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耐震リフォームと通常のリフォームの違い

耐震リフォーム費用の内訳を大きく分けると、以下のようになります。

耐震リフォーム費用の内訳

【耐震工事】
柱や梁・基礎などの構造体の耐震補強や、屋根の葺き替えなど。

【通常のリフォーム工事】
キッチン・お風呂などの設備の交換や、間取り変更など。

【諸費用】
仮住まい費用や引っ越し代、家具家電代など。

耐震工事と通常のリフォームの違いとは?

【耐震工事】

  • 補強後でも、見た目や使い勝手はほとんど変わりない。
  • リフォームをした箇所が見た目からは分かりにくい。

【通常のリフォーム工事】

  • 見た目や使い勝手が向上する。

耐震工事は、既存の壁などを解体し、構造体に手を入れる工事です。 この工事費用には耐震補強後の内装費用も含まれますが、工事前と工事後での見た目や使い勝手の違いはほとんどありません。

耐震リフォームを行う場合、「どうせ工事をするなら」と、間取りを変更されたり、キッチンやトイレなどの設備を入れ替えたりと、より暮らしやすい住まいになるよう、通常のリフォーム工事も一緒に行うお客様がほとんどです。

耐震工事費用の目安を知るには

耐震以外のリフォーム工事や、仮住まいなどの諸費用については、ご希望によってそれぞれですが、耐震工事にかかる費用の目安を知るには、主に以下の2つの方法があります。

補強したい場所から計算する方法
耐震診断の評点から計算する方法

ここでは一般財団法人 日本建築防災協会による工事単価のデータを使用した計算方法をご紹介します。

● 補強したい場所から計算する方法

耐震工事の場所別単価

【屋根】1.5~2万円/m2
従来の瓦葺きの屋根を、軽い屋根材に葺き替えます。

【外壁】13~15万円/幅910mm
外壁側から筋交いや構造用合板により補強します。(外壁仕上げ工事費を含む)

【内壁】9~12万円/幅910mm
押入れや室内側から筋交いや構造用合板により補強します。(内装仕上げ工事費を含む)

【基礎】4~5.5万円/m2
無筋コンクリートへの増し打ち補強、耐力壁を新設する部分の基礎の新設など。

出典:日本建築防災協会 『木造住宅の耐震改修の費用 -耐震改修ってどのくらいかかるの?-』

日本建築防災協会のデータによると、外壁工事費用は幅910mmあたり、平均13~15万円。内壁は幅910mmあたり平均9~12万円となっています。
また、屋根の工事は1m2あたり1.5万円~2万円、基礎の工事は1m2あたり平均4~5.5万円です。

これをもとに、都内の一般的な住宅で考えると、壁の耐震を行った場合、1軒あたり150~500万円、屋根の場合は100~150万円、基礎の耐震では100~150万円ほどかかると見込まれます。

1軒あたりの耐震工事費の目安

基礎屋根


350~800万円

基礎


250~650万円

屋根


250~650万円

のみ】


150~500万円

実際には複数の工事を一緒に行うことで工事単価が下がったり、耐震工事に追加して通常のリフォーム工事を行ったりするため、この金額はあくまでも目安として、詳細な金額は専門の業者に見積もりを依頼しましょう。

● 耐震診断の評点から計算する方法

1. 耐震診断を受ける

まずは建物の現状を把握するために耐震診断を行います。

診断費用は建物の大きさや建築年数、建物の種類により、一概ではありませんが、最近では市町村単位で助成金を出して、積極的に耐震診断を奨励しています。 まずは一度、そういった公的機関へご相談されることをおすすめします。

>耐震診断のご案内

東京都では、ほとんどの自治体で木造住宅の耐震診断について助成を行っており、昭和56年5月以前に建てられた木造在来工法の住宅は、無料で耐震診断を受けることができます。

23区内にお住まいの方は下記のページをご参照ください。
>東京23区の耐震助成情報

2. 診断された評点を計算式に当てはめる

耐震診断では、その建物がどの程度地震に耐えられるかという指標を「構造評点」という数値で表します。

構造評点ごとの耐震判定


評点 0.7未満

判定 倒壊する可能性が高い

評点 0.7~1.0未満

判定 倒壊する可能性がある


評点 1.0~1.5未満

判定 一応倒壊しない


評点 1.5以上

判定 倒壊しない

耐震診断の結果が出たら、耐震工事によって構造評点をいくつまで上げたいのか目標値を設定し、耐震改修前の評点との差と、住宅の延べ床面積、それに日本建築防災協会が設定した単位費用を使用して、耐震工事の概算費用を算出します。

耐震工事費用の計算方法

延べ床面積120m2で、耐震改修前の住宅の評点が0.5の住宅を、1.0に上げる時にかかる耐震工事費用の目安

単位費用
(円/評点・m2)

27,000

耐震改修後の
評点(目標)

耐震改修前の
評点

×(

1.0

0.5

延べ床面積

×

120

耐震工事費

162 万円

それでは実際に、以下のフォームで耐震工事費用の概算を計算してみましょう。

耐震工事費用計算フォーム(概算)

耐震改修後の評点(目標)
耐震改修前の評点
延べ床面積(m2

耐震工事費用 約 0 万円

入力が完了したら「計算する」ボタンを押してください

自治体で受け付ける無料の診断は、簡易的なものであることがほとんどです。 実際にリフォームを検討する際には、さらに詳細な耐震診断を専門の業者に依頼し、その診断結果により 対策を決めてから見積もりを取られることをおすすめします。

実際に耐震リフォームを行った事例

文京区 F様邸

建物種別
木造3階建て住宅
工事面積
13坪
築年数
50年以上
工事内容
耐震工事(1階のみ)
制振工事(1階のみ)
工事費用
約350万円

江戸川区 K様邸

建物種別
木造2階建て住宅
工事面積
19坪
築年数
50年以上
工事内容
耐震工事(1階・2階)
フルスケルトンリフォーム
工事費用
約2,000万円


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