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最終更新日:2021/08/23(2013/09/21公開)

インテリアの色が人に与える影響は?

インテリアの色が人に与える影響は?

日に日に秋が深まっているのを感じる今日この頃。
季節が変わると、お部屋の中の「色」も少し変えてみたくなるものです。
色が人に及ぼす影響はかなり大きいのをご存知でしょうか?

色がもつ力とは・・・?

私たちは普段なにげなく過ごしている中で、色による影響をたくさん受けています。

たとえば「緑」は森林をイメージさせ、自然、生命、安らぎ、癒し・・・といった連想につながります。

緑色のインテリアを採用した空間に身を置くと、まるで森の中にいるように、落ち着いた気分になるのです。 緑は、カフェのインテリアなどにもよく使われる色です。

また、「赤・オレンジ・黄色」などの暖色系の色は、誘目性が高いとされます。 すなわち、注目されやすく、目につきやすい色です。

このため、お店で陳列されている商品のパッケージには、赤色が使われることが多いようです。 パッケージの配色は、自然と手に取ってもらえるように考え抜かれているのですね。


インテリアにおすすめの色は・・・?



インテリアの色を決める際は、お好みの色を選ばれるのもいいですが、「どのような空間にしたいか」という目的に合わせることが大切です。

例えば、好きだからと言って、真っ赤な壁面にするのはあまりおすすめできません。

広い面積には向かない色を使いたい場合は、差し色としてクッションや小物などに取り入れると良いでしょう。

目的とする空間別に、おすすめの色をご紹介します。

仕事や勉強に集中したい

集中力がアップするブルー系や、落ち着けるグリーン系、ブラウン系にすると良い効果が期待できます。

落ち着きのある緑色は、お子さんのお部屋にもおすすめの色です。

とは言え、あまりビビットな緑色はNGです。自然を感じさせる優しい緑を使ってくださいね。

ごはんをより美味しく食べたい

オレンジは食欲を増進させる効果があると言われています。

実際、ファミリーレストランでは店内にオレンジ系の色を見かけることが多いと思います。

ご家庭のキッチンや食卓にも、オレンジのアイテムやオレンジ系の明かりを取り入れてみましょう。 食事がより美味しく、家族団欒も楽しいものに感じられますよ。

ダイエットをしたい

オレンジとは逆に、食欲を抑制する働きがあるのがブルー系の色です。

ダイエットしたいとお考えの方は、青い食器や青いテーブルクロスなど、食卓にブルーのアイテムを揃えてみましょう。

寒い季節に暖かさを感じたい

色は、体感温度にも影響を与えると言われています。

例えば、赤系の色を多く使った部屋にいると、人の体感温度は2~3度上がり、血流も良くなるそうです。

寒くなる季節には、北側のお部屋やお風呂などの寒さを感じやすいお部屋に、赤い小物などを取り入れると良いでしょう。

しかし、赤の過度な使いすぎには要注意!赤は血液の色であることから、心を興奮させる作用もあると言われています。

赤と同じ暖色系の色でも、心に落ち着きをもたらすブラウンカラーをベースにすると、落ち着いていて暖かみもある、秋冬らしい空間になります。

色だけではなく、素材も

どんな色を選ぶかと同時に、どんな素材を選ぶかも、イメージに影響してきます。

素材によって、光のあたり方が変わり、色が違って見えるからです。

同じ黄色でも、麻はナチュラルで素朴なイメージ、シルクは上品で華やかなイメージになります。

寒い季節には、起毛やニット地の素材が暖かさを演出してくれます。

寒色系の青や緑でも、暖かみを感じる素材なら、秋らしい季節感が出ますよ。

街中でも、家の中でも、「色」に注目してみると面白い発見があります。

色の持つ力を上手に利用して、心地良い空間を作ってみましょう。

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