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最終更新日:2021/09/27(2020/01/28公開)
家に当たり前のようにある窓。
窓のない暮らしは想像できませんが、
窓について考えることはほとんどないないかもしれません。
窓を開けて空気を入れ替えたり、窓から日差しを取り入れたり、窓辺でベランダに飛んできたスズメを眺めたり...。
今回は、暮らしに欠かせない窓がテーマです。
一般的に、ガラスとサッシの部分のことを窓といいます。
サッシとは窓の上枠、下枠、縦枠で構成された窓枠の中の框(かまち)、鍵などの構成部分のこと。ガラスにもサッシにもさまざまな種類があり、組み合わせによって窓の性能は異なり、住み心地や光熱費などに影響を及ぼします。
窓と聞くと「ガラガラ」と横に引くものを思い浮かべがちですが、窓の種類によって開け方はさまざまです。
日本独自の開閉方式で、2枚以上の戸を溝やレールにはめて横方向に開閉します。障子やふすまと同じ構造です。
2枚の戸を上下にスライドさせて開閉します。
窓の上下に溝がついていて、この溝に沿わせて戸を押し出します。
欧米でよく見かける窓。蝶番などで留めた部分を軸にして、戸が円弧を描いて開閉します。
羽状のガラスを回転させて開閉。ハンドル操作でガラスの角度を調整できます。
窓枠にガラスをはめ込み固定した窓。採光と眺望が目的で、開け締めはできません。FIX窓とも呼ばれます。
戸の中央を軸にして回転するタイプの窓です。
壁に付いているものだけが窓じゃない!上でも下でも角でも、窓はどこにあってもいいのです。
屋根や屋上に設置する窓で、トップライトとも呼ばれます。
屋根付近の高い位置に設置する窓で、ハイサイドライトとも呼ばれます。
床面に接した位置にある窓で、天窓などと組み合わせると換気効率がよくなります。
壁の外側に突き出した窓で、3方向の景色が楽しめます。
部屋のコーナーに設置した窓です。
サッシの種類やデザインによって窓の印象や機能性は大きく異なります。お好みや目的に合ったものを選びましょう。
日本で最も多く使用されています。加工が簡単なので入手しやすく、価格も低め。耐久性は高いのですが、アルミは熱伝導がよいため冬場はサッシ自体が冷えてしまい、断熱性はあまりありません。
断熱性が高く、北海道や東北の住宅に導入される例が増えています。また、腐食が起こりにくく、加工が容易なので、メンテナンスの手間がかからないこと、色や形の自由度が高いことがメリットとして挙げられます。
木のぬくもりを感じるおしゃれな見た目で人気。断熱性が高い点も魅力ですが、塗装の劣化や腐食などが起きやすいためメンテナンスをしっかりとする必要があります。
アルミ樹脂サッシ、アルミ木製サッシなど、複数の素材の利点を活かしたサッシ。たとえば室内側に木製を用いることで断熱性を高め、室外側にアルミを使って耐久性を高めることができます。
部屋の暖かさや涼しさ、家族の安全を守ってくれるガラス。一般ガラスと機能ガラスに分けてご紹介します。
あってあたり前の窓ですが、改めて考えてみると、私たちの暮らしを楽しくしてくれたり、健やかにしてくれたり、安全を守ってくれたりと、いろいろな役割を担っているのですね。