花々が美しく咲き誇る春。この季節の花といえばチューリップ、スイートピー、フリージアなどいろいろと思い浮かびますね。
その中でも華やかなイメージで多くの人から愛されているのがバラです。
今回は、まさに今がシーズンのバラを鑑賞できるバラ園や、バラ祭りの情報などをご紹介します。

＜今出かけたい！東京のバラ園＞

都内にもバラを楽しめるスポットは数々あります。色とりどりに咲くバラに囲まれて至福の時間を満喫しましょう。

● 鳩山会館（文京区）

洋館が佇む中庭に咲き誇るバラ

日本の近代政治に関わりの深い鳩山家の邸宅が一般公開されています。イギリス風の洋館の中庭と離れに咲くバラは約90種・140株。丁寧に手入れされたバラをゆっくりと楽しめます。

＞鳩山会館

● 新宿御苑（新宿区）

都会の真ん中にあるオアシス

プラタナスの並木に囲まれたバラ花壇に、約100種・500株が植えられています。赤やローズピンク、薄ピンク、黄色、オレンジ、紫、薄紫、白、絞りなど、色とりどりのバラに囲まれて優雅な一時を過ごせます。

＞新宿御苑

● 旧古河庭園（北区）

バラの見頃に合わせてバラフェスティバルも

洋館と、京都の著名な庭師による日本庭園を贅沢に味わえる旧古河庭園。100種・200株のバラが咲き誇ります。6月30日（金）までバラフェスティバルが開催され、音楽会やバラの人気投票などのイベントが行われます。

＞旧古河庭園

● 四季の香ローズガーデン（練馬区）

2021年5月にリニューアルオープン

「バラの香り」をテーマにしたローズガーデン。ダマスク、ティー、フルーティー、ブルー、スパイシー、ミルラと香りの異なるバラを分けて配置し、香りごとに約180種植栽されています。

＞四季の香ローズガーデン

＜遠出して行ってみたい！福山ばら祭り＞

広島県福山市で毎年開催されている「福山ばら祭り」。福山という街が戦後復興の歩みを進める中、「戦災で荒廃した街に潤いを与え、人々の心に和らぎを取り戻そう」と約1000本のバラを植えたことが始まりだそうです。今では100万本のバラの街として市内のいたるところにバラが咲き誇っています。
開催地はばら公園、緑町公園、中央公園、花園公園。ローズステージ、ローズウェディング、ローズパレードなど多彩なイベントが開催されます。今年は5月27日（土）、28日（日）に行われます。

＞福山ばら祭り

＜いつか行ってみたい！ブルガリアのバラ祭り＞

香水や化粧品の香りとしてよく使われるダマスク・ローズ。このダマスク・ローズの産地として知られるのがブルガリアです。ブルガリアのカザンラクという地域では毎年6月初めに「バラの谷の祭り」が開催されています。
約3000人のパレードや住民から選ばれたローズクイーンの戴冠式など、地域全体が盛り上がる一大イベントです。祭りの最終日に行われるのは最大の見せ場である「バラ摘み」。広大なバラ畑を会場にして、華やかな民族衣装を着た人々がバラを摘みます。

＞カザンラクローズフェスティバル（英語）