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最終更新日:2018/01/24

ご高齢者の方の住まいのフォームに適したキッチンスタイルは?(江戸川区・C様)

実家が江戸川区にあり、高齢の両親が住んでいます。
この実家のリフォームをするにあたり、高齢の母でも使いやすいキッチンを取り付けてあげたいと思っています。
どんな形、設備のものが最適でしょうか?

A. 作業台の下がオープンなものが使いやすいです。

■ ご高齢の方に適したキッチンの形

年齢を重ねてくると足腰が弱まり、 長時間の立ち仕事が身体に負担をかけるようになります。

実際、洗い物をするときに、流し台の下の扉に膝が当たってまっすぐに立てず、 腰をかがめなければならず、その状態で作業を続けると腰に非常に負担がかかるというお悩みを伺ったことがあります。

従来のキッチン設備というものは、カウンター(作業台・流し台)と その下部にある収納の扉が面一に揃っていて、 作業中にどうしても膝に扉が当たってしまいます。

収納扉が作業台やシンクから少し奥まっていると 膝があたらずに楽な姿勢で作業できますし、 作業台の下をオープンなスペースとし、 高さを75センチ位から85センチ位にしてやることで座って楽に作業できます。

※適切な高さは使う方によって異なりますので、ショールームなどで実際にお使いなる方が立って確認される事をおすすめします


■ 水栓は操作がカンタンなものがおすすめ

ご高齢になると握力も弱ってきてしまいますので、お湯と水の量を ハンドルを握ってひねってそれぞれ調整する混合水栓よりも、 レバー一つで水量・温度調整の操作ができるシングルレバー水栓が便利です。

レバーは蛇口近くについているタイプの水栓を選ぶと 座ったままで操作するときにも楽に操作できます。

他にも、ポンとタッチするだけでお水を出すタイプの水栓や センサーで反応して触らずにお水を出せるタイプ、 足で踏んで操作するタイプの水栓もあります。


■ 加熱機器は

加熱機器(コンロ)は表面が平らになっているものを選ぶと 重いお鍋やフライパンの移動にスライドできて便利です。

調理中に炎が着ている洋服に燃え移るといった事故が起こることもありますので、 火を使わないIH(電磁調理器)を採用されると、表面も平らですし楽ちん安心です。

IH調理器になじみがなく、操作に不安を抱かれる場合もご安心を。
各キッチンメーカーさんによるIHお料理体験教室なども開催されていますので、お気軽に体験していただけます。

IHの注意点としては、IH専用のお鍋は従来のお鍋に比べて 重いものが多いということです。 これも、実際にメーカーさんのお料理教室で使用感を試してみると良いかと思います。


■ 高い位置に設備を取り付ける場合は注意が必要です

これはご高齢者の方に限ったことではないのですが、吊戸は高い位置につていては手が届かず不便です。 目の高さくらいの位置に奥行の浅い棚か吊戸がついていると使いやすい収納になります。

どうしても高い位置の設置せざるを得ない場合、電動昇降機付きの吊り戸棚もありますので、検討されてみてはいかがでしょうか。

また、換気扇も基本的には高い位置についていますが、 リモコンで操作できるタイプのものを選ぶと座りながらでも操作ができるので便利です。


■ 各メーカーでもご高齢者の方に対応したキッチンが用意されています

サンウェーブ(LIXIL)では「WELL LIFE」という車いす・高齢者配慮用キッチンを販売しています。
座ったままで楽に作業できる工夫がなされたキッチンです。

またキッチンメーカー各社で、シンク下を空けることで、座って作業できる仕様を選べるようになっています。

キッチンメーカーで販売されている既製品を選ぶのも一つの方法ですが、 自分のサイズに合わせて使い勝手の良いキッチンをオーダーメイドするという方法もあります。


■ キッチン周りの環境にも配慮しましょう

設備機器だけでなく、足腰の負担を軽減する床材を選ぶことも大切です。
私どもでよく採用しているコルクタイルは弾力性があるため足腰の負担を軽減してくれますし、 耐水性にも優れているのでキッチンにはぴったりの素材です。

あと、忘れてはならないのが明るさです。
高齢者は若年者の2~3倍の照度(明るさ)が必要と言われています。
同時に白内障など高齢者に多い眼の症状のために眩しさも感じやすいのです。

眩しさを感じさせないようにカバーがついた明るい器具を選んだり、 光が直接目に入らないよう取り付け方に気を配ったり、 照明が反射して眩しくないような壁の素材、色を選ぶことも重要です。

おひとりおひとりの使い勝手の良いキッチンづくりをお手伝いさせていただきますので、 お気軽にご相談ください。



カテゴリー:キッチン ・LDK

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