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仕口ダンパー/耐震補強において力を発揮する、制震効果のあるダンパーのご紹介と施工例

カネソウ株式会社さんが開発した、優秀な性能を持つ金物「仕口ダンパー」です。

名前の通り、柱、梁の仕口部に取り付ける金物です。

仕口とは、柱と梁の交点を指す専門用語で、この部分の強さが軸組工法による木造建物の耐震性能を左右します。
しかし、仕口を金物などによってあまりに強固にしてしまうと、逆に柱と梁を傷めることになります。

ダンパーは、梁や柱を傷めることなく、地震による建物の揺れのエネルギーをしなやかに「吸収」してくれる、優秀な装置なのです。

■ 仕口ダンパーとは

「仕口ダンパー」は、粘弾性体(高分子材料)をエネルギー吸収に主材料とした画期的なハイテク耐震補強装置です。

ダンパーの三角形の板は、2枚の鋼板が合わさっており、その間に、粘弾性体が挟み込まれています。

この粘弾性体をせん形させることにより地震の揺れのエネルギーをしなやかに吸収、木造住宅の変形を抑えてくれるのです。
(写真はカネソウさんのパンフレットより。このように柔軟に動いてくれるのです。)

粘弾性体を使った耐震というのは、高層ビルの制震装置では既に使われてきましたが、木造では今まであまり採用されていませんでした。しかし今日では、その高い能力が認められ、特に昔ながらの建物における補強で、多く使われています。

ですから、仕口ダンパーは、「耐震」というより、「制震」という考えで作られた装置と言っても良いかもしれません。

柱と梁の交点である「仕口」を補強してくれると共に、地震の揺れを抑えるという「耐震」「制震」二重の効果で、住宅を守ります。

■ 建物の倒壊を防止します

新築、耐震リフォームを問わず、木造在来軸組み工法であれば、個人住宅から寺社仏閣まで幅広い用途に適しています。
地震時の建物の変形を小さくして揺れを早く止めてくれますので、耐震性能は格段に向上します。


■ 壁が無い面でも、壁があるのと同じ強度を持たせることが可能!

仕口ダンパーは、壁倍率を1個(15センチタイプ)0.25として補強設計が可能です。

つまり、15センチの仕口ダンパーを1個付ければ、壁量が25センチある、と計算することができます。 2つ付ければ50センチ、4つ付ければ100センチということになります。

正しい箇所に取り付ければ、壁が無い面でも、壁があるのと同じ強度を持たせることが可能なのです。

■ メンテナンスもいりません

一度しっかりと取り付ければメンテナンスは必要ありません。 50年以上、性能が持続することが実験で確かめられているそうです。

■ 既に多くの実績が!

既に3000棟以上の実績を持つ仕口ダンパー。
寺社仏閣、伝統木造建築といった歴史的建築物の耐震補強にも多く採用されています。

弊社でも、築50年のお住まいの補強や、ピロティ構造(1階が駐車場になっている為、1階の壁に大きな開口部がある建物)のお住まいの補強で採用させていただいております。

【仕口ダンパーを使用した事例です】

★築50年の木造住宅を耐震補強
1階を倉庫としてお使いのため、大きな空間となっていることが弱点だった建物です、補強を行い、耐震評点は大きくアップ!仕口ダンパーも要所要所に使用しています。

★1階が駐車場になっているお宅の耐震補強
都心ではよくある、1階が駐車場になっているため、空間になっているというタイプのお住まいの耐震補強に、仕口ダンパーを採用いたしました。


■ 建築士の診断に沿って正しい箇所に施工する必要があります。

万能のように思える仕口ダンパーですが、ただ付ければ良いというものではありません。
建物の構造を理解した建築士の正しい診断にもとづき、正しい箇所に取り付けなければ効力を発揮してはくれません。

また、耐震補強の金物は全てそうですが、建物の構造部に直接設置しなければ意味がありません。

この仕口ダンパーは名前の通り「仕口」に設置する必要がありますので、通常の住宅に設置する場合は、壁や天井の一部を壊す必要があります。予めご了承ください。

■ 見た目が気になる箇所に設置する時は「鋳物ダンパー」を!

耐震住宅の耐震に使う金物というは、どれも結構な大きさがあります。
こちらの仕口ダンパーも、鋼板のゴツッとした印象なので、 見た目が気になる箇所につけると、目だってしまう場合があります。

耐震補強できるのは嬉しいですが、人の目が気になるような外部に設置する場合は、 やはり見た目も気になるものです。

そんなケースに対応したタイプも出ています。
こちらの「鋳物ダンパー」は、寺社仏閣の耐震補強にも多く用いられている仕口ダンパーらしい、和風の落ち付いたデザインで、グッドデザイン賞も受賞した優れものなんです。

弊社でも、外部の耐震補強を行った際、この鋳物タイプのダンパーを使用しました。
家の前面になる箇所に取り付けたのですが、しっくり馴染んで、違和感無く仕上がりました。

こちらのお宅はどちらかといえばモダンな印象ですが、 鋳物のダンパーは和風のお住まいにも似合うのではないでしょうか。

見た目も良く、性能も優秀な、画期的な金物です。


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耐震補強金物 仕口ダンパー
GDブレース コボット
荒壁パネル 防振ゴム
構造用合板 アンカーボルト
基礎に使うアラミド繊維・炭素繊維

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