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畳のサイズとお手入れ方法

最終更新日:2018/09/12

最近ではフローリングの住宅が多くなりましたが、和室が好き、和室の良さを感じるという方も、まだまだ多くいらっしゃいます。

かしこまった和室はいらないけれど畳の空間が欲しいと、リビングの一角を畳スペースにしている方もいらっしゃいます。

そんな、畳を好まれるみなさんのために、畳の種類によるサイズの違いと、畳のお手入れ方法をご紹介します。

畳のサイズ

畳は一種類と思うかもしれませんが、畳にはいくつもの種類があり、それぞれにサイズが異なります。 小さな畳の6畳は、大きな畳の6畳と比較して、約8割の面積しかありません。

畳には、どのような種類があるのか、大きさを比較してみましょう。

畳の種類

京間・本間6尺3寸×3尺1寸5分191cm×95.5cm
六一間6尺1寸×3尺5分185cm×92.5cm
中京間・三六間6尺×3尺182cm×91cm
江戸間・五八間5尺8寸×2尺9寸176cm×88cm
団地間・五六間5尺6寸×2尺8寸170cm×85cm
琉球畳880cm×880cm

※大きい順に並べています。

なぜいろいろなサイズがあるの?

 

なぜ畳ひとつで、これだけの種類とサイズの違いがあるのでしょう?  

昔は地域によって家の建て方が異なり、畳を目安にして家を建てる方法と、家を建ててから畳を敷き詰める方法がありました。 このため、地域によって、畳の種類とサイズが異なるのです。

京間・本間は主に関西で使われている畳です。他の畳と比較して大きいものになります。 この影響を受けて、山陰地方で使われるようになったのが六一間。中部地方では中京間・三六間が使われるようになりました。

江戸間・五八間は、関東地方で使われているものです。家を建ててから畳を敷いていた頃の名残りだと言われています。

一番小さい団地間・五六間は、主に集合住宅で使われています。一戸建てとアパートやマンションでは、同じ6畳の部屋と言っても、広さが違う場合があるので注意しましょう。

参照:琉球畳

畳の表記

不動産物件を探す際、畳数の表示にコンマがついているのを見たことはありませんか?

4.5畳は4畳半のお部屋ということになります。畳は横のサイズが縦のサイズの半分なので、正方形のお部屋に畳4枚半がきれいに収まるのです。

中には、4.75畳などという表記もありますが、これは首都圏不動産公正取引協議会などの団体によって、広告上の表記が「1畳=180cm✕90cm=1.62平米」と定められているからです。

畳の厚み

大きさだけではなく、畳の厚みも様々です。基本的には55mmですが、住宅の仕様にあわせて、15mm~60mmまで調整することが可能です。

また、一般住宅用の畳は、サイズも厚みも自由に選べるオーダーメイドになっています。

畳のお手入れ

ほんの少し前、昭和の時代は、畳を上げて日に干す光景が普通に見られました。

春と夏の年2回、庭などに畳を干し、表が傷んできたら裏返せば、20年以上も使い続けることができるそうです。

できれば畳をこまめにお手入れして、長く大切に使いましょう!

普段のお掃除は・・・

普段は、掃除機でお掃除することができます。掃除機はやさしく畳の目にそってかけましょう。

畳を拭くときは、乾いた雑巾で、目にそって拭きます。ひどい汚れは薄めた酢を使って拭くとさっぱりしますよ。 縁(ヘリ)の汚れは、ブラシに洗剤をつけて叩き、その後で拭き取ります。

しみや汚れのお掃除は・・・

畳にしみや汚れをつけてしまった時は、しみや汚れの種類によってお掃除方法が異なります。 間違った対処をすると、あとが残ってしまったりするので気をつけましょう。

  • カビが生えてしまったら

    畳にカビが生えてしまったら、ブラシで畳の目にそってカビを取り、消毒用アルコールまたは畳用の防カビ剤を布にしみ込ませて、拭き取ってください。 濡れ雑巾は使わない方が良いです。

  • 家具の跡がついてしまったら

    家具の跡で凹んだところに、適度に霧吹きして、濡れタオルを当てます。しばらく置いてからアイロンをかけてください。

  • インクをこぼしてしまったら

    インクの部分を牛乳で湿らせて拭き取ります。または、インクの部分をレモン汁で湿らせ、10倍に薄めた塩素酸ソーダで拭いてください。

  • 醤油をこぼしてしまったら

    こぼした醤油の上に、小麦粉やベビーパウダーなどを振りかけます。粉に醤油が染み込んだところを、掃除機で吸い取るのがおすすめです。

  • 灯油やおしっこをこぼしてしまったら

    粉末の洗剤やクレンザー、塩、小麦粉などをすぐに振りかけます。粉が液体を充分に吸い取ったら、掃除機をかけます。その後、固くしぼった布で何度も拭いてください。

  • 焼け焦げをつくってしまったら

    畳の焼け焦げは、簡単に直せるものではありません。焼け焦げが小さい場合は、テープなどを貼って、穴を大きくしないようにするのがいいでしょう。

畳のカビ・ダニ

畳はカビが生えたり、ダニが出たりしやすいのでは?と心配する方もいらっしゃいます。 どういった環境がダニの発生を招いてしまうのか、どうしたらダニ対策ができるのかをご紹介します。

輸入の畳は注意

比較的安価な輸入の畳が使われている場合は注意が必要です。 輸入の畳は、国産の畳よりも安価なため、集合住宅やアパートの畳として多く使われてきました。

しかし、輸入の畳には外国産のイグサが使われています。イグサの育った風土の違いから、ダニが発生しやすいと言われているのです。

また、ダニの発生を抑えるために、強い殺虫剤や化学薬品などが使われている畳もあります。 安いからという理由で、健康を害することのないようにしましょう。

参照:畳のメリットと国産の畳

機密性の違い

現代では、昔とは建築様式も異なり、窓にもサッシが使われることで、住宅の気密性が高くなっています。 日中留守がちのお宅では、夏などは直射日光で室内が温室状態になってしまいます。 湿度と温度が上がって、ダニやカビが発生しやすい状態になっているのです。

会社勤めの方などは、なかなか毎日、日中に窓を開けて掃除するというわけにもいきません。 これも、畳のカビ・ダニの発生を招く原因の一つになっています。

カビ・ダニを防ぐには

畳のカビ・ダニ防止のためには、畳を上げて干すのが一番です。畳が乾燥すれば、ダニは寄り付かなくなります。 しかし、広いお庭がある家でないと、畳を干すのも難しいですね。

夏の暑い日に外出するときは、各部屋の入り口を開けておくと良いでしょう。 温度の高い部屋から温度の低い部屋へ空気が対流し、室内の温度が全体的に下がります。 家のどこか高いところの窓を少し開けておくのも有効です。ただし、防犯には注意しましょう。

昔の日本の家は、木や紙など、すべて通気性をもった素材でできていました。 一年を通じて、家が乾燥と吸湿を繰り返していたのです。 日本特有の気候と風土に合わせた家を造り上げた、先人の知恵があったのですね。


カテゴリー:床の素材

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