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国産パネルとボード(Jパネル・他)

国産の木材は国産材と呼ばれています。 国産材はそのまま木材としても使われていますが、パネルやボードに加工することで、木材の性質をより活かすことができます。

国産材を使って日本で造られているパネルとボードをご紹介します。

Jパネル

Jパネルは、株式会社鳥取CLT(旧 協同組合レングス)さんが開発・製造・販売している三層クロスパネルです。国産の杉の間伐材を三層に組み合わせて作られています。

間伐材とJパネル

植林された森では、太陽光や風を中に取り込むため、定期的に間伐をしています。 間伐すると木と木の間にほどよい間隔が生まれ、下草が育ち、豊かな土壌が作られます。 健全な山を作るために、間伐は欠かせません。

間伐によって間引かれた木が間伐材です。 間引かれるまで数十年も手間をかけて育てた木ですが、運搬にも費用がかかるため、今までは森に放置されていました。

この間伐材を有効活用するために考案されたのが、Jパネルなのです。

Jパネルの特長

強さ

Jパネルは、3層の間伐材の板をクロスするように貼り合わせたパネルです。単なる無垢材とは異なり、乾燥して反ったりすることがなく、強度に優れているため、耐震壁として使うこともできます。

防火

木材は表面が燃えて炭化すると、燃え進みにくくなります。Jパネルは厚みが36mmもあるため、一般的な合板に比べて燃えにくく、防火性も高くなっています。

安心

一般的な合板では4面に接着剤が使用されていますが、Jパネルはわずか2面です。しかも身体に有害なホルムアルデヒドを含まない水性の接着剤が使われているので、安心して使うことができます。

調湿

木材にはもともと、室内に湿気が多い時は湿気を吸い、乾燥している時は湿気を吐き出す調湿性能があります。Jパネルも木材の調湿性はそのまま、室内の空気をさわやかに保つことができます。

温かみ

見た目にも、触っても、木の温かみを感じるものです。Jパネルに使われる針葉樹の床板は、広葉樹や合板と比較して、長いあいだ温かみを感じられるということが実験からわかっています。

スギとヒノキをラインナップ

Jパネルにはスギとヒノキの2種類があり、それぞれの木の良さが存分に活かされています。

・スギ

木目が印象的なスギは、蓄熱性、調湿性に優れています。 国産のスギのため香りも抜群で、時間が経つほどに赤みが増して天然木ならではの味わいが出てきます。

・ヒノキ

柔らかく軽いヒノキには保湿性があり、耐久性に優れています。 ヒノキのまな板で知られるように、独特の光沢があり、さわやかな香りも愛されています。

参照:無垢材の良さとは?

Jパネルの使い方

Jパネルは壁や床、天井など、住宅の内装に使ったり、家具の制作に使ったりします。 自由にカットして使えるので、造作家具にもぴったりです。

エコリフォームでは、美しい木目を活かして天井の素材として使うことが多くあります。 珍しいところでは、階段の踏み板に使った事例もあります。

下記のリフォーム事例では、和室の天井とロフトの床を、Jパネル1枚で仕上げました。Jパネルがコストダウンにも一役買ってくれた事例です。

築45年の住宅が新婚さんの新居に大変身!

日本の林業は、安い輸入材に押され、決して明るいとはいえない状況が続いています。 日本の山から作られたJパネルを使うことで、日本の林業が少しでも元気になってくれることを願います。

ラフトンボード

ラフトンボードは、富士環境システム株式会社さんが販売している、無垢材にパルプ積層断熱材を挟み込んだ断熱ボードです。

ラフトンボードに使われるスギやヒノキは、そのままでも断熱性を持っている無垢材ですが、断熱材を挟み込むことで、さらに断熱性を強化しました。

ラフトンボードの特長

  • 一般的な断熱材のグラスウールに匹敵する、優れた断熱効果があります。
  • 接着剤の使用を極力少なくして、ホルムアルデヒドの放出を抑えています。
  • 木材を素材としているので、通気性が高く、調湿効果があります。
  • 吸音性に優れているため、室内を静かな環境に保つことができます。
  • 資源としてリサイクルが可能で、廃棄する場合も土に還すことができます。

間伐材を使用しています

ラフトンボードも間伐材のスギやヒノキを使用した製品です。表面がスギやヒノキなので、そのまま部屋の内装にも使えます。

環境への負担が少ない製品を選んで購入することを「グリーン購入」と言います。 2001年に制定されたグリーン購入法によって、間伐材も環境に優しい素材として認定されました。

ラフトンボードは、それまで廃棄物と見なされていた間伐材を無駄なく活用した、環境負荷の少ない断熱ボードなのです。

フォレストボード

フォレストボードは、木材としても人気の秋田杉の樹皮をリサイクルして作られた断熱材です。 秋田県の白神フォレストコーポレーションさんが販売しています。

山から切り出された秋田杉を製材する時に出る樹皮と端材。 今までは廃棄されていた樹皮と端材をパルプとして加工し、断熱材として利用できるようにしました。

フォレストボードのここがスゴイ

スギの持つ様々な特性が、フォレストボードにもそのまま活かされています。

  • 断熱効果

    化学素材の断熱材に比べると少し劣りますが、必要十分な断熱性を持っています。

  • 調湿効果

    秋田杉の調湿性が活かされているので、室内を快適な環境に保ちます。

  • 消臭効果

    スギの香りは心地よいだけではなく、消臭効果もあることがわかっています。

  • 抗菌効果

    シロアリや木材腐朽菌を寄せ付けず、劣化を避けることができます。

フォレストボードは接着剤としてコーンスターチ糊を使っているので、有害なホルムアルデヒドを放出しません。 人と環境の両方に優しい断熱材です。


カテゴリー:耐震・断熱の素材

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