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最終更新日:2023/09/04
猫と暮らしている方は、猫の爪とぎをなんとかしたい、と思っている方が多いのではないでしょうか。 壁がキズだらけ、でも「ダメ」と言ってもどうにもならない…。
そんな猫の爪とぎでお困りの方のみなさん、リフォームで猫ちゃんの爪とぎ対策をしてみませんか?
あわせて、臭いが気になるときに役立つ壁紙や、キャットウォークやペットフェンスなどペットとの暮らしにおすすめの設備もご紹介します。
「表面強化壁紙」とは、その名の通り、表面を強化する加工を施した壁紙です。
様々なメーカーから表面強化壁紙が発売されていますが、ここでは東リさんの表面強化壁紙をご紹介します。
表面強化壁紙は、壁紙の表面に特殊な加工を施し、ペットのひっかきキズへの耐性を上げています。
一般的なビニールクロスでは明確に破れてしまう摩擦を加えても、表面強化壁紙ではほとんど変化が見られないほどの強さを持っています。 これなら、猫ちゃんが多少爪を立てても、壁紙が破れてしまう心配はありませんね。
さらに、ペットのオシッコや毎日の汚れも、中性洗剤で簡単に落とすことができます。
また、抗菌加工されているため、カビや細菌の繁殖を防げるのも嬉しい機能ですね。
リリカラさん発!ペットと暮らすことを考えて作られた壁紙です。
ペット住まいる壁紙はキズに強く、汚れにくいので、特に猫ちゃんと暮らしている方に人気があります。 猫ちゃんが爪をといで、壁紙をビリビリにしてしまう心配も解消されますね。
ペット住まいる壁紙は、通常の壁紙よりもずっと丈夫に作られています。 ペットとの暮らしに必要な機能性を兼ね備えているので、人間もペットも快適に過ごすことができますよ。
キズがつきにくい
一般的なビニールクロスと比較して、約50倍の強度があります。 実験では、100回引っ掻いてもほとんどキズがつかなかったそうです。
汚れに強い
ペットの汚れだけでなく、日常生活の中でも壁は汚れがち。 泥はねなどのシミは水拭きで、落描きも中性洗剤できれいになります。
抗菌で清潔
抗菌フィルムの効果で、最近やカビの繁殖を抑えます。 毎日が快適で、安心・安全な生活空間を実現できます。
猫ちゃんの爪とぎ対策として、「腰壁」を張る方法もあります。
腰壁は、壁の下半分に板材などを張り巡らせた壁のことです。 だいたい、腰の高さにと同じ90cm程度の高さに壁を造るため、腰壁と呼ばれます。
生活を送る上で、床面から腰までの高さの壁には汚れやキズがつきやすいために施工されるものです。
猫ちゃんはよく、バリバリと壁を引っ掻いたり、壁に体を強くこすりつけたりします。 腰壁で猫の手の届く高さまでガードしておけば、こうしたキズや汚れの心配は軽減されます。
オススメしたいのは、無垢の板を使った腰壁です。
風合いが良く暖かな雰囲気になるのはもちろん、無垢材は自然の素材なので、猫ちゃんがひっかいたり、体をこすり付けたりしても安心です。
コストを抑えたい場合は、各社から発売されている腰壁シートを施工する方法もあります。最近では病院や様々な施設でよく見かけますね。
腰壁シートは、石膏ボードやモルタル、コンクリートの壁に直接貼ることができます。 汚れにくく、キズがつきにくい加工がされているので、汚れや抜け毛をサッと拭き取って、簡単に掃除できます。
上記のように、内装のリフォームで対応する方法もありますが、猫ちゃんとしては全く爪とぎができないとストレスになってしまいます。
リフォームするのに合わせて、いつも繰り返し爪とぎをするお気に入りの場所には、爪とぎ用のアイテムを取り付けてあげましょう。 ポールのようなものや板状のものなど、様々な爪とぎが販売されています。
置き方や角度など猫ちゃん好みに調整すれば、壁で爪とぎする行動を減らせるかもしれません。
また、他のおもちゃで遊ぶようにしてストレスを軽減したり、こまめに爪切りすることで対応できる場合もあるようです。
ペットと暮らしていて、帰宅した際に臭いを感じたことはありませんか?
ワンちゃん猫ちゃんは、人間のように毎日お風呂に入るわけではありません。 人の体臭と同じように、独特のペット臭がしてしまうものです。
一緒に暮らしていると気づきにくくなりますが、外出先から戻った時やお客様がいらした時には、気になってしまうかもしれません。
大建工業さんのペット用壁紙「さらりあ~と」は、消臭性が非常に高く、ペットと暮らしている方におすすめしたい壁紙です。
調湿:さらりあ~とは呼吸して湿度を調整します
さらりあ~との表面には微細な空気孔が空いているので、湿度が高い時は湿気を吸い、湿度が低い時は湿気を放出します。
その吸水力は、通常のクロスの6倍!人もペットも快適な40%~70%の湿度を保ち、結露やカビを防ぎます。
消臭:臭いの原因物質を吸着して空気をキレイに
生活4大悪臭と呼ばれているトイレ臭、排泄臭、生ゴミ臭、ペット臭の原因となる化学物質をすべて吸着することができます。
さらに、ホルムアルデヒドなどの有害な化学物質も吸着するので、キレイな空気の室内を実現できます。
どちらも人間とペットの両方にとって嬉しい性能ですね。
ペットが長時間過ごすお部屋や、臭いの気になる場所にピンポイントで使うのもオススメですよ。
ペットと暮らすお住まいのリフォームには、塗り壁もオススメです。
塗り壁でよく知られているのは、漆喰や珪藻土、土壁などです。
塗り壁には様々な性能がありますが、中でも調湿性と消臭性がもたらすきれいな空気は、人間とペット双方に大きなメリットがあります。 シックハウス症候群の原因にもなる有害な化学物質を吸着する性能も魅力的ですね。
塗り壁はクロスと比較して工期が長くなることや、メンテナンスに手間がかかるなどのデメリットもありますが、近年ではこうしたデメリットを軽減した塗り壁も登場しています。
ペットと暮らすお住まいをリフォームする際には、ぜひ塗り壁についてもご検討くださいね。
「キャットウォーク」は、もともと、点検や作業のために高所に設けられた狭い通路を指していました。 劇場のステージの上に設けられた通路をイメージされるかもしれません。
一般の住宅でも、吹き抜けの部分などに通路を設けることがあります。 飼い猫がその通路を通り抜けて、文字通りの「キャットウォーク」になることも。
今では、特に必要がなくても、猫ちゃんの通路兼遊び場としてキャットウォークを作るケースが少なくないようです。
猫ちゃんは、ワンちゃんのように平地を走る平行運動よりも、ジャンプしたり飛び降りたりする上下運動を好みます。 これが猫ちゃんにとってストレス解消にもなっているそうです。
壁面にキャットウォークを設置したり、梁や棚をキャットウォークとして使えるように設計したり、お住まいのスタイルによって様々な工夫が可能です。
いくつも段を作って上り下りできるようにしたり、寝転べるスペースを作ったりと、猫ちゃんの性格に合わせて、楽しみながら計画しましょう。
どんな素材を使ってどのようにキャットウォークを作るかは、住宅次第です。 キャットウォーク作りは、実績のある工務店などに依頼した方がいいでしょう。
また、猫の体重は、成猫で3~5キロになりますので、設置場所の壁は必ず補強します。
キャットウォークは通常、高い位置に取り付ける場合が多いと思いますが、脚立や椅子などに乗れば手の届く位置にすることをオススメします。 合わせてお手入れのしやすい素材を使うと、キャットウォークを清潔に保つことが出来ます。
昔は犬を外飼いしたり、猫を自由に外出させているという方も多かったものですが、今は室内でペットを飼っているという方がほとんどです。
家の中では、ペットが自由に出入りできる場所とそうでない場所を区切りたい、ということも多いのではないでしょうか。 そんな時には、リフォームでペットフェンスを設置すると便利ですよ。
戸建て住宅なら、階段の下にペットフェンスを置くのがオススメ。 1階はペットが自由に移動できるスペース、2階は人間だけのスペース、と明確に区切ることが出来ます。
ペットが食いしん坊なら、キッチンに入れないよう、キッチンの入り口にペットフェンスを設置するのがいいでしょう。
玄関まわりにペットフェンスを置けば、ペットが不意に外へ出てしまったり、来訪者に飛びついて驚かせてしまうという心配もなくなります。
猫ちゃんは結構なジャンプ力があり、ちょっとした引っ掛かりがあれば垂直な壁も登ってしまいます。
猫ちゃんとお暮らしなら、ペットフェンスではなく、室内網戸の設置がオススメです。 猫の爪にも耐えられる丈夫な室内網戸を選ばれるといいでしょう。
運動量の多いワンちゃんとお暮らしの方は、お庭やカーポートなどをペットフェンスで区切ると、自由に走り回れる庭にできます。
犬にとって運動不足はストレスの元になります。 安心して庭で遊んだりできる環境があれば、ワンちゃんにも人間にもうれしいですね。
外出時には、ペットのいるお部屋を締め切っておくという方もいます。 しかし、お部屋を締め切っていると、換気が出来ないのでニオイがこもってしまいます。
ペットが入ってはいけないお部屋だけをペットフェンスで区切れば、ドアを安心して開放することができます。 適度に換気することは、結露やカビを防ぐことにもつながりますよ。