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最終更新日:2017/12/14

リフォームで耐震等級3にできますか?(文京区・N様)

築20年になる文京区の戸建てに住んでいます。 東京でも、東日本大震災や熊本地震のような大きな地震が来るのではないかと心配しています。
耐震等級3の家が地震に強いと聞きましたが、今住んでいる家を、リフォームで耐震等級3にすることはできますか?

(文京区・N様)

A. 耐震等級にこだわらず、ご自分のお住まいに合わせた適切な耐震補強をおすすめします。
耐震等級とは、品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)で定められた、建物の強さを示す指標です。
耐震等級は「損傷防止」と「倒壊等防止」の2つに分類され、それぞれ等級1から等級3までがあります。

等級1 ・建築基準法に定められた性能を満たす基準
・数百年に一度の地震(震度6強から7程度)の地震力に対して崩壊しない
・数十年に一度の地震(震度5強程度)の地震力に対して損傷しない
等級2 ・等級1の地震力の1.25倍の地震に対抗できる
等級3 ・等級1の地震力の1.5倍の地震に対抗できる。

損傷とは...大規模な修復が必要なくらい家がダメージを受けること。
倒壊とは...家が倒れるなど、命を失う危険があるくらい家が壊れること。

※品確法について詳しくは国土交通省のサイトをご覧ください。


耐震等級が定められたのは平成12年(2000年)と比較的新しく、耐震等級3を取得するには設計段階から規定に合わせる必要があります。

耐震リフォームが必要な既存住宅は、耐震等級1(=建築基準法に定められた性能を満たす基準)相当で設計・施工されています。
耐震等級1と同等であれば、数百年に一度の地震であっても倒壊はしない強さということになります。


しかし、熊本地震では耐震等級1または耐震等級2の家に倒壊したものが見られました。これは、複数回の大きな揺れが起こったことが原因と言われています。

建築基準法の第1条に「建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もつて公共の福祉の増進に資することを目的とする」とありますが、建築基準法に定められた性能を満たしていても、震度6、震度7という地震が続けて起こった場合には、生命や財産を失う危険もあります。
住宅の耐震等級に関わらず、地震の際には迅速な避難を心がけましょう。

※建築基準法第一条はこちらでご確認いただけます。


熊本地震のように、続けて何度も揺れる地震に対しては「制震」が効果的です。
制震では、地震のエネルギーを吸収して、建物の揺れを軽減します。文字通り、地震を制する技術です。

また、地震の時に揺れにくくする「免震」では、建物の下に地震の揺れを吸収する免震装置を設置します。
しかし木造住宅では、費用面でも工法的にも一般的ではありません。

※耐震・免震・制震の違いについてはこちらから。動画で解説しています。



地震に対する強度には、築年数、大きさ、壁の数や開口部の大きさなど、様々な要素が複雑に関わっています。
それぞれの住宅によって、強い部分、弱い部分は異なります。
耐震等級にこだわらず、ご自分のお住まいに合わせたオーダーメイドの耐震リフォームをおすすめいたします。

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カテゴリー:耐震診断・耐震補強

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