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最終更新日:2020/01/28(2020/01/28公開)

いろんな窓を見てみよう

家に当たり前のようにある窓。空気を入れ替えたり、日差しを取り入れたり、ベランダに飛んできたスズメを眺めたり...。窓のない暮らしは想像できませんが、窓について考えることはほとんどないないかもしれません。
今回は、暮らしに欠かせない窓がテーマです。

どこからどこまでが窓?

一般的に、ガラスとサッシの部分のことを窓といいます。
サッシとは窓の上枠、下枠、縦枠で構成された窓枠の中の框(かまち)、鍵などの構成部分のこと。ガラスにもサッシにもさまざまな種類があり、組み合わせによって窓の性能は異なり、住み心地や光熱費などに影響を及ぼします。

開き方による窓の違い

窓と聞くと「ガラガラ」と横に引くものを思い浮かべがちですが、窓の種類によって開け方はさまざまです。

● 引き違い窓

日本独自の開閉方式で、2枚以上の戸を溝やレールにはめて横方向に開閉します。障子やふすまと同じ構造です。

メリット
窓まわりのデザインがしやすい。
外面のガラス面が掃除しにくい。

● 上げ下げ窓

2枚の戸を上下にスライドさせて開閉します。

メリット
防犯性に優れている。
外面のガラス面が掃除しにくい。

● すべり出し窓

窓の上下に溝がついていて、この溝に沿わせて戸を押し出します。

メリット
外面のガラス面が掃除しやすい。
開放時に雨が降ると室内が濡れる。

● 開き窓

欧米でよく見かける窓。蝶番などで留めた部分を軸にして、戸が円弧を描いて開閉します。

メリット
比較的気密性が高い。
外開きの場合、虫が入ってきやすい。

● ルーバー窓

羽状のガラスを回転させて開閉。ハンドル操作でガラスの角度を調整できます。

メリット
プライバシーを確保できる。
防犯面で弱い。

● はめ殺し窓

窓枠にガラスをはめ込み固定した窓。採光と眺望が目的で、開け締めはできません。FIX窓とも呼ばれます。

メリット
いろいろな形状にできる。
換気ができない。

● 回転窓

戸の中央を軸にして回転するタイプの窓です。

メリット
外側のガラス掃除がしやすい。
網戸を付けられない。

取り付け位置による窓の種類

壁に付いているものだけが窓じゃない!上でも下でも角でも、窓はどこにあってもいいのです。

● 天窓

屋根や屋上に設置する窓で、トップライトとも呼ばれます。

メリット
壁に設置した窓に比べて採光量が約3倍。
夏は暑くなりやすく、経年劣化で雨漏りすることも。

● 高窓

屋根付近の高い位置に設置する窓で、ハイサイドライトとも呼ばれます。

メリット
採光量が多く、隣家の視線を気にしなくていいのでプライバシーを守れる。
位置が高いので手動での開閉が難しく、リモコンが必要。

● 地窓

床面に接した位置にある窓で、天窓などと組み合わせると換気効率がよくなります。

メリット
外からの視線を気にしなくていい。
開けたときにゴミや虫が入りやすい。

● 出窓

壁の外側に突き出した窓で、3方向の景色が楽しめます。

メリット
スペースを有効活用でき、室内が広く見える。
空気が滞留しやすいため、夏は暑くなり冬は結露が生じやすい。

● コーナー窓

部屋のコーナーに設置した窓です。

メリット
開放的な雰囲気になり採光量が増える。
耐震性能が下がる。

サッシの種類

サッシの種類やデザインによって窓の印象や機能性は大きく異なります。お好みや目的に合ったものを選びましょう。

● アルミ

日本で最も多く使用されています。加工が簡単なので入手しやすく、価格も低め。耐久性は高いのですが、アルミは熱伝導がよいため冬場はサッシ自体が冷えてしまい、断熱性はあまりありません。

● 樹脂

断熱性が高く、北海道や東北の住宅に導入される例が増えています。また、腐食が起こりにくく、加工が容易なので、メンテナンスの手間がかからないこと、色や形の自由度が高いことがメリットとして挙げられます。

● 木製

木のぬくもりを感じるおしゃれな見た目で人気。断熱性が高い点も魅力ですが、塗装の劣化や腐食などが起きやすいためメンテナンスをしっかりとする必要があります。

● 複合

アルミ樹脂サッシ、アルミ木製サッシなど、複数の素材の利点を活かしたサッシ。たとえば室内側に木製を用いることで断熱性を高め、室外側にアルミを使って耐久性を高めることができます。

ガラスの種類

部屋の暖かさや涼しさ、家族の安全を守ってくれるガラス。一般ガラスと機能ガラスに分けてご紹介します。

● 一般ガラス

  • フロート板ガラス
    一般的な平板のガラス。透視性や採光性に優れています。
  • 型板ガラス
    ガラスの片面に型模様をつけたもので、「くもりガラス」が代表的。浴室やトイレなどによく使われます。
  • すり板ガラス
    ガラスの片面に珪砂(けいさ)などで摺り加工を施した不透明なガラス。
  • 網入り板ガラス
    金属の網をガラスに封入し、ガラスが破損しても破片が飛び散りません。炎に強いので火災の際に延焼を防ぐ効果も期待できます。

● 機能ガラス

  • 複層ガラス
    2枚または3枚のガラスの間に中空層を持たせ、空気をはさみこむことで断熱性を高めています。結露しにくく、冷暖房費を抑えることもできます。
  • Low-E複層ガラス
    ガラスとガラスの間に特殊な金属膜をコーティング。遮熱性を高めたタイプと断熱性を高めたタイプがあるので、窓の方角などに合わせて選べます。
  • 強化ガラス
    普通のガラスに比べ耐風圧強度のあるガラス。フロート板ガラスを高熱処理し、急激に冷やしてつくられます。熱にも強く、万一割れた場合でも破片は顆粒状になるため大怪我をする心配がありません。
  • 合わせガラス
    2枚以上のフロート板ガラスの間に、柔軟で強靭なフィルムの中間膜をはさんで加熱・圧着させたガラス。風圧に強く、割れてもほとんど飛び散りません。使用する中間膜によって機能性は異なり、防犯ガラス、防災ガラス、防音ガラスなどの種類に分けられます。

あってあたり前の窓ですが、改めて考えてみると、私たちの暮らしを楽しくしてくれたり、健やかにしてくれたり、安全を守ってくれたりと、いろいろな役割を担っているのですね。

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