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最終更新日:2021/09/27(2014/02/28公開)

素材別・床のお手入れ方法

素材別・床のお手入れ方法

フローリング、カーペット、タイル、畳・・・。
おうちの床にはどんな素材が使われていますか?
素材によって異なる、住まいの床のお手入れ方法をご紹介します。

無垢フローリングのお手入れ方法

まずご紹介するのは、エコリフォームでも多くの方におすすめしている無垢フローリングです。

無垢のフローリングは、表面の塗装方法によってお手入れの方法が異なります。 下記のページでもご紹介しているので、あわせてご参照くださいね。

無垢フローリングのお手入れ方法

●自然塗装の場合

オイルや蜜蝋ワックスを使った自然塗装で仕上げた場合のお手入れ方法です。

無垢のフローリングに水分はNGです。普段のお手入れは、乾拭きと掃除機で十分です。 乾拭きで汚れが落ちない時は、固く絞った雑巾で水拭きしましょう。

濡れたままの状態で放置すると、床板が反ったり割れたりする原因となります。 水がついた時はすぐに拭き取りましょう。

薬品を含んだ化学モップも、色ムラが発生する原因になるので避けましょう。

自然塗装の無垢フローリングを採用したリフォーム事例

◎クリーナーとワックスがけ

月に1度クリーナーで汚れを落とし、年に1度ワックスをかけると良いでしょう。

エコリフォームでは、リボスのオイルを使って塗装を行い、同じメーカーのクリーナー「グラノス」を使用しています。(画像はリボス公式サイトより)

グラノスはワックスとしても使える優れものです。リボス社の自然塗料については下記でご紹介しています。

ドイツ リボス社の自然塗料

●ウレタン塗装の場合

ウレタン樹脂を塗装して仕上げた場合も、基本のお手入れは自然塗装と同じです。

頑固な汚れは、薄めた中性洗剤を含ませてから固く絞った雑巾で拭いてください。 その後は乾拭きすることをお忘れなく。中性洗剤以外の洗剤の使用は避けてください。

ウレタン塗装の無垢フローリングは、ワックスをかける必要はありません。ワックスをかけることでムラが出る場合もあるので、使用しない方が賢明です。

ウレタン塗装の無垢フローリングを採用したリフォーム事例

合板フローリングのお手入れ方法

合板フローリングも、普段のお手入れは乾拭きでOKです。化学モップもドライタイプなら使えますが、水で濡れたところに使用すると変色の原因になります。

頑固な汚れは、薄めた中性洗剤を含ませてから固く絞った雑巾で拭き、そのあと洗剤成分を拭き取ってください。

ワックスかけは半年に1度が目安です。市販のワックスを使用して問題ありません。 水性樹脂ワックスは塗りやすい上に乾きも早く、乾拭き不要なのでおすすめです。

ワックス不要の合板フローリングもあるので、ご自宅にどのような製品が使われているか確認しておきましょう。

その他の素材のお手入れ方法

コルクタイルやカーペット、クッションフロアなど、その他によく床材として採用されている素材のお手入れ方法をご紹介します。

●コルクタイル

コルクタイルの普段のお掃除は、掃除機をかけるか、固く絞った雑巾で水拭きするだけでOKです。

コルクタイルは水に強いため、水まわりやキッチンの床によく採用されますが、水濡れを長時間放置すると、変色やシミ、ひび割れなどが起こることがあります。水分は速やかに拭き取ってください。 お醤油などの調味料の汚れもシミになりやすいので、注意が必要です。

年に1~2回ワックスがけをすると、きれいな状態が長持ちします。

高温スチーム洗浄機は、変色や変形が発生する場合があるため、避けた方が良いでしょう。

コルクタイルの特長については、下記のページもあわせてご覧ください。

コルクタイルのメリット

居室にコルクタイルを採用したリフォーム事例

●カーペット

カーペットを長持ちさせるためには、通気を良くすることが大切です。 家全体をよく換気して、カーペットに湿気がこもらないようにしましょう。 カーペットを乾燥させておくと、掃除機でゴミを吸い取りやすくなります。

置き型のカーペットの場合は、時々裏返しにして、裏側にも風を通しましょう。

カーペットを干す場合は、退色しないように陰干しするのが基本です。 まず表を向けて干し、ある程度湿気が取れたら、ふとんたたきなどで中のホコリをたたき出し、裏返します。 両面で2~3時間くらい干せば十分です。干した後は、両面に掃除機をかけてください。

掃除機をかける時は、カーペットの目と逆にかけます。ダニが集まりやすい隅の方などは、まめに掃除機をかけると良いでしょう。

●クッションフロア

クッションフロアは水まわりの床に使われることが多いことからもわかるように、もともと汚れにくい素材です。 普段は水拭きして掃除機をかければOKです。

汚れがひどい時は、薄めた中性洗剤を含ませた雑巾で拭きます。 洗剤が残ったままになると変色する恐れがあるので、固く絞った雑巾で洗剤成分をふき取りましょう。

クッションフロアは、基本的にワックスをかける必要はありません。

洗面脱衣室にクッションフロアを採用したリフォーム事例

●タイル

タイルの床の基本的なお手入れは、クッションフロアと同じように、水拭きや掃除機でOKです。

頑固な汚れは、不織布やメラミンスポンジで落としましょう。 目地に汚れがしみ込んでいる場合は、汚れをたたくようにして落とします。 目地には汚れがしみ込みやすいので、汚れたらすぐに拭き取るのがきれいを保つコツです。

浴室タイルの石鹸カスや皮脂汚れは、浴室用の中性洗剤かクレンザーで落とします。 トイレタイルの汚れは、トイレ用の酸性洗剤を使うと良いでしょう。

在来工法の浴室にタイルを採用したリフォーム事例

●畳

掃除機をかける時は、畳の目にそって優しくかけましょう。1畳あたり1分ほど掃除機をかけると、ダニやホコリをよく吸い取ることができます。

拭き掃除する時は、乾拭きするか、固く絞った雑巾で水拭きします。濡れた雑巾で拭くと畳の光沢がなくなってしまいます。

天気の良い日は、窓を開けて風を通しましょう。室内を換気すると、カビ・ダニの予防にも役立ちます。

年に1~2回、畳を日干しすると良いのですが、スペースがない場合は、片側を持ち上げた下に空き缶などを立てて空間をつくります。 扇風機を使って風を通し、数時間そのままにして乾燥させます。

畳のお手入れ方法については、下記のページでもご案内しています。

畳のメリットと国産の畳、お手入れ方法

寝室に畳を採用したリフォーム事例

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