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コルクタイルのメリット

最終更新日:2022/06/24

「コルク」といえば、ワインの栓に使われている、というのが一般的なイメージです。

しかし、コルクはリフォームにも使われています。 今、建材としても人気急上昇中なのが、コルクを使ったフローリング材「コルクタイル」なのです。

様々な特性を持つコルクタイルは、エコリフォームでもおすすめのフローリング材です。 日本ではまだまだ馴染みがないコルクタイルについて、詳しくご紹介します。

コルクタイルのおすすめポイント

コーディネーター千葉容子が、床にコルクタイルを使用するメリットをご紹介します。

コルクタイルって?

コルクタイルは、地中海沿岸に生育するコルク樫の樹皮を原料としています。

コルク樫の皮を剥がすと、数年でまた皮が厚くなり、木の寿命が尽きるまで、繰り返し皮を採取できます。 木そのものを伐採せずに、何度も採取できるので、環境面にも優しい天然素材です。

コルク樫の皮から造ったコルクチップをワックスなどで焼き固め、タイル状にした建材がコルクタイルです。 また、単にコルクを使用した床のことは「コルクフロア」と呼ぶこともあります。

コルクタイルには、コルクの色を活かした茶色いものが多いですが、写真のように白く色をつけたコルクタイルもあります。

コルクタイルの魅力とは?

コルクタイルには無数の気胞があるため、断熱性と保湿性、適度な弾力性に恵まれています。 足触りがソフトで、冬にはほのかにあたたかく、夏にはさらっとさわやかに感じられるのも大きな魅力です。

また、コルクが耐水性にも優れていることは、何十年も寝かせるワインの栓に使われていることからもわかります。 水まわりのフローリングにも使える素材なのです。

防音性も高く、ものを落とした音やお子様の足音なども軽減することができます。 ペットのいるご家庭では、爪の音が気にならなくなったという声も聞かれています。

お手入れが簡単で掃除がしやすい、天然素材のため化学物質を発しない、というのもうれしい特徴ですね。

もちろん、メリットだけではなくデメリットもあります。コルクタイルのデメリットについては下記のページをご覧ください。

参考:コルクタイルのデメリット

居室、キッチン、トイレ、浴室・・・様々な箇所に最適です

コルクタイルはやさしい肌触りと温もりで、、室内のどんな箇所にもご利用いただけます。 特に、お子様やご高齢のご家族とお住まいの方にオススメです。

床で遊ぶ機会が多いお子様は、足触りのいいコルクタイルで、裸足になってのびのび遊ぶことができます。 コルクタイルは冬でもヒヤッとした感触がないので、ご高齢の方にも安心です。

オープンな対面式のキッチンにコルクタイルを採用される方もいます。 キッチンで発生する音や、ものを落としたときの衝撃を吸収するので、リビングでもキッチンの音が気になりません。

コルクタイルは水に強いので、洗面室やトイレにももちろんオススメです。 近頃では、浴室の床に使われる浴室専用のコルクタイルもあります。

コルクタイルの選び方

色や表面処理によって、様々な種類のコルクタイルがあります。

自然のままのコルクは薄茶色の素材ですが、焼き加減で濃淡をつけ、薄茶色から濃い茶色までのバリエーションが用意されています。 最近は白色などで着色塗装したものも出てきました。

表面処理には、ワックス焼込みタイプやウレタン仕上げ、アクリルUV塗装仕上げなどがあります。 自然な風合いを活かしたければワックス焼込みタイプ、耐久性を求めるならばウレタン仕上げなど、お好みや用途に合わせて選べます。

なお、市販の安価なコルクマットは、コルクタイルとは異なるものです。下記のページをご参照ください。

参考:コルクタイルと市販のコルクマットの違い

エコリフォームでは、自然な風合いやコルクの生地の感触を損なわない、ワックス焼込みタイプのコルクタイルを特にオススメしています。 素足で暮らす日本人の生活にぴったりのコルクタイル。ぜひ、コルクタイルの良さを実感してみてくださいね。

※なお、エコリフォームでは東亜コルクさんのコルクタイルをよく採用しています。

コルクタイルを採用された事例

エコリフォームでは、これまでの多くのお客様にコルクタイルをオススメして、 「冬でも床が冷たくないのよ」「スリッパをはかなくなったわ」「床に座る機会が増えたね」などのご感想をいただいています。

コルクタイルを選ばれた方のリフォーム事例をご紹介します。