分リフォームでも効果があるのか」といった実践的な質問を多くいただきました。

耐震基準は1981年、そして2000年に大きく見直されました。
私たちはこれまで数百件におよぶリフォームの現場で、、“本当に効果のある補強”を意識して取り組んできました。

建物は「守るもの」ではありますが、同時に「人を守る器」でもあります。
デザインや快適性の追求と同時に、安全性の確保は建築の最も基本的な責任です。


【2026年、より伝えるべきことを丁寧に】

私たちが持っている知識・経験を、現場で直接お会いできない方にもお届けすることの大切さを、あらためて感じています。にもかかわらず、ブログという手段を持ちながらまったく利用できていないことを反省しています。

来年2026年は、もう少し計画的にこの技術ブログを更新し、「お金をかければ良い家になる」のではなく、“賢く・安心できる住まいの作り方”を伝えていきたいと思います。


【結びに】

私たちは小さなリフォーム会社ですが、小さいからこそ、お客様一人ひとりに誠実に向き合い、柔軟な提案と迅速な対応ができると考えています。
来年も引き続き、地域密着での活動を中心に、「安心」と「快適」の両立を目指して、より良い住まいづくりをお手伝いしてまいります。

本年も誠にありがとうございました。どうぞ穏やかな新年をお迎えください。


【掲載にあたってのご注意】
本記事は一級建築士による見解をもとに執筆していますが、個別の建物状態に応じた診断・アドバイスは現地確認が必要です。
お困りの際は、お気軽にご相談ください。


更新日:2025年12月25日

タイトルとURLをコピーしました