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無垢フローリングのメリット・デメリット

最終更新日:2021/06/30

根強い人気の無垢フローリング。「今度のリフォームでは、ぜひ無垢フローリングに張替えたい!」というお問い合わせも多くいただいています。

一方で、中には、無垢フローリングにネガティブなイメージをお持ちの方もいらっしゃることでしょう。

無垢フローリングのメリットとデメリットを詳しくご紹介します。

無垢のフローリングリフォームの事例です

合板フローリングとの違いは?

フローリングには、主に「無垢」と「合板」の二種類があります。どちらも木で作られたフローリングで、一般的には合板フローリングの方が多く使われています。

「合板フローリング」は、名前の通りベニヤ板を何枚か貼り合わせて厚みを出した上に、0.3mm~2mm程度の薄い天然木を貼って形成します。 板を貼り合わせるために、接着剤が使われています。

一方、「無垢フローリング」は、天然木100%の板のみが使われています。混じりものが無いという意味も込めて「無垢」と呼ばれています。

横から見たサンプルの写真で、違いを確かめてください。

無垢フローリングの特性

100%の天然木からできている無垢フローリングには、木ならではの優しい印象で、暮らしに癒やしをうるおいを与えてくれます。

さらに、木は天然の素材のため、建材として加工されてもその特性を失いません。天然木の持つ優れた特性は、屋内でも十分に発揮されます。

調湿性

無垢フローリングの特性の一つが「調湿性能」です。

梅雨から夏にかけての暑くて湿気の多い季節には、湿気を吸収して、空気をサラッとさせてくれます。 逆に、寒くて乾燥する冬は、湿気を放出し、お住まいの空気を快適に保つ助けになってくれます。

なお、湿気を吸い込むと、無垢のフローリングは少しだけ膨張します。 そのため、施工する際は、ほんの少しだけ隙間を空けて張ります。隙間が無いと、膨張したときに反ってしまう可能性があるのです。

肌触り

さわった際の感触が本当に気持ちがいいのも、無垢フローリングの特徴です。 合板は無機質な手触りですが、無垢はほんのりと温かみを感じることができます。

これは、天然の木材が空気を含むから。このため、特に冬に感じる床の冷たさを軽減してくれます。 夏は夏で、サラッとした気持ちの良い感触を楽しむことできますよ。

経年でより味わい深く

天然の木材である無垢は、経年するごとに、色が少しづつ変わっていきます。 これは木材が劣化するわけではなく、紫外線を受けて成分が変化するためです。 この色合いの変化が、無垢の床を味わい深い雰囲気に変えてくれるのです。

無垢フローリングの仕上げ

無垢フローリングは天然素材なので、フローリングとして施工しても、木が「呼吸」を続けています。 そのまま放置して、板が反ったり隙間が空いたりするのを避けるため、仕上げ処理を行います。

無垢フローリングの仕上げには、自然塗装とウレタン塗装の2つの方法があります。 それぞれの方法をご紹介します。

自然塗装仕上げ

無垢フローリングを保護し、反りや汚れを軽減するために、オイルやワックスで塗装をかけるのが自然塗装仕上げです。

エコリフォームでよく採用しているのは、ドイツ・リボス社の自然塗料です。 リボス製品は、天然植物油と天然蜜蝋ワックスをベースに、天然成分100%で作られていて、塗った後はクリアでしっとりとした質感になります。 自然塗料での仕上げは木の呼吸を妨げないため、木の良さを存分に味わうことができます。

汚れがつきやすいのがデメリットで、ひどい汚れを落とす場合は、表面をヤスリなどで削ることになります。 また、水がしみこみやすいので、水まわりの床には向きません。

参照:ドイツの自然塗料リボス

ウレタン塗装仕上げ

表面をウレタン樹脂で塗装して仕上げたものです。自然塗装よりも、表面にツヤがあります。 木の表面に塗膜ができているため、汚れが付きにくく、水濡れにも強いのが特長です。

しかし、木の呼吸が塗膜によって妨げられるため、 調湿性が低くなります。 また、夏場に表面がべたつく感じや、冬場に若干ヒヤッとする感じがあったりします。

掃除が簡単で、汚れがつきにくいため、ペットや小さなお子様とお暮らしの方は、ウレタン塗装を選ばれることが多いです。

どちらの仕上げを選ぶ?

自然塗装仕上げと、ウレタン塗装仕上げのどちらを選ぶかは、無垢フローリングに求める性能によります。 木の良さを十分に味わうなら自然塗装、メンテナンス面を優先するならウレタン塗装を選ぶのがいいでしょう。

キッチンや洗面などの水まわりは、水に強いウレタン塗装が適しています。 リビングなどの居室は、無垢の快適さを充分味わえる自然塗装仕上げがおすすめです。 水まわりと居室で別々の仕上げを選ぶことも可能です。迷われた場合は、お気軽にご相談ください。

無垢フローリングのデメリット

無垢フローリングのデメリットは、柔らかく、キズがつきやすい点です。 とは言え、無垢の場合は、キズもあまり目立たず、それがまた味わいになっているという方もいらっしゃいます。

また、無垢フローリングは天然木のため、経年で若干の狂いが出ることがあります。 合板フローリングはもともと、そういったキズや狂いが生じないようなフローリングとして開発されたものなのです。

さらに、合板フローリングと比較すると、お手入れに手間がかかる点もデメリットとして挙げられます。

無垢フローリングをおすすめする際は、こうしたデメリットもご説明させていただきますが、それでもやはり無垢の良さを評価されてリフォームに取り入れ、快適にお暮らしいただいているお客様がたくさんいらっしゃいます。

マンションで無垢フローリングを使う

マンションでは、下階への騒音面での配慮として、遮音性能のある床材を使用する規定が設けられている場合がほとんどです。

優れた特徴を持つ無垢フローリングですが、遮音性能は認められていないため、マンションで無垢フローリングを採用される場合は、フローリングの下に遮音材を敷くなどの対策を取る必要があります。

ユニフェルトケナフA

ユニフェルトケナフAは、遮音材のフェルトと、制振材のアスファルトでできた遮音マットです。 ケナフは紙の材料にもなる植物から造られます。アスファルトは原油から生成されますが、天然物に近い安定した素材です。

このユニフェルトケナフを無垢フローリングの下地として使用することで、防音等級LL-45を満たすことができます。

木の香 防音マット

遮音制振マットと、木くずを固めた耐水パーティクルボード、エアクッションの3つからできている防音マットです。 こちらもLL-45の基準を満たす性能を持っています。

置き床工法

築年数の長いマンションでは、水まわりの配管スペースを確保するため、一部の床が高くなっていることがあります。 こうしたマンションで、防音規定をクリアしつつ、床の段差を無くしてバリアフリーにしたい、という場合は、置き床工法を用います。

様々な無垢フローリング

様々な種類の木が、無垢フローリングとして加工されています。 使われる木の種類によって、特徴や色合いが異なり、使用に適した場所も違ってきます。 その一部をご紹介します。

無垢フローリングを採用された事例

エコリフォームで施工した大規模リフォームでは、ほとんどの方が無垢フローリングを採用されています。 無垢フローリングを選ばれた方のリフォーム事例を、木の種類ごとにご紹介します。


カテゴリー:床の素材

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