TOP > リフォームお役立ち情報 > 住まいと暮らしのお役立ち > 住まいの豆知識 > 楽しく節水して、節電につなげよう♪

最終更新日:2021/08/30(2011/07/04公開)

楽しく節水して、節電につなげよう♪

楽しく節水して、節電につなげよう

東日本大震災の後は、電力使用制限が出ていたこともありました。
災害時だけでなく、日頃から節電を心がけたいものですね。
実は節水も節電につながることをご存知ですか?

手軽に楽しく節水を

私たちが水を使うときは、少なからず電気の恩恵を受けています。 例えば、浄水場も電気で稼働しているし、マンションやビルでは電気式のポンプで水を上階へ上げています。

だから、節水も節電につながるのです。 特に夏場は水不足が問題となることも多いので、ますます節水は重要ですね。

水も電気も使えないのか...と落ち込まず、手軽に楽しく節水してみましょう♪ お財布にもやさしい結果になりますよ。

いざ節水!の前に水漏れチェック

節水の前に、まずは、水道メーターで水漏れをチェックしておきましょう。 じわじわ水漏れしていることに長期間気がつかないケースもあるので、注意が必要です。

ご自宅の水道メーターをご覧になったことはありますか? 戸建て住宅では家の外に、共同住宅ではメーターボックスの中にあることが多いです。

水道の水をすべて止めた状態で、水道メーターを見てみてください。 赤い針のついた丸の横にある、小さな金属の丸いディスクが「パイロット」です。

パイロットは水の流れを確認するためのものです。水を止めたのにパイロットが回っている場合は、水漏れの可能性があります。 水道局に確認してみましょう。

お手軽節水のススメ

お手軽で効果が大きい節水方法は、水の二次利用です。 使った水をそのまま流してしまうのではなく、もう一度利用するわけです。

お水を流してしまう前に、「このお水をどこかで使えないかな?」と考えてみましょう。

水まわりの箇所ごとに、いろいろな節水アイデアをご紹介します。

お風呂では...

一般の家庭のお風呂の残り湯は、200リットルもの量になります。 これを二次利用しようと思うと、けっこう使い道がありますよ。

水栓でも節水

ハンドルが2つついている「2バルブ水栓」よりも、レバーが1つだけの「シングルレバー水栓」の方が節水効果があります。 2バルブ水栓はお湯と水が分かれているため、温度を調節するときに無駄が出やすいのです。

自動で温度調節を行うサーモスタット付の水栓なら、さらに節水できますよ。

キッチンでは...

キッチンのお水も二次利用できるポイントがたくさん。

汚れは拭いてから

食器の油汚れや、フライパンの頑固な汚れは、古新聞や料理に使ったキッチンペーパーで一拭き。 洗うのが楽になって、使う水も少なくて済みます。

蛇口は泡沫タイプを

蛇口は泡沫タイプのものがおすすめです。水に空気を含ませて、水流を柔らかくするものです。

水の粒子が細かいため、食器洗いに使う水の量が半分程度になると言われています。

蛇口の先に簡単に取り付けられる泡沫キャップも販売されています。

トイレの節水ポイント

節水のために見逃せないのがトイレです。トイレの節水ポイントをご紹介します。

まずは水漏れチェックから

トイレも水漏れをチェックしておきましょう。 使用していない時、便器内にお水がチョロチョロ流れていないか確認してください。

水が漏れている場合は、タンクの中のボールタップ(止水装置)が古くなって劣化しているかもしれません。 ボールタップはホームセンターでも手に入るので、ご自分で交換することもできます。

手洗い付きトイレで節水

タンクの上に手洗いが付いているトイレも、実は節水になります。

手洗いに使った水を再利用して、トイレを流すことになるからです。 洗面台で手洗いすると、お水が余分に必要になりますよね。

レバーの使い分けで節水

トイレの洗浄レバーには、大・小の表示がありますが、きちんと使い分けしていますか?

大と小では、流す水の量に約2リットルの差があると言われています。 レバーを適切に使い分けて節水しましょう。

ペットボトルは逆効果!

一時期、「トイレのタンクの中にペットボトルを入れると節水になる」という説がありましたが、これは禁物!

流す水の量が減ることで水圧が弱まり、トイレが詰まる原因になってしまいます。 レバーを使い分けることで調整しましょう。

節水型トイレも登場

最新のトイレはかなり節水型になっています。

例えばTOTOのトイレは、2009年には4.8リットル洗浄でしたが、2021年の最新モデルでは3.8リットル洗浄に。 10年あまりでこんなに節水率が高くなりました。

トイレのリフォーム予定がある方は、節水型のトイレをおすすめします。


画像:TOTO公式サイトより

節電も節水も、我慢我慢では疲れてしまいます。身の回りのできる範囲で、楽しみながら行いたいですね。

TOTOの「節水で節電」では、節水がどのくらい節電につながるのか、わかりやすく解説されています。

小さな節水が大きな節電になり、地球温暖化防止にもつながっていくと思うと、ちょっとワクワクしてきます。 みなさんも毎日の節水を心がけてみてくださいね。

住まいと暮らしのお役立ちに戻る