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最終更新日:2021/09/01(2010/06/27公開)

冷蔵庫を上手に使う

冷蔵庫を上手に使う

6月も終わりになると、「もう1年も半分終わりか...」と時の早さに驚きますね。
だんだん暑くなって、気温が30℃を超える日もあり、冷蔵庫が頼りになる季節がやってきました。
冷蔵庫を上手に使って、この夏を乗り切っていきましょう。

夏場はキーンと冷えた飲み物や冷たいスイカなど、冷蔵庫に入れておきたい物がいっぱいです。

でも、冷蔵庫をあんまり酷使すると、冷却能力が低下して食材が傷んだり、電気代がかさんだりします。 食材を詰め込んだ冷蔵庫が突然壊れたら...と思うと、ゾッとします!

今年の夏はちょっと意識して、冷蔵庫を上手に使ってみましょう。

扉の開閉時間を短くするために

お部屋の温度にもよりますが、一般的に冷蔵庫の扉を10秒開けたままにすると、庫内温度は3~5℃上昇し、元の温度に戻るまでに10分以上かかると言われています。

冷蔵庫は1日に何十回も開閉するものなので、そのたびに庫内温度は上昇と下降を繰り返し、エネルギーを消費しているのです。 庫内温度の変化は、当然、中の食材にも影響を与えます。

先に取り出すものを決めておく

毎日の使いかたとして大切なのは、冷蔵庫の扉を開けている時間をできるだけ短くすることです。 扉を開けている時間が短ければ、庫内温度の上昇も抑えられ、温度変化の幅も少なくなります。

扉を開けて、「さて、何を食べようかな?」なんてのんびりしている間に、庫内の温度はぐんぐん上がってしまいます。 冷蔵庫の扉を開ける前に、取り出すものを決めておくだけで、大いに効果があります。

庫内を整理整頓する

冷蔵庫の中を整理整頓して、食材を探しやすくすることも、扉の開閉時間を減らすことにつながります。

ビールはこの段の右側に、常備菜はこの段の手前になど、食材の定位置を決めておくと、出し入れがスムーズです。

また、「ジャムやヨーグルトなど、朝食用の食材」「佃煮や常備菜など、夕食用の食材」のように、使うタイミング別にトレーなどに入れておくのもおすすめ。 そのままサッと取り出せるので、扉を開けている時間も短くて済み、とっても便利です。

常温保存の食材は冷蔵庫から出す

常温で保存できる食材は、冷蔵庫から出しておきましょう。 庫内をすっきりさせると、目的の食材が探しやすくなります。

未開封のペットボトルや缶詰、乾物などは常温保存で大丈夫です。 ジャガイモなどの根菜類も常温で保存できるものが多いので、一度、冷蔵庫内をチェックしてみましょう。

冷蔵庫をより省エネに使う

こんなことにも気をつけると、電気代もかからず食材も長持ち。省エネ効果があります。

ドアパッキンもお手入れ

冷蔵庫のドアパッキンはきれいにお手入れされていますか?ドアパッキンは時々、食器用洗剤などでお掃除することをおすすめします。

ドアパッキンは汚れがつきやすく、汚れを放置すると劣化してしまいます。 ドアパッキンの劣化で、冷蔵庫の扉がしまりにくくなり、冷気が逃げてしまうこともありますよ。

冷蔵庫の扉がぴったりしまらないと感じたら、ドアパッキンを交換すると良いでしょう。

設置場所も確認を

冷蔵庫を設置している場所もあらためて確認しておきましょう。

冷蔵庫を設置する際は、通常、後部に10cm、左右に2cm、上部に5cm程度の間隔を取ります。 周囲を空けておくことで、余分な熱が逃げて、効率よく冷却できるのです。

冷蔵庫の設置場所によっては、かなりの量のエネルギーが無駄になってしまうそうですよ。

最近は周囲に隙間を空ける必要がないタイプの冷蔵庫も増えているので、取扱説明書でご確認ください。

業務用冷蔵庫には温度表示がついているものがあり、庫内温度が一目でわかります。 夏などは、4℃の設定が10℃以上になってしまうことも珍しくないようです。

庫内温度が目に見えると、扉の開閉にかなり気をつけるようになります。 冷蔵庫用の温度計を設置するのも、効果的だと思います。

帰宅後、お疲れ様の一杯を、美味しく冷やしてくれる冷蔵庫。 大切に使っていきたいものですね。

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