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最終更新日:2021/10/06(2012/10/16公開)

バリアフリーリフォームで見落としがちな注意点

バリアフリーリフォームで見落としがちな注意点

すべての人にバリア(障壁)がない住まいを造るのが
バリアフリーリフォームです。
バリアフリーリフォームでうっかり見落としがちなポイントを解説します。

バリアフリーリフォームのポイント

本当にバリアフリーな住まいを実現するためのポイントをご紹介します。 うっかり見落とさないように注意して、お住まいをしっかりバリアフリー化してくださいね。

●すべての人にやさしい住まいを目指す

「バリアフリーリフォーム」と聞くと、ご高齢の方や障害をお持ちの方が暮らしやすい住まいにすること、と思われるかもしれません。 しかし本来目指すべきなのは、すべての方が暮らしやすい住まいにすることです。

例えば、家の中を移動するのに手すりが必要だからといって、家中に手すりをつけたらどうなるでしょう。 廊下が狭くなったり、ドアが開けにくくなったり、家具が置けなくなったりしてしまいます。 これでは、家族みんなが暮らしやすい住まいとは言えませんね。

介護が必要な家族や、困りごとがある家族だけでなく、家族みんなが暮らしやすい住まいはどんなものなのか、話し合っておくことをおすすめします。

●将来のことも考えて計画する

今は元気で何でもできる人でも、病気や老化によって身体機能が低下し、できないことがだんだん増えていきます。 バリアフリーリフォームでは、先のことを見越して計画を立てることも大切です。

例えば、あらかじめ下地を入れておけば、いつでもそこに手すりを設置することができます。 はじめから床の段差を無くしておけば、車椅子を使うようになっても安心して暮らせます。

また、手すりなどは、不要になったら元の状態に戻すことも考えられるので、原状回復しやすいようにしておくと良いでしょう。

2方向からトイレに出入りできるリフォーム事例

●空気もバリアフリーにする

冬場、暖かい部屋から廊下に出た時や、お風呂に入ろうと服を脱いだ時に、驚くほど冷気を感じることがあります。 こうした急激な温度変化によって血圧が上昇し、脳卒中や心筋梗塞に見舞われる現象を「ヒートショック」と呼びます。

バリアとなるような冷たい部屋を作らないよう、部屋ごとの温度差をなくして、室内の空気もバリアフリー化しましょう。 ヒートショックを防ぎ、冬も快適に暮らせるようになります。

空気をバリアフリー化するには、家全体の断熱性を上げることが一番です。 お風呂に浴室暖房乾燥機を設置したり、トイレに小型の暖房器具を置くのも効果がありますよ。

家中どこにいても暖かいリフォーム事例

●視力にも配慮する

バリアフリーリフォームの際、視力への配慮も忘れないようにしましょう。 近視や乱視が強い方はもちろん、年齢を重ねて老眼になった方へも配慮が必要です。 高齢になると、視野が欠ける緑内障や、全体がぼやけて見える白内障も心配ですね。

視力が低下すると、家具にぶつかってケガをしたり、小さな段差が見えずに転倒してしまったりします。 室内事故の原因となることも少なくありません。

視力の低下をカバーするには、床と壁の色、家具と床の色など、様々な箇所で色の変化をつけるのがおすすめです。 使用する素材を工夫して、お部屋と廊下の境目や、玄関の三和土と上り框、浴室と脱衣室の床などの色に差をつけて、違いが見えやすい状態にしましょう。

階段も、蹴上げ(縦の面)と踏面(横の面)を違う色にすると、安心して上り下りできるようになります。

蹴上げと踏面の色を変えたリフォーム事例

いつバリアフリーリフォームをすればいい?

家族がまだ若くて健康だと、バリアフリーリフォームをついつい後回しにしてしまうかもしれません。 ご家庭によって事情は様々だと思いますが、だいたい「50代後半~60代前半頃」にバリアフリーリフォームをするのがおすすめです。

リフォームをするには、みなさんが思っている以上に、気力と体力が必要です。年を重ねて、いざバリアフリーリフォームが必要となってから計画を立てるのは、難しい場合も多いのです。

50代後半~60代前半は、30代~40代で手に入れた我が家が少しずつ老朽化し、子どもたちが進学や就職で自立していく頃です。 「まだまだ元気だし、経済的にも少し余裕がある」という時期に、バリアフリーリフォームをしておくことをおすすめします。

全面的にバリアフリーリフォームをしなくても、将来バリアフリー化しやすいように、手すりの下地を入れたり、部屋の出入り口を広げたりしておく方法もありますよ。

ちなみに、トイレの扉は引き戸か外開き戸にして、使用確認用の小窓をつけておくと、万が一、トイレの中で家族が倒れた時でも、すぐに救助することができます。

バリアフリーリフォームには補助金が出る場合も多いので、ぜひプロに相談してみてくださいね。

詳しくは下記のページもあわせてご覧ください。

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