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コボット<耐震補強システム金物>

写真をよく見ると、部屋の真ん中に何やらバッテンに組み合わされた棒があるのがわかりますか?

その棒を、柱に設置した金物が四隅でしっかりと支えています。これが耐震補強システム金物の「コボット」です。

見た目はそれほど強そうに見えませんが、地震に耐える力が強くなるという優れた耐震金物です。 国土交通省大臣認定も受けているコボットについて詳しくご紹介します。

コボットとは

コボットは、コボット株式会社が販売している新発想の三次元耐震補強金物です。

地震の揺れに耐える力を持つ壁を耐力壁と言いますが、コボットはこの耐力壁と同じ性能を発揮します。 地震に強い家にしたいけれど、部屋を壁で塞いだり、間仕切りしてしまいたくないというケースで大活躍してくれる耐震金物です。

例えば、「広い大きなリビングが欲しいけれど、地震に耐える力が足りない・・・」という時、通常は柱を追加して間仕切りの壁を造る必要がありますが、コボットを使えば壁は必要ありません。 建物の強度を上げながら、お部屋の環境は望み通りにできるのです。

ステンレス製だから、しなやかに強い

コボットは、オールステンレス製の金物です。 ステンレスのしなやかさを活かして、地震から家を守ってくれます。

厳密には、三角形の細長いサンドイッチのような形の金物が、コボットの本体です。 厚さわずか2mmのステンレス製の金物なので、地震の大きな力が加わった時には、しなやかにたわんで耐えることができるのです。

過去の耐震補強では、分厚い鉄の金物で要所をガチガチに固める方法が取られていましたが、柔らかく力を逃して地震に耐えるという木造住宅の特質には合わないものでした。 コボットなら、木造住宅全体のバランスを保ちながら、しっかりと補強することができるます。

コボットの仕組み

コボットは4つでセットになっていて、上は梁と柱の接合部分に2つ、下は土台と柱の接合部分に2つ設置します。 こうして設置したコボットの間に、ステンレス製の棒(ステンロッド)をたすき掛けにセットして使用します。

これだけで、耐力壁と同等の性能を発揮できるのは、コボットの角の部分は丸くなっていて、地震の力を分散させて家全体で柔軟に受け止めるように設計されているからです。

また、直下型地震では、下から突き上げるような激しい力が加わるため、木造住宅の柱が抜けてしまって倒壊につながる現象が見られます。

コボットは9本の専用ボルトで梁と柱、土台と柱をしっかりとつなぐので、柱が抜けてしまう心配もありません。

国土交通大臣認定の耐震補強金物です

京都大学防災研究所で、屋根代わりに重りを載せて、コボットがどのくらいの揺れに耐えるかテストを行いました。 阪神淡路大震災を超える揺れでも、屋根の重さに関わらず「破壊しない」という結果が得られました。

また、(財)日本住宅・木材技術センターで行われたテストの結果、2サイズにおいて国土交通大臣の認定を取得。他サイズもテスト結果から同等の性能を持つことが実証されています。

コボットの利用シーン

近年のリフォームでは「間仕切りを撤去してオープンな空間を実現したい」「2部屋を1部屋にして使いたい」というご要望が増えています。 そんな間取り変更を伴うリフォームの際に、コボットがよく使われます。

スケルトンリフォームでは、住宅の構造上、どうしても撤去できない壁や柱が存在します。 例えば、2階部分が重いまま、1階部分の柱を撤去してしまうと、家が倒壊してしまう可能性も出てくるのです。 そんな時にコボットを使えば、オープンなお部屋のイメージを損なわずに耐震補強ができるのです。

コボットは耐力壁の代わりとして使うだけではなく、窓の補強や屋外にも使用できます。 柱の接合部ではなく、柱の途中に施工できるシリーズも発売されているので、家のどこでもしっかりと耐震補強することが可能です。

参照:耐震補強材のご紹介

耐震金物の実験を動画で

木造住宅の耐震セミナーでの説明を動画にしました。

耐震補強金物のあるなしで建物の揺れ方がどのくらい違うのか、模型を使った実験をご覧いただけます。


カテゴリー:耐震・断熱の素材

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